みなさんこんばんはおすましペガサスオーナメント



ここのところ、


報道番組をきっかけに、


教職員のブラック労働について思っていることを


実体験に基づいて記事にしてきました。



事を改善するには、


やはり、


部活動廃止問題


は不可欠だと思っています。



もちろん、


部活とは関係のない、


時間外労働とかもなので、


給特法廃止問題


もね。




部活動のあり方については、


時々メディアでも取り上げられていますが、


私は、この時代に、


教職員が自己犠牲のもとに、


時間外に無償で長時間拘束される事で


本業が回らなくなり、


心身を壊しながら強行するようなことではない


と考えています。



もちろん、


部活動を通して貴重な体験や感動が得られる


ということはその通りだと思うので、


部活をすること自体に

大きな問題はないと思いますが、


その運営への教師の関わり方

には、大いに問題があると思います。



色々ありますが、ここではまず、


専門性の問題を書きたいと思います。


当たり前ですが、教員のみんながみんな、その部活で扱っている競技等の専門家ではありません。


インターハイ出て…インカレ出て…とか、

コンクールで金賞取って…とか、

〇〇大会で優勝して…とか、

〇〇の資格持ってて…とか、


そういう先生もいらっしゃいますが、

そうでない先生の方が圧倒的に多いわけです。



だからたとえば、


運動部なら、適切なトレーニング方法とかを

知っているわけではないんですよね。

メンタルトレーニングも。


当然です。

学生時代にちょこっとかじった!程度の競技に

専門家の如く配置されるわけですから。

あるいは、全く無縁の人生を送ってきた人が、配置されるわけですから。



これって、

間違った知識でのトレーニングを押し付けたり、

昔ながらの変な根性論をかざされたりして、

生徒が心身共に危険だと思うんです真顔




それなら研究すればいい。


という考えを持っている同僚もいましたが、


じゃぁ、


その研究とやらのために必要な参考書代や時間に見合う手当ては誰が出してくれるの?


というと、

全て自腹、自己犠牲なわけですよ!


こんなおかしな話は、ないのでは…?真顔

と思うわけです。


仕事だというのなら、そして、その仕事を全うするのに必要なスキルがあるというのなら、それにかかる費用や研修に伴う残業代は、会社が負担すべきでは?

勤務時間内の研修なんて、一度もありませんし。

そして、

それを専門職にしている人もいるようなことなのに、我々素人がちょっとかじったぐらいで、それってできることなの?

ムリだよね?!


とかも思うわけです。



さらに、

勝敗や優劣のつくものの場合は、

その結果が高校受験の際に関係してくる学校もあるので、保護者や生徒は結果を求め、

かなり強烈に個人的な感情を教員ぶつけてきます。

職員室内で小耳に挟んだものだけでもザッと…


・レギュラーに選んでもらえないのは、先生が贔屓してるからだ!

・なんでうちの子を出してくれないんだ!

・勝って結果が残せないのは、先生の指導方法が悪いからだ!

・練習時間が短いから勝てないんだ!

・練習時間が長いから勉強時間が減るじゃないか!

・〇〇中の審判がクソだ!

・自分より下手くそな先生に指導されたくない!

・ルート表をもらったけど、電車よりバスで行く方が〇円安いじゃないか!

・遠征にばっかり行くな!交通費が嵩むだろう!

・道具にお金がかかりすぎる!

・部員とうまくいかないのは、先生がずっとついて見ていてくれないせいだ!

・外部指導のコーチとうまく行かないので、辞めさせてください!!

などなど…



みなさん本当に強烈です。

でもこれ、珍しくありません。

その度に一回数時間の電話、あるいは直接対応を余儀なくされます。

当然、その日行うはずだった、採点や授業の準備、クラスのための仕事などは、押し出し式にその後からやることとなります。

そしてこの対応は、多くの場合、3年間、継続的に。です。



ここで私が言いたいのは、

これっておかしくない?

ということです。



そもそも我々が教師になるために受けた


教員採用試験及び面接には、


一般教科、専門分野、模擬授業はあっても、部活動という試験内容はなかったし、そもそも部活動はマストの仕事ではない!!


我々は、大学で専門的にお金を取ってレッスンやコーチをしてるわけでもないし、オリンピック選手を養成しているわけでもない!!


断りきれない現状があるから仕方なしに

みなさん受けているけれど、

法的には顧問にならなくてもOKで、

実際にやってない先生もいます。


要は、

素人による

100%の善意

な訳です。



休日潰して、高校生のバイトより安い賃金で、

朝も早よから深夜まで、100%善意で奉仕活動をしているわけです真顔


だからこそ、


上記に挙げた強烈なご意見ご要望??って、


そういう人に

言うことなのかな?言っていいことなのかな?

と思うわけです真顔


え?これって、

朝早くに海岸でゴミ拾ってたり、

バスでお金落としたことに気付いてない人のお金拾って届けて、席探してるお年寄りに席譲った親切な人に、「俺の人生がうまくないのはお前のせいだー!何とかしろー!」って何時間も言って、ボッコボコに3年間殴り続けてんのと同じことだけど?!

日本って、そういうことOKな国だったっけ?!

と思うわけです真顔


おかしいですよ!変!





で、


こういう話題になると、


自分は部活指導がしたくて教員になりました!

とか、

好きでやっている事なので、お金はいりません!

生徒の成長が報酬です!

とか言い始める同僚が必ず出てくるのですが、



私が声を大にして言いたいのは、


この人達が

スタンダード

だとは、

決して思わないでください!!


ということです真顔




私がそう思う理由は先述の通りですが、


さらに、


こういう先生、


かなりの高確率で、部活以外の仕事の手を抜いている!

そしてその尻拭いを他の教員がしている!!

せざるを得ない状況になっている!!



部活しかやらない先生


なんですよ真顔


ご丁寧に、うちの職員室では、


あ〜部活ができりゃぁ、

他の仕事はどーでもいーや〜デレデレ


と明言して、本当に手を抜きまくっていた方、


いらっしゃいました。



上の大会に勝ち進んだり、コンクールで賞をもらったりと、みなさん大変お盛んでしたが、


学校や学年の仕事はしない。

クラスはメチャクチャ。

部活内でも強い子だけに個別指導をして、その他の子とはほぼ接触なし!とか、長時間にわたる説教しまくり!とかで、実は部員からも疎まれている。かわいそうに、心を病んで症状が体に出てしまったり、不登校に追い込まれた子どもたちもいましたよ!


という方々でした。


よく、


部活指導を通して、生徒理解を深める!


と言われますが、


部活指導を通さなくても、


生徒理解は深められますよ!!


と私は思いますけどね。




さらにオイ!というのは、

試験前の活動停止期間中も、「大きな大会があるから」という理由から特別許可を取り、活動していることでした。


試験勉強に集中するための活動停止期間なのにね。



最悪なのは、


こういう方達って、

とにかくこのジャイアン理論が根底に

巣食っているので、

そこかしこで出てきてしまうんですが、

その顧問の姿を見た一部の生徒たちに


強ければ何をやってもいい!


という考え方が伝播してしまっていたことでした。


最悪ですね。




思うに、これって、どれもこれもみんな


一部の教員の

自己満足


そのものなのではないだろうか…


歌ってないのに、みなさん精神的に追い込まれていますね。


コロナで部活が短縮になったり、休みになって、ガッツポーズして喜んでる生徒を教室で沢山見ました。


スネちゃま、のび太、ドラちゃん。

やらされてる感満載ですね〜

つらそう…!


耐える部員たち…

かわいそうな姿が重なるわ…


ジャイアンは相当横暴ですが、


同時に言えることは、


理不尽な要望を堂々と申し出てくる姿勢も


大問題だと思います。


タダで成果を出そうとか、結果による恩恵を受けようだなんて、そんな都合のいい話は、どこにもありませんからね。


ついでに言うと、


そういう状況で試合をした結果を入試の際にポイントにするという、一部の学校の入試のシステム自体にも問題があると思っています。


まぁ、本当にその道を極めたいなら、タダでやれる部活で何とかしよう!なんていうセコイ選択肢じゃなくて、オリンピック選手達のように、親ががっちりサポートして、手間とお金をかけて、プロに習えば?ということなんですけどね。



希望者は、お金を払ってプロのコンサートに行く方がいいんじゃないかな?

その方が楽しいよ?


部活動も同じです。


そんなに結果を出したり、

スペシャル対応を求めるなら、

お金払ってプロに頼んだ方がいいよ。


部活って、そういう場じゃないから。



で、


強きゃなにやってもいい!!


の話に戻りますが、


そういう集団を見ると、


部活動の教育的効果って何だろう…


こんなのやる意味なんて

ないんじゃない?


と強烈に思います笑い泣き




ということで、


子どものワクワク感や感動体験は大切にしたい!


でも、教員への負担があまりにも大きすぎる!!


だからこそ、


海外のように、


部活動のような活動は公教育から離して、


プロの外部機関に委託する!


引率やその準備も含めて!


がいいと心底思っています!!




だからこそしつこいようですが、


諸悪の根源は…


国や文科省がこの現状をわかってないはずがない!!

意味がないとはいえ、

一応、調査してんだから!

一応!!

知らないとは言わせませんよ!


それなのに

何も整備せず、善人の傘に頼り切って、

無法地帯に

し続けている

体制が

おかしい!!


「見る力」とか夢みたいなこと言ってないで、

現実的に改革してください笑い泣き笑い泣き笑い泣きムカムカ




最後までお読みくださいまして、


ありがとうございましたニコニコ



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