トリガーポイントは「筋膜痛」とか「発痛点」とか翻訳されており
「筋肉の痛み」を治すものだ、と勘違いされることが多いです
私もわかりやすさを重視して
そういう言い方をすることも多いので
自己責任な部分もあるかもしれませんが(´;ω;`)
実際には病気と勘違いするような関連痛や、痛み意外の感覚を引き起こすこともあります
大内転筋関連痛
大内転筋にトリガーポイントが発症すると
骨盤深部の痛み、恥骨、膀胱、直腸、膣の痛みなど、
内臓疾患や、婦人科の病気と間違われることがあります
内転筋は骨盤の下側にくっつくので
内臓が痛いと勘違いしてしまうという考えです
内臓に直接くっつくわけではありませんが
太もも内側を通って骨盤の下にくっついています
薄筋関連痛
また薄筋(上図、内ももの一番内側の筋肉、骨盤~膝までいく)のトリガーポイントは
「太ももの内側(皮膚の表面)が熱くてヒリヒリする感覚」も現れるとされています
ハムストリングス関連痛
大内転筋や薄筋は内転筋群とよばれる
内ももの筋肉ですが
さらに後側まで回り込むと
いわゆる「ハムストリングス」(半腱、半膜様筋と大腿二頭筋)があります
ハムストリングスのトリガーポイントの痛みは
普通、痛みは臀部(お尻)の筋肉に向かって起こります
それ以外のパターンでは、膝の裏~ふくらはぎに向かって起こります
この痛みは坐骨神経痛と間違われることがよくあります
中殿筋などお尻の筋肉が弱くなると、ハムストリングスや腰の筋肉にトリガーポイントが形成されることがあります
そのような場合、最終的に、ハムストリングスは臀部の筋肉になりかわろうとし腰部の筋肉はハム
ストリングスになりかわろうとして、極端に負担がかかります