「姿勢・構造・生体力学」は「痛み」と関係ない説 13 | はり灸ガルボのアメブロ

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歩けないほどのギックリ腰も歩けるように
加古川市 鍼灸院 トリガーポイント アクティベータ・カイロプラクティック

元ネタ

 

 

 
 
 
 

 

生物学的予備力と耐性 2

  • 生物学的な予備能力は、足のメカニクスや脚の長さの違い、骨盤のねじれタイミングの遅れなど、他のPSB要因が症状のある脊椎疾患に結び付かない理由を説明できるかもしれません。この予備能力は、体の他の部位でも見られます。
  • たとえば、40歳以上の肩に症状がない人の3分の1はローテーターカフ(回旋筋腱板)の断裂が見られますが、痛みや肩の機能の喪失とは関連していません。(Sher et al., 1995)
  • また、無症状のボランティア100人(19歳から88歳)の評価では、3/4に肩鎖関節の変形性関節症が、3分の1に肩峰下骨棘がありました。さらに、滑液包周囲の脂肪層の変化や肩峰下-三角筋滑液包内の液体の存在も見られました。関節液はほとんどすべての被験者で観察されました(Needell et al., 1996)。
  • さらに、肩甲上腕関節の異常な動きや力のかかり方(病態力学)は、症状のある人と無症状の人の両方に同様に見られました(Yamaguchi et al., 2000)。 
  • これらの病態力学的変化は、深刻な神経筋の変化とも関連していると考えられますが、症状や機能喪失を引き起こすことはありません。なぜ一部の個人が症状を発症し、他の個人が無症状のままでいるのかは興味深い問題です。
 
今回は腰痛から少し離れて肩の話ですね
 
 
オチの大事な部分大きくしました
変形や骨棘は気にしないでいいです
それよりも
変形や骨棘があるのに症状がない人は何をしているのか
考えるほうが有意義ですよね
 
 
うちでもよく四十肩五十肩の方来られます
関節の変形とかを気にされている方にはこういう話をしますが
「肩にトゲがあるから痛いんだ!😡」
「変形しているから痛いんだ!😡」
という信念を持っておられる方を説得するのはなかなか難しい…
 
 
時間と労力をかけてそういう方を説得するのは
自分の仕事ではないんじゃないのかなぁとも最近思います
 
 
大事な話になるので、基本的に最初にこういう内容は説明するのですが
時間的制限や、そういう信念など、なかなか難しいのが現実(ー_ー;)
 
 
「話はいらないから鍼だけしてくれ」ってパターンで
説明もそこそこに施術だけ、ということもないことはないんですが
そういう方こそ意外とブログを読んでくれてたりしてて
ほんと人が何考えてるかって分からないです
 
 
私の説明下手もあり、無駄話が増えて、大事な話が伝わってないパターンもあります(^_^;)
そういう場合はほんとすみません
オッカムの剃刀しないと…
 
 
最近生物界隈でオベリスクってのが発見されたとかされてないとかで話題になっていますが
人間の体のことで2024年になって初めて発見されることなんていくらでもあるんですよね
古い考えに固執せず「こういう話もあるんだな~」程度でもいいので
私の話にも耳を傾けていただければ助かります
 
 
私もまだまだ勉強不足でオベリスクの記事を見て初めてウイロイドという存在を知りました
ほんと一生勉強ですね~
いまでこそウイルスというと馴染のある言葉ですが
ウイルスをビールスと呼んでいた時代の人たちもそういう感覚だったのでしょうか
何ならその時代の人はビールスのことも知らずに過ごしていた人もいたかもしれませんね