お釈迦さま以外はみんなバカ | 感傷的で、あまりに偏狭的な。

感傷的で、あまりに偏狭的な。

ホンヨミストあもるの現在進行形の読書の記録。時々クラシック、時々演劇。

 

(内容)※Amazonより

震災の時も酒のことしか頭にない落語家/ラブホスタッフによる文章指南/大阪おばちゃん語で憲法を表現すると/名作を2秒で読めるか?/偶然57577になった文章…。稀代の読書家である作家だからこそ見つけられた。思わず唸る表現や、クスッと笑えることばの数々。書いた本人さえも気付いていない、秘められた意味まで深掘りしていく。本書を開けば、新しい発見があること間違いなし!

 

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普段ならきっと手に取らないであろうこちらの本、中野さん(例の中野交響楽団のチケット強奪相手)と以前、クラシックコンサートを聴きに行った際にお借りしたものである。

(あ〜その感想をまだ書いてない〜汗)

 

結論からいいますと、本当に貸してもらってよかったな〜と。

とてもいい読書体験ができた。いい時間を過ごすことができて幸せであった。

以前も中野さんには『チャリング・クロス街84番地―書物を愛する人のための本』をお借りして、これまたすばらしい読書時間を過ごすことができた。→参考記事『戌と切手と骨と酉。

人から本を借りるってのもいいもんだなあ。

 

 

さてさて内容についてだが、著者である髙橋源一郎氏はNHKのとあるラジオ番組のパーソナリティをつとめており、その番組の中の「源ちゃんのゲンダイ国語」というコーナーで本を紹介しているらしいのだが、その活字版がこの本である。

 

たくさんの本とその内容について様々な角度からおもしろおかしく、またあるときは熱い情熱を持って本の内容はその周辺の事項について解説をしてくれている。

 

この本の一番最初に紹介されたのは、

三十一文字のラヴレター

というタイトルの中で紹介されたこちらの本であった。

 

 

この本の著者である河野裕子と永田和宏はこの国を代表する歌人で夫婦である。

その彼らが結婚前から交わし続けた歌を収録したものなのだが、彼らの2人の愛の歌に綴られる2人の人生を髙橋さんは最初から最後までなんともいえない温かく切ない声で(活字なのだがその声が聞こえてくるようなのだ)、私たち読者に届けてくれる。

 

私は髙橋さんの解説を読みながら、この歌集を買おうと強く思ったね〜。

まもなく45歳を迎えようとする今、私はこの歌を読んでおきたい、そう思わせる髙橋さんの文章であった。

 

そんな感じで多種多様なジャンルの本が髙橋さんの色々な声色を聞きながら紹介されていく。

髙橋さんの作品ってたくさんは読んでこなかったけど、やっぱり上手なんだよな〜。

 

多分、これは読んだ気がする〜。ちょっぴし小難しい笑

 

稀代の読書家である髙橋さんの紹介する本たちはあまりに多種多様で、私が読んだことのある本がほとんどなかったのだが(笑)、ヨシタケさんの『あるかしら書店』が紹介されてて、おお!っとなった。

 

あるかしら書店 あるかしら書店
1,296円
Amazon

この本との出会いについてはこちら→『本の町西荻窪で、いい1日を。

 

ちなみにすんばらしくおもしろい文章を書く髙橋さんなのであるが、このヨシタケさんについての解説はイマイチであった笑

本当にただ内容を解説してるだけって感じで、もう少し熱く語ってほしかった〜。もしくはおもしろおかしく〜。

 

それとは逆に・・・

 

この本、実際読んでみたらおもしろくないのかもしれないが、髙橋さんの解説はとっても面白かった。読んでみたい〜。でも髙橋さんの解説で充分・・という悪い予感もする笑

 

話は変わりまして、私はご存知の通り、作家さんについて私生活やそれまでの過去や経緯を知りたがらないのですが(めんどくさいが9割、あとの1割は思想とか知って作品を楽しむのに邪魔になりそうだからという理由)、ご他聞に漏れず髙橋さんについてもほとんど知らなかった。

しかしまあ、髙橋さんは聞いてもないのに(笑)、ご自分のことを色々と話して・・いや、書いてくれてるわけであります。

 

「わたしは実際に、刑務所というか拘置所に半年以上入って、読書に専念したことがあるので、リストを選ぶならまかしてください」(9頁「まえがき」より)

 

私「えええー!なんかいきなりサラッととんでもないこと書いてるけど、半年も拘置所って一体何やったの!?」

 

と思わずGoogle先生に聞いちゃいました。

案の定というか、それしかないよね、という理由ではありました。

気になる方は各自お調べください笑

 

そんでもって続いての暴露話は・・・

 

「人生で苦労したことのない人より、何度も離婚を繰り返すような人こそ「人生相談」に向いているように(わたしのことではありません)・・・」

(78頁「オジーに訊け!・・・いや、訊かない方がいいかも」より)

 

私「ほうほう、ということは、髙橋さんは離婚を繰り返してるのね〜、懲りない人や。」

 

と思い、引き続きGoogle先生に聞きましたらば・・・・

 

「4度の離婚歴と5度の結婚歴がある」(wikiより)

 

マジで懲りない人なんだなあ・・というか、ある意味タフ・・・

と思いながら、続きを読んで、エッとなった。

 

「子どもは5人。1人目の妻との間に儲けた長女はフリーライターの橋本麻里。2人目の妻との間に長男がいる。3人目の妻は谷川直子。女性作家の室井佑月と不倫関係になって谷川とは離婚。その直後に再婚して4人目の妻(1999~2001)となった室井佑月との間には男児(2000年誕生)をもうけたが、高橋の不倫を機に離婚。2015年現在、5人目の妻 (2003- ) との間には男児2人(2004年、2006年誕生)がいる。」

 

室井佑月とですか・・2人とも濃ゆい!!!!クセが強い!!!!

それにしても妻と愛人とそれらの子らが入り交じって、戸籍がとんでもないことになってそう。

うー、この人の相続調査はしたくな〜い、と職業柄思ってしまいましたな。

認知認知の嵐の予感。

 

以上、この作品以上に髙橋さんご自身についてのwikiがおもしろかった、と付け加えて、結びの挨拶とさせていただきます。ペコリ。

 

 

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