私が2人の伯母さんになっても。その41。 | 感傷的で、あまりに偏狭的な。

感傷的で、あまりに偏狭的な。

ホンヨミストあもるの現在進行形の読書の記録。時々クラシック、時々演劇。

ムッチリボディ(ダッコマン(甥)とモチコ(姪))に癒されたいと、
妹うーちゃんちに行く。

最寄り駅にはダッコマン(と妹)が迎えにきてくれていた。

私「ダッコマン、こんにちは☆」
甥「こんにちは・・・(モジモジ)」

ダッコマンよ、なぜ、いつも最初だけ照れるのだ。

う「お姉ちゃん、昼ご飯まで遊ばせてきてくれない?」
私「いいよー。」

しかし昼食を作ってくれるのはうちの母だから、妹に昼食の準備があるわけでもなし、
なぜ客人である私がダッコマンと1対1で遊ばなくてはいけないのか。

・・という疑問が若干残るものの、かわええダッコマンと遊ぶのは無問題。
早速ダッコマンと近くの公園に行くことにした。



妹「ダッコマン、あもおばちゃんと公園に遊びに行っておいで〜。何して遊ぶ?」
甥「スコップ!」

というわけで、砂場道具を持って、れっつらごー!

目的の公園まで手をつないで行ったのだが、
砂場遊び用のバケツを振り回してはスコップ一式を道路に散乱させたり、
(そのたびに一緒に拾う・・・)
エヘラエヘラ笑ったり、ふざけてクネクネしていたダッコマン。

私「男の子よのう・・・アホすぎる・・・」

と愛おしくなりました。

ちなみに女の子の子育てしかしらないうちの母は、
男の子特有のおふざけ期にゲンナリしてるそうな。
小学生になったらそのおふざけはさらに加速するというのに、
今からゲンナリしてどうする!婆さん!!

そんなふざけてる道すがら、ダッコマンが私に聞いてきた。

甥「あ。あもおばちゃん、タオル持って来た?」
私「え?もってきたよ。今日はぷーさんのタオルなんだよ。」
甥「見せて。」
私「え?いいけど・・」

と、ぷーさんタオルをカバンから取り出し、ダッコマンに見せた私に対し、
ダッコマンは私のタオルを確認し、満足げにうむうむとうなずいて見せたのであった。

・・えー!?私の持ち物チェック!?
お前は小姑か!!

ちょっとあもさん!ここにホコリが・・。つつー。・・みたいな?

そんなかわいい小さな小姑を連れてようやく公園に到着。



早速ダッコマンご希望のスコップ遊びをするため、砂場に行ったのだが、
どうも砂場遊びの気分じゃなくなったらしく(興味が移ろいやすいお年頃)、
スコップを砂場に放置でその周辺で遊び始めたダッコマン。

甥「せーの、せーの、せーの」

どうやらジャンプして砂場に飛び降りたいご様子。



しかし、若干高い。
ダッコマン、ちょっとこわい。
さあ!どうする!?

甥「あもおばちゃーん!」

早速、ヘルプ要請。
もっと粘らんかい。

私「一緒にジャンプしよっか。」
甥「うん」

甥「せーの!」



どてっっ!

ダッコマン、転ぶ。砂だらけ〜。
そして伯母ちゃんは、ダッコマン以上に砂だらけ〜。

ダッコマンの手をとって飛び降りた私、着地した瞬間、足首がグニッとなって転んだのだ。
砂場に顔から突っ込むオバハン。
あやうく捻挫&ダッコマンを下敷きにするところであった。
運動不足、ここに極まれり・・・。

私「もうドロドロ・・・」

母親って大変なんだなあ・・・(遠い目)


そんな泥だらけの伯母ちゃんおかまいなしで、遊びを続けるダッコマン。



甥「ありさん〜」

ひえーーーー!!!!
躊躇なく手づかみ!!!!!!

「恐怖」や「嫌悪」という感情は、経験からできあがるものなんだなあ。。。



甥「ありさん、まてまて〜」

と手のひらを這うありさんを容赦なく追いつめるダッコマン。

私「こらこら、ありさんがかわいそうでしょ。やさしくしてあげなさい。」

と注意すると

甥「ありさん、よしよし?」

とありさんを力任せにヨシヨシするダッコマン。

ぎゃーーー!!
そんなに強くヨシヨシしたら、ありさんが3つになっちゃう!!!

あわててダッコマンからありさんをとりあげ、遠くに逃がしてあげたのであった。
きっと私が地獄に落ちたら、仏様が糸をたらして救ってくれるに違いない。
ありは糸ださないけども。

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滑り台にのぼるダッコマン。



また舌をしまい忘れとる。
(※ダッコマンは夢中になると、舌をしまい忘れるのです。
  それをうちの汗かき夫は「マイケルジョーダンだ!」と嬉しがっている。)



下からだってのぼれるよ!!

と得意げに色々嬉しそうに見せてくれるダッコマン。

そんなかわいい甥っ子の姿に
いつの間にかこんなに大きくなって・・・
としみじみしてしまった。気分は母、というよりもはや祖母。




セミが出てきた穴を見つめるダッコマン。

甥「これ、なあに?」
私「セミの赤ちゃんが出てきた穴だよ〜」←説明としてはこれくらいでいいはず!
甥「セミの赤ちゃん〜?」

お外は色々発見があって楽しいね。




そして大好きなブランコに乗る。



甥「きゃーーー!風が〜!」

めっちゃ嬉しそう笑

自分ではまだ漕げないようなので、押してあげていると

甥「あもおばちゃん、手を離して!」

と叱られた〜。すんませ〜ん。


そろそろお昼の時間だわ〜。
というか疲れた・・。帰りたい・・・。

私「ダッコマン、そろそろ帰る?」
甥「ううん、帰らない。」

なんでやねん。さっさと帰ろうぜ。

と思いながらも、仕方ないのでブランコ遊びに興じる。
そして少し時間が経ったころを見計らって再度声をかける。

私「ダッコマン〜、お昼ご飯の時間だよ。帰ろう?」
甥「ううん、ご飯食べない。帰らない。」
私「いやいや、お腹空いたでしょ?」
甥「ううん、お腹空いてない。帰らない。」

いんや!!絶対お腹は空いてるはず!!!!

その後も何度か遊びを挟みながら、帰ろう、と声をかけても、
ぜーーーーーったい帰らない!!!と言い張るダッコマン。

もう、(運動不足の)私は体力の限界。
早く帰って横になりたいのだ。
こうなったら手段を選んでる場合ではない。

私「そっかー。じゃあ、あもおばちゃんのお土産は食べない?」
甥「!?」
私「あもおばちゃんのお土産、食べたいよね〜」
甥「食べる!!帰る!!!」

ご飯では釣られないが、あもおばちゃんのお土産に見事釣られたダッコマン。
砂場に放りなげていたバケツ一式を持って、私の元に戻ってきた。

甥「あもおばちゃん、ダッコして帰る?」

えーーーーーーー!?
ここ(運動不足で疲労困憊)に来て、このムッチリボディを抱えて帰れってか!?
さすがダッコマンの名をほしいままにしているダッコマン。
その名に恥じぬダッコマンっぷり。

私「じゃあ、ダッコして帰ろう!!!」

と最後の気力をふり絞り、ふんがーーーーー!!!!!とダッコマンを抱えて公園を出た。

お・・・重い・・・
いつの間にこんなに大きくなったんだ・・・

歩きながらズリズリ落ちてくるダッコマンを気合いで抱えあげる私。
しかしもう限界・・・。
家の近くまで来た時、

「あもおばちゃん、もう限界。ダッコマン降りてくれない?」

とダッコマンに懇願すると、うん、とあっさり降りてくれた。

最初からダッコを断れば歩いてくれたんじゃ・・・^ー^;?

甥「かんばん!」

家の近くにあった看板を見つけて言ったダッコマン。

甥「これは?」

と漢字を指差すので

私「月極駐車場〜」
甥「つきぎめちゅーしゃじょー。・・これは?」
私「契約者募集中〜」
甥「けーやくしゃ・・ぼしゅーちゅー」
私「そうそう。」
甥「これは?」
私「0・・・・」
甥「ゼロイチニゼロ ゴヒャクゴヒャク?」

それはクラシアン!!

とか言ってるうちにようやく家に着きました〜。

は〜疲れた・・・。
伯母ちゃん、もうヘトヘトや。




ブランコの上では、お腹空いていない!と言い張っていたダッコマンであったが、
ご飯を無我夢中でほおばっていた。
そりゃあれだけ遊べばお腹も空くだろうよ。




大人は素麺。
わーい、今年初の素麺だー!

と眼前の麦茶のペットボトルを手にして、コップに注ごうとした私に母が叫んだ。

「あもちゃん!それ、素麺のつゆ!!!」

いやいやいやいや。
なぜ、あえてこのペットボトルに入れた!?

危うく身内のトラップにひっかかるところであった。


そしてあっという間に昼食が終わったところで・・・・

甥「あもおばちゃんのお土産は!?」

出た〜。
帰り道、私に抱っこされながらダッコマンが私の耳に
「あもおばちゃんのお土産食べようね〜」
とヒソヒソ言っていたのに対し、
「おやつの時間に食べようね〜」
といちいち返事していたのだが、もうそれは聞いていない。

ダッコマンにとっては、ブランコの上で私と取引した時点で契約完了だったのだ。


妹「今、ご飯食べたあとだから、おやつの時間に食べようね。」
甥「あもおばちゃんのお土産、たべるーーーーーー!!!!!!わーーーん!!!」

滅多に泣かない甥っ子なのだが、久々の大号泣。
どんだけ食べたいんや。

妹「んもー。お姉ちゃん、もう食べちゃう?」
私「いや、私も悪かったんだよ。かくかくしかじか。というわけで、食べようよ。
  つーか、私も食べたい、珈琲飲みたい笑」

この会話の間もずーっと泣いているダッコマン。

妹&私「よーし、じゃあ、あもおばちゃんのお土産食べようか!」
甥「!?らりらりらりら〜♪」

直前まで大号泣していたくせに、食べられるとわかった途端、歌い出したダッコマン。
どんだけ嬉しいんや。

甥「おやつ、なに?」
私「ロールケーキだよ〜」



甥「ロールケーキ!!!ふ〜ぅする?」

先日、お誕生日だったダッコマン。
ロウソクをふ〜ぅするのが楽しかったらしい。

私「あ〜、今日はふ〜しないよ。」
甥「ふ〜ん」

ロウソクにそこまでのこだわりはないらしい。



また舌をしまい忘れとる笑
とにかく目の前のロールケーキに集中しています!!!


おいしくみんなでケーキを食べていると、モチコが妹に抱えられてやってきた。



甥「ちらっ」
姪「じーっ」



甥「じーっ」
姪「じーっ」

なんじゃ、この光景。

妹「多分、モチコの椅子が気になるんだよ、ダッコマン。」



私「モチコは絶賛人見知り中だから、少しずつダッコしましょうね〜」
姪(よろしくでちゅ〜)



私とモチコが少しずつ距離を詰める中、ダッコマンは背後でモチコの椅子と一人格闘中。

皆「・・・・」←各々、好きな言葉を入れよ。




甥「座ったー!」

おお、そうかい。



モチコを抱っこする妹にちょっかいを出すダッコマン。
何かしら思うところがあるのであろう。

その後、とにかく眠そうなダッコマン。

妹「ダッコマン、お昼寝しよっか。」
甥「しない!あも伯母ちゃんと遊ぶ!」
私「じゃあ、私はちょっと2階にあがってダッコマンの視界から消えとくよ。」
妹「そうしてくれる?」

母と2階にあがろうと、自分の鞄を持って部屋を出ようとすると

甥「あも伯母ちゃん!どこ行くの!?帰るの!?」

と叫ばれた。

妹「あも伯母ちゃんは2階に行くだけだよー」
甥「帰るの!?」

とドアの向こうから顔を出したまま、動こうとしない。

母「あんたが鞄を持って部屋から外に出たからじゃねえん?」
私「あ、そうかも。」

私「ダッコマン〜、あも伯母ちゃん、2階に行ってるね〜。」

と声をかけ、ダッコマンに見えるように鞄を床に置いた。
すると安心したのであろう、ダッコマンは布団にゴロンと横になったのであった。
そしてすぐ寝た笑。
そりゃあれだけ外で遊んでれば眠くもなるさ。

2階ではモチコのお相手。
お腹が空いたらしいモチコ。
なのに、なかなかうちの母がミルクを持ってこない。
それがもう待ちきれないモチコ。



姪(わーーーーん!お腹すいたよーーーーー!!!!!)

しばらくぎゃぴぴ〜と泣いていると、ようやく母がミルクを持ってきた。
それをうちの父がモチコに飲ませる。

私「モチコはこの老夫婦の子供なのかしら・・?」

と見まごうばかりの献身的な育児っぷり。



姪(エヘ。泣いて失礼しまちた。ごちそーさまでちた!)

おいしくミルクを飲み干して、モチコ大満足。
よかったね。

そしてお腹いっぱいになったモチコは、また夢の中へ・・。

一方、1階では2時間ほど寝ていたダッコマン。
そろそろ帰る時間ではあったが、
前回、ダッコマンが寝ている間に私が帰ってしまってメソメソ泣いていたので、
今日は起きるまでいてあげよう、とダッコマンが起きるのを待っていた私。

ドアの向こうで、ん〜、という声が聞こえて、引き戸が開いた。

甥「おはよ〜・・・」
皆「ダッコマン、おはよ。」

寝起きでぼんやりしているダッコマン、私をじ〜っと見つめる。
そしてトコトコ〜っと小走りで私のもとに駆け寄り、抱きついてきた。

私「ぎょえ〜〜〜〜〜!!!!!かわええええええええええ!!!!!」

萌え死ぬかと思った。




もあ〜んと子供の匂いがするダッコマンを抱えながら、
ダッコマンとささやくようにお話しをする。
時系列で今日の出来事を復習する様子がめちゃかわいかった。

甥「あもおばちゃん、ふざけてると転ぶよって言ったね〜」
私「言ったね〜。」
甥「いちご、おいしかったね〜。」
私「おいしかったね。」

私「あもおばちゃんのこと、好き?」
甥「うん」
私「あもおばちゃんもダッコマンのこと、だいすきよ。」
甥「うん」
私「いちご、好き?」
甥「うん!!!!!!!!」←!の数が!!

完全にいちごに負けた私。
敗因は甘さが足りないせいであろうか。
いや〜、伯母バカあもちゃんも充分甘いと思うのだが・・。


私「ダッコマン、トイレは行かなくても大丈夫?」
甥「あ!トイレ、行ってくる!」

ノロマのダッコマンだが、オムツはほぼ完全にとれている。
寝ている間もお漏らしはせず、現在はトイレで立ちションをしているらしい笑




最近のトイレ事情はすばらしいですなあ。
甥っ子のトイレの様子は見てないが、←一人で頑張ってやってるし。
きっとポークピッツを小さな指でつまんでトイレを頑張っているのであろう。
ぷーくすくす。
想像したら萌える。

甥「あもおばちゃん!ダッコマン、トイレがんばったよ!!!」

と叫びながら、飛び出してきた。

私「えらいぞ!ダッコマン!!!」

しか〜し!今日のダッコマンのTシャツはちょっと長め。
ポークピッツに当たる部分が、びっしゃびしゃであった。

私「くんかくんか。うん、これは間違いなくオシッコだ。着替えどこ?着替えさせるわ。」
妹「ダッコマンは全然気にしないから大丈夫だよ。」
私「私が気にするんじゃ。」




モチコも起きてきたので一緒にパチリ。
かわいい兄妹写真となりました。
(私のきちゃない手がうつってしまった〜。)

そして帰宅の時間。
ダッコマン(と妹)がホームまで私を見送ってくれることに。

私「じゃあ、ダッコマン、またね。」
甥「え!?・・ん・・」

ちょっと戸惑うダッコマン。
そこへ電車がやってきた。

甥「キラキラ〜☆」
私&妹「目の色が変わった〜。」

鉄オタ&車オタのダッコマン、電車も車も大好き。
ホームにすべり込んできた電車にもう夢中。



妹「ダッコマン!あもおばちゃん帰るよ、バイバイは?」
甥「キラキラ〜〜〜〜☆」
私「全然こっち見てねえ!!!!!!!」

イチゴに負けたあも伯母ちゃん、さらに電車にも負けた。

電車>イチゴ>>>>>>>>超えられない壁>>>>>>>>>>あも伯母ちゃん

ぐぬぬぬ〜。
絶対に負けられない戦いがそこにはある!