「姿勢・構造・生体力学」は「痛み」と関係ない説 18  | はり灸ガルボのアメブロ

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加古川市 鍼灸院 トリガーポイント アクティベータ・カイロプラクティック

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  • マニピュレーション(ボキボキ系)やストレッチで伸びた組織は長くても1時間でもとに戻る
  • 運動で変えた体は運動をやめると短期間でもとに戻る
 
 
 
 
数週間にわたる長期のストレッチは、永久的な組織の伸長を説明する、筋肉及び結合組織の特殊な細胞プロセスを活性化および維持します (Williams et al., 1986; Goldspink et al., 1992; Arnoczky et al., 2002; Bosch et al. 、2002)。


ただし、これらの組織延長プロセスは、治療の中止時にデフォルトの使用に戻る傾向があります (Harvey et al., 2002)。


たとえば、4 週間の休憩は、6 週間のストレッチの効果を完全に無効にします (Willy et al., 2001)。


噛み合わせを矯正するための歯列矯正装置は、恒久的な PSB の変化を生み出すために必要な作業の膨大さの一例です。
10代の若者は、数年間固定装具を着用することが期待されています。
その後、適応が初期状態に戻るのを防ぐために、ナイトブレースをさらに数年間着用します。
同様に、脊椎の湾曲は、椎骨と椎間板、およびそれらに接続されている他のすべての組織の形状によって決定されます (Lonstein、1999; Marks & Qaimkhani、2009)。


したがって、脊椎ブレースを長年毎日着用すると、脊柱側弯症がわずかにまっすぐになりますが、ブレースを取り外すと、湾曲は徐々に後退する傾向があります (Maruyama, 2008, syst. rev.; Maruyama et al., 2008)。


これまでに説明した固有のPSB(姿勢・構造・生体力学)要因の多くを変えるには、
非常に骨の折れる作業が必要です。


そのため、PSB(姿勢・構造・生体力学)要因を修正するための治療投資は、
特に患者の状態の経過に影響を与える可能性が低いため、不合理です。
 
 
今回もまた難しいいまわしからスタートです
前回、すぐもとに戻るよ、という話でしたが
長期間のストレッチは、特殊な細胞の活性化が起きて、その後もずっと伸びる状態になる!らしいです
しかし、ストレッチをやめると元の状態に戻る傾向がある、ってことらしいです
 
この論文の中で一番構造的なストレッチの有効性じゃないでしょうかこれ
もとに戻る傾向はある、とはいいつつも、組織が伸びるとされる、細胞の特殊プロセスが活性化される
 
 
ただし、6週間続けたストレッチは4週間やらないともとに戻る
 
あとは歯の矯正の話を例に上げて
側彎症の矯正の話
 
 
まぁ側彎症はひどいと内臓圧迫とかになるので
そういうレベルだともとに戻るのはわかってても
お金かけて器具を使うのは理にかなってると思います
 
 
ただ、基本的にはかけたお金に対してのリターンが少なく不合理じゃないの?という
この論文の趣旨に当てはまる内容ですね