J.P.スウェーリンク/緑の菩提樹の木陰で
G.ムファット/『アパラートゥス・ムジコ・オルガニスティクス』より トッカータ 第7番
F.E.デュ・コーロワ/「若き乙女は」によるファンタジー
J.アラン/クレマン・ジャヌカンの主題による変奏曲 JA118
L.J.A.ルフェビュール=ヴェリ(A.イゾワール)/ロマンス (無言歌) Op.92
L.ボエルマン/『第2組曲 Op.27』より アンダンティーノ
A.ギルマン/アルザス地方のノエル「神の御子よ、おやすみ」
「オルガン・ソナタ第1番 Op.42」より 終楽章
夜の静まった時に聴く パイプオルガンの神聖で雄大な音色
パイプオルガンの魅力に迫るシリーズ。
仕事や学校帰りでも間に合う、平日19時30分から、およそ60分間のコンサート。
身も心も静まった夜、パイプオルガンの音色にゆったりと身を任せ、
日頃の生活からリフレッシュしてみてはいかがでしょうか。
パイプオルガンの神聖な音色が、音楽の雄大な力で皆様に語りかけます。
普段頻繁に聞ける音色ではないので、生で聞ける絶好のチャンス。
楽しみに会場に入ると、お手軽なチケット代も功を奏しなかなかの盛況。
熱気むんむんの中、演奏が始まった。
耳馴染みのあるバッハなどではなく、よく知らない作曲家ばかりだったが、
スウェーリンクの「緑の菩提樹の木陰で」では癒されました。
しかしそんな癒しを突き破るような事件が〜。
芸術劇場のパイプオルガンの見どころといえば、
なんといっても2台のパイプオルガンが背中同士で合わせて建ててあること。
その2台は舞台転換装置でぐるっと回すと、ひっくりかえることである。
(忍者の「どんでん返し」みたいな感じね。)
これを初めてみたときは驚いたものである。
→参考記事『東京芸術劇場開館25周年記念コンサート ジョワ・ド・ヴィーヴル ー 生きる喜び』
演奏中に2台のオルガンを観客の前で回すパフォーマンスを魅せてくれたのだが、
その際に場内にアナウンスが流れた。
「1〜2分ではありますが休憩ではなく演奏中ですので、写真撮影はおやめください」
とな。
私(とは言っても、ぜ〜〜〜〜ったい写真撮るやつがいるんだよな〜。)
と思ったら私の4〜5列前のオバハン(というかオバアサン)がスマホを出して
しかもフラッシュ焚いて写真を撮り出した!!
私(ほ〜らね〜〜)
と思っていたら、そのオバアサンの前のおばちゃんおじちゃんたちが
「写真撮影禁止ですよ、アナウンス流れてましたよ。」
と注意していた。
私(おばちゃんおじちゃん、がんばれ!!)
とあもちゃん、心の中で応援!
しかーし!
そのおばあさん、全く聞く耳持たず、ず〜〜〜っっと写真撮ってるの〜。
全員(えーーーーーーー!?!?!?)←私含めて会場全員こんな表情してたはず。
普通注意されたら、モジモジとしておずおずとカメラをしまうものなのでは?
などと思ってたら、会場スタッフの女性が飛んで来た。
スタッフ「お客様!撮影禁止ですので・・・」
おばあさん「は〜?・・・・」←その間もひたすらフラッシュ焚いて撮りまくり。
全くの無視!!!
おばあさんのあまりの対応に女性スタッフもビビってた笑
写真撮影をしてしまう人がいるだろうことは想定内だったと思うが、
まさか注意してガン無視されようとは、しかも反抗されようとは夢にも思わなかったであろう。
スタッフ「あのっっ・・・あのお客様!?お客様!?」
慌てるスタッフ。
その後も何度注意しても、その間ず〜〜〜〜〜っと写真を撮り続ける婆さん。
最初日本人じゃないのかと思ったが、会話は通じていたので日本語はわかるご様子。
なんかシュールすぎてこわいんですけど・・・・。
そんなばあさんに気をとられ、オルガンの回転シーンはほとんど覚えていない・・。
癒しの演奏としてはすばらしかったのだが、終演後の拍手もまばらで、
アンコールはないのかしらね、まあ夜も遅いしね・・
と思って会場を出ようとすると、出口付近の壁に
アンコール モーツァルト「◎◎」
という紙が貼ってあった・・
アンコールは予定してたのね・・・もう少し拍手をしてあげたらよかったんやわ。。
モーツァルトのオルガン曲、聞きたかったな・・・
というか、アンコールしなかったんだからそんな張り紙はすぐはがさんか〜い!
チケット1000円(私は実質0円)だからって、
ちょっと気を抜き過ぎなんじゃないかと思ったコンサートでありました。
演奏者の山上さんが気の毒すぎた〜。