※ピアノ話についてのおさらい
20年という長い空白期間を経て、2018年1月からピアノレッスンに通っています。
(登場人物)
モネ先生=私の現ピアノの先生
①②からの続き。
そして迎えた本番当日。
大分食い倒れ旅行で多少(?)肉厚になった私。
着る予定だったドレスはお腹部分がミッチミチ。でも胸部分は余るという悲しき日本人体型。
そうなることは見越していたので(もともとギリだったから)別のドレスを持って会場へ。
(今回のドレスもネットで購入したのだが、なんとドレスかぶり発生!ネットショッピングあるある。
と言ってもデザインも色も違うので他人が見たら分からないが、当事者同士はわかるという笑。お互い確認しあって爆笑!)
受付でプログラムを受け取ってざっと見ますれば…
去年も思ったし今後もきっと毎回思うことになるだろうが(今後も出る気マンマン)、本当にラインナップが素晴らしい。
難曲ぞろいで、ピアノ弾ける人がこんなにもいるんだ~と感心してしまう。
ああ、あもちゃん、気後れしちゃう。…嘘。
自分の演奏はともかく、他の人の演奏を聴くだけですごく刺激的。
難曲揃いと書いたが、初心者からプロまで、と会の門戸が広いので、一般的に難曲とされる曲じゃない方ももちろんいる。
だがそういう人含めてみんな、素晴らしい演奏を披露していく。本当に刺激的。
※ここらへんの話は、また別の記事に書く予定。
とりあえず舞台に上がってみました、的な人は誰一人おらず、真剣にピアノに向き合い、この日に向けて調整した見事な演奏を披露していた。
(うちの教室もせめてこの会の1/100でも刺激があればなあ。)
そりゃ本番の緊張などでミスなども当然あるが、そういうのって聞けばわかる。ちゃんと仕上げた上でのミスだってさ。
ちなみに今回も、いつメン(いつものメンバー=母と汗かき夫)が来ていたのだが、汗かき夫が
「みんな、去年よりさらにうまくなっててすごかった。」
と感心するほど。そしてみんなの上達ぶりに胸が熱くなったそうです。…親か笑!
その「みんな」には私も含まれるそうで。それはどうもありがとう。
なんかみなさんすごいなあ。
と私も感動して聞きいっておりましたら、あっという間に自分の出番が目の前に。
その時、なぜか急に暗譜が不安に…
いやいや、一度も暗譜が落ちたことなかったじゃん。
いや…しかし…とちょっとだけ楽譜を確認。
直前にドタバタするオバサン。
結局、直前に慌てて確認したところで何も目に入らないのであった笑
そして私の名前が呼ばれた。
今回は楽譜を席に置いていく予定だったけど、やっぱり持っていこうかなあ。
でもどうせ暗譜落ちしたら楽譜があったところで同じだし、いざとなれば座席に取りに行けばいいや。←いいわけない笑
と覚悟を決めて手ぶらで舞台にあがった。
客席に向かっていつものようにニマニマしながらお辞儀をし、そして演奏開始。
美容院に行くヒマもなく、中途半端に伸びた髪をバレッタでムリクリ留めた。
ショートって頻繁に美容院に行かないといけないからメンドクサイ。
3楽章の入りでいきなり軽くミスる笑
今までそんなとこミスったことないやん。なんかハマらないなあ~。
と思いながらも、なんやかんやで乗り切る。
そして4楽章。
冒頭の音速のオクターブトレモロから始まり、ゆっくり部分へ。
…のブリッジでの大移動(鍵盤の低音部から高音部へ弾きながら大移動)で
あ、なんか手の位置が微妙にズレてるかも。
と思ったら、大いに間違えた。
せっかくステキでかっこいいとこなのに~。わ~ん。
と気落ちしながら演奏を続けていたが、ふと我に返る。
あもちゃん、しっかりせい!
せっかくの舞台で腐ってどうする。最後まで頑張れ!!!
と思ったら、急にスイッチ入った。覚醒後はいい演奏を披露!←自画自賛。
おかげで暗譜に不安…なんてどうでもよくなり、結果暗譜が落ちることもなかった笑
ジャジャーン!!!
嵐のようなコーダを経て、最後の和音を弾き終えた。
おお〜。
観客席のおじさまたち(出演者のどなたかのご家族であろう)から感嘆が漏れた。
それは感心からの感嘆ではなく、「なんとか終わってよかった」という安堵であろう><
その節はご心配をおかけしました笑
私のあとも素晴らしい演奏が続いて、発表会は無事終了。
ソロ発表会終了後、去年に引き続き企画がありその企画に参加していた私。
そこにはかわいいお客様が聞きにきてくれたのです。
それはまた別記事で。
発表会終了後、いつまで経っても消化不良でモヤモヤ。
いつもは大事故起こしても(起こすなや)、終われば満足していたのに今回はモヤモヤ。
そのモヤモヤの最大の原因は、演奏がイマイチだった理由がわからない、ということだった。
前記事でも書いたが、
・いつもの弾き崩れを起こすことなく本番まで順調すぎたってこと
・本番1週間前の大分旅行のため、3日間ピアノに触れられないこと
・本番前日に東京在住民による高校の同窓会で一日中飲んだくれるってこと
確かにこれらは不安要素ではあった。
だが3日ピアノから離れても、その後の練習では今までどおりに弾けていたし、前日の飲んだくれた同窓会だって翌日には酒は残らなかったし。
当日だって特別緊張していたわけでもなかったし、なんならむしろ緊張してなかったし、一体何が悪かったのか。
原因がわからないままだと、今後も無意味に大事故起こしそうでコワイ><
やっぱり集中力が足りなかったかな。
やっぱりなんやかんやで大分旅行や酒宴の影響があったかな。
と汗かき夫に話しましたらば…
それは全然関係ないね。
3楽章は今までで一番よかった。冒頭のミス?あった?
とにかく音がよくて、大きい音(フォルテって言うんやで笑)もギャンギャンうるさくなくて聞きやすかった。
4楽章のミスは、ああ上級者がミスったんだな、程度だった。
それよりなんで、上手く弾いてやろうって鼻息荒くガルガルしながら弾くの?
そこが一番の原因じゃないの?
それに今までで一番いい演奏をなぞろうとしてるから、それもよくないんじゃないの?
でも4楽章のミスからのV字回復っぷりはすごかったけど。
あとさ~…
さらに説き続けようとする汗かき夫。
もういいって!!!笑
グサグサと言葉の刃(しかも正論)が突き刺さる。
鼻息荒いって!!
ガルガルって!!!
言い得て妙。
確かにあもちゃん、3楽章4楽章はテクニック的には少し余裕があったから、上手く弾いてやろうって欲が出てた気がする。
過去の技術的余裕や時間的余裕がない場合は上手く弾くとか言ってる場合じゃないから、それが逆に1音1音に集中できて満足度が高かったのかもしれない。
などと考えているあもちゃんに、汗かき夫が質問してきた。
あ、そうそう。
4楽章で同じところが何度も出て来てたけど、忘れてグルグルして抜けられなかったの?
・・・。
ロンド形式もわからぬド素人に上記の正論をぶつけられたのね…と思うと、なんだか無性に腹立つのであった笑
そしてモネ先生にも会の終了後に報告。
モネ「え!?なんで!?直前までほぼ完璧だったのに!?そっか~。あもるさんが満足する演奏ができなくて、私ももっとちゃんと指導できればよかったと反省です。」
いやいやいやいや。
先生が反省することは1つもないの笑
むしろせっかくわざわざご指導いただいたのに、こんな消化不良な結果になってしまって申し訳なかった。これが一番の後悔だったかも。
というわけで今回の発表会では色々と反省点も多く、そして学ぶことも多かった。
本番に強い方だと思っていた私だったが、そうでもなかったわ笑
ただ本番舞台にあがる(=板にあがる)数だけ色々な学びがある、と知れたことはよかった。
だからってコンクールとか受ける気もないし、本番をいかに増やしていくかが課題だなあ。
■今回の反省点
欲深くガルガルしていた笑
競馬でいうところの、かかる状態であった。
あとは本番前は日常生活を普通に過ごそう、でしょうか。
■今回よかった点
そんな中でもいい音が出せた。
他の出演者さんのご友人から
「ピアノがすごく鳴っていい音だった。私はピアノの先生から、弦を常に意識して音をだすようにってよく言われるんだけど…。弦を意識するってこういうことかと思った。」
と声をかけていただいた。…ヨヨヨ。
1点でも褒めてもらえるとこがあってよかったデス。たとえそれがおべっかだとしても!
そして赤いドレスを選んだこと(くだらなすぎる笑)
赤系のドレスは私一人だったので、色とりどりのドレスがバランスよくそろっており、会に花(但しドライフラワー)を添えることができた!ハズ!
■今回の学び
上手く弾いてやろうって思うほど、そもそもあんたは上手くないやろ、です笑
④(多分最終話)へ続く…
(おまけ)
汗かき夫、今回も上手かった人の順位を発表してくれた。
私は前回に引き続き3位だったそうです。…あなたの3位は参加賞かなんかか?笑
↓前回も3位w