かわいがられ勝ち
前職(大手出版社)でも現職(外資ベンチャー/もうすぐ“前職”になるけど…あはは)でも、
一番年下の私。
特に前職では、組織は大きいものの私が入る前の数年間は
新卒をとっていなかったため、編集職の最年少が30、とかそんな感じ。
そんなところに入ったこともあり、
わりと目をかけてもらっていた。
前職では同期が近くにいたんだけど、
私とは正反対の性格で、周りも
「本当に2人は全くちがうけど、2人で何話すの?話合うの?」
とかって言ってくるぐらい、まっっったくタイプが違ってた。
彼女は美人で、強気で、思った事をまっすぐに口に出す。
媚びたりへつらったり困ったり、一切しない。
無理難題もさらっと引き受けてさっとやって「やりましたけど」って言っちゃうタイプ。
確かに一緒に話してて、あまりに彼女がまっすぐだから、
私も息苦しくなることもあった。
上司がたじたじしてるシーンを見かけたこともある。
私はしばらくしてから違う部署に呼んでもらって、
それから雑誌まるごと手がけるような仕事をさせてもらえるようになっていくんだけど、
彼女はずっと一部署でアシスタントみたいな扱いだった。
で、彼女は私より早く辞めてしまったの。
彼女と私、
性格以上に決定的な違いがあった。
それがそのまま、その職場で勤めた期間となった。
彼女は「かわいがられ方」を知らなかったんだよね。
頭のよい人だから、上司の矛盾とかにも突っ込むし、
不条理な事を「はい、そうですか」って流すこともできず。
周りから次第に、“扱いづらい”というレッテルを貼られてしまった。
私は、とにかくここで一番経験が無いのは誰の目にも明らかだから、
言い訳をしないで素直に何でも一旦は聞こう、って思ってた。
わからない事があってあたりまえで、
わからないことを自分なりにやってみることも必要だけど
それで人に迷惑をかけては本末転倒だからという判断をして
人にまず聞いてから試行錯誤をしてみたり。
間違えたらまず真摯に謝る、言い訳はせず。
社内でも社外でもとにかく自分は一番年下で経験も無いんだ、ってことを
必ず意識してた。
あと、周りの人は「私」と仕事してくれるんじゃなくて「会社」としてるんだ、
っていうのも忘れないように。
(これ勘違いしてるマスコミの人をいっぱい見て痛々しかったから)
そういう謙虚な気持ちでいると、
周りは助けてくれる。
助けてくれた時にしつこいぐらいお礼を言う。
するとまた何かあった時に手を貸してくれる。
そうして循環ができていく。
そうしていくうちに、
アイドルオタクの変な人が直属の上司の時も、
とにかく人望が厚い女性が上司の時も、
会社一の曲者と言われる人が直属の上司の時も、
いろんなところにご飯に連れていってもらって、
直接仕事には関係がないけどいろんなことを教わった気がするなー。
現職でも、いちばん年下っていうのもあるけど、
いろんな部署のいろんな人から
「ちょっといい?」って質問されたり頼まれたり仕事振られたりする。
私はぜんぜんいやじゃない。
私じゃなくてもいいかもしれないけど私に聞いてくれたことがまずうれしいし、
なんとかしたいって思う。
自分も勉強になるし、いろんな部署からの見方を知れたりするいい機会だし、
損なことなんてひとっつもないんだよ。
感謝されるし、いいこと尽くめだと思うんだけどなー。
あとね、その機会を利用して聞きたいこと聞きやすい。
頼まれるばっかりじゃなく、自分もその場その時間を利用すればいい。
だから、たとえ「あいつ使いやすいよ」って陰で言われてもべつにいい。
むしろラッキー♪と思う。
(組織で仕事してて一番つらいのは、
誰からも相手にされないこと、だと思うから)
ここでも、「あの人に頼むと、嫌味言われるから頼みたくないんだよなあ」って
他の人のこと言ってるのを聞いて、
「その人もったいないなあ」って思った。
私は、この「ちょっといい?」がなくなったら危機だなあって感じてる。
「ちょっといい?」で始まるコーヒーブレイクとか、
「ちょっといい?」で始まる会議前の根回しとか、
「ちょっといい?」で始まる新規クライアントの担当依頼とか、
この“声のかけやすさ”は、仕事の量・質にも関わってくる気がするから。
かわいがられる、とはちょっとちがうかもしれないけど、
かわいがられたもん勝ち、だと思う。
上の人も、最初はわからないと思うんだよね、
どう扱っていいか。
仕事を教えてもらうわけだから、それを打破していくぐらいの心意気は
あって然るべき、とも思うし。
年齢関係なく、かわいがられにいって損はないと思う今日この頃。