支障を来す。 | 感傷的で、あまりに偏狭的な。

感傷的で、あまりに偏狭的な。

ホンヨミストあもるの現在進行形の読書の記録。時々クラシック、時々演劇。

『ムーンショット』の意味、わかります? 難解な「ビジネス横文字」アンケート調査』(日刊SPA!)

(引用)
 日常的に見聞きする機会が増えている「ビジネス横文字」だが、果たしてその意味はどれだけ理解されているのか? IT・金融・マーケティング業界を中心に、その認知度を調査した。
◇業界内専用? 難解な専門用語が多数
 今回調査したのは、経営や金融に関する専門用語がずらりと並んでおり、一般人が知らなくても無理はなさそうな認知度「低」部門。大手経済誌の記者や外資系コンサルティング会社に勤務する人がほとんど知っていたのに対して、横文字に慣れ親しんでいるであろうIT系ですら「まったく知らない」と回答した人は多く、業種によって認知度には差が出た。

<ビジネス横文字ランキング 認知度「低」部門>
※現段階でビジネスシーンで使われるカタカナ言葉を150語選出。その150語を15人の予備調査によってもっとも認知度にばらつきが出たものを中心に50語まで絞り、虎ノ門・新橋での街頭調査および直接取材などを通じ20~40代のホワイトカラー100人に聞いた

・ムーンショット(壮大な計画、目標)12%
・ユニコーン(評価額10億ドル以上の非上場企業)13%
・ブーストラップ(自己資金での起業)14%
・アクハイヤー(人材を狙って企業ごと買収すること)16%
・イテレーション(主にアジャイル開発で用いられる、短期間で反復しながら行われる開発サイクル)18%
・プロキシー・アクセス(株主に取締役選の推薦権を持たせる仕組み)20%
・ベスティング(一定期間の経過で新株予約権などの権利が確定される契約条件)23%
・ブロックチェーン(分散型のコンピュータ・ネットワーク)25%
・ピボット(経営方針の転換や変更)27%
・タームシート(契約内容をおおまかにまとめた条件規定書)31%
・アクセラレーター(スタートアップ設立者に対し、さまざまなサポートを行う組織や支援者)35%
・フィンテック(情報技術を駆使して金融サービスを生み出したり、見直したりする動き)37%
・コア・コンピタンス(競合他社を上回る能力。マネできない能力)39%
・NR(直帰)43%
・KPI(重要業績評価指数)47%

(略)

むむー。NRはなんとかわかる。使わないけど。
そしてかろうじて知っている(というか聞いたことがある)のは
「フィンテック」だけであったというおそろしい事実。
ユニコーンなんて言葉にいたっては、頭に浮かぶのは奥田民生ら5人の顔のみ。

ここは日本じゃ、日本語で話せ!!
・・なーんて言ってたんじゃ、国際社会とやらに取り残されちゃうんでしょうかねえ。
NRなんて直帰でええやん!どっちも2文字!

10年ほど前、「ユビキタス」という単語を知ってる?と聞かれ、
「指に支障をきたす?」→どんな状況だ。
と自信マンマンで答え、相手を黙らせてしまったのがついこないだのよう。

巷に溢れる略語や英語の波にのまれ、生活に支障をきたすのも時間の問題かもしれない。