平成26年12月23日(祝)、一般参賀に行ってまいりました!!!
上京して、はやン十年。
同じ東京都内に住んでいるというのに、天皇陛下のお住まいに伺ったことがない!!
(そらまあ当然ですけども。)
しかーし。
日の丸の国旗を振る国民たちに、ベランダ?からご挨拶されている陛下のお姿を
時々テレビで見かけるではないか。
これに参加するにはどうしたらいいの?
とふと思って調べてみたら、簡単だった笑
年に2回(天皇誕生日とお正月)、お出ましになってご挨拶をされるというのだ。
しかも予約とか要らないみたい。
(※詳細は宮内庁HPにて)
行ってみたーい!
行ってみたーい!
一目でいいからお姿を拝見して、お言葉をこの耳で拝聴したい!
ジタバタジタバタ。
よーし!早起きして行っちゃおう。
と思い立ったが吉日、そこそこ早起きをして(苦手科目は早起きです)、
皇居に向かったのであった。
着きましたー!
・・・ていうか、あれ?なんだか人が少なくない?
もっとたくさんいるかと思ったのに~。
何せ初参加。勝手がわからずまごまご。
とにかく人がいそうなところまで歩いて行こう!!!
とりあえず台湾から参加している集団の後ろに並んだ私たち。
うーん。
ここでいいのかしらん?
こんなに少ないの~?
テレビで見ると大勢いるように見えるけど、案外少ないのかねえ?
と同じく初参加の夫と不安がる。
知らないまま並んで不安がっているヒマがもったいない。
警備にあたっている警察官に走って聞いてきた私。
警察官の話によると、私たちが並んでいた列は集団での一般参賀の入り口で、
私たちのような個人の一般参賀は別にある入り口に並ぶ、とのことであった。
今から並び直すべき??
と他の入り口を見ると、すでに長蛇の列が・・・
あんなに人がいたのね・・・見えなかったよ!!
しまったー><
と思っていたら、その警察官が
3方向から入るんだけど、
結局1つの門から交互に入って合流する形なのでそのまま並んでいてもいいですよ~
と言ってくれるではないか。
そのまま台湾人のグループに混ざって、並び続ける私たち。
すると列が動き出した。
道路を渡り皇居敷地内へ。
ボーイスカウトの子たちが日の丸国旗を配っていたので、
ありがたく受け取り、前へ前へ。
ボディチェックを受けて、さらに前へ前へ。
二重橋が見えてきた~。
9時30分の入場時間までまだ40分ほどある。
ぼんやりと待っていると・・・
台湾のおじいちゃんたちと仲良くなりました笑
台湾の国旗までいただいて、仲間に入れてもらった。
こちらの皆さん、「○○衆議院◎◎」とか「●●知事」とか帽子に書いてある方もいて、
偉い人たちのグループだった模様。
並んでいる間、真ん中のおじいちゃんとずっと話していたのだが、
このおじいちゃん、めっちゃ日本語上手。
台「陛下はぼくの弟と同い年なんだ。」
私「え!じゃあおじいちゃんは80歳超えてるってことですよね?お若く見えますね!」
台「いやいや~。でも年齢だけだと陛下のお兄さんみたいなもんだね。」
あはは、台湾ジョーク?
私「おじいちゃん、日本語上手ですね。」
台「そりゃ、台湾は昔は日本だったからね。話さないといけないからさ~。あっはっは。」
・・・一緒に笑っていいのか、迷う台湾ジョーク(ジョークでもない)。
台「僕も戦争で戦ってねえ。最後のへんは銃弾なんてないから竹槍を用意してさ~。
竹槍なんかでかなうわけないよな~。
ってことも終戦後にわかったことだけどさ。あっはっは。」
・・・もはや笑えない、第二次世界大戦話。
おじいちゃんたちのおかげで、今の私たちがあることは事実。
その明るい笑い声を重く受け止めていると、9時30分がやってきた。
いよいよ、開場である。
さきほどの警官が教えてくれたとおり、3方向からどんどん人が合流してくる。
あ~れ~~~~。おじいちゃ~~~~ん。
どんどん離れて行く私たち。
私「おじいちゃ~~~~~ん!またね~~~えええええええ!!」
と手を振りながら離れて行くと
台「おおおおお!!!またなあ~~~~~~~~~!!!!」
と手を振りかえしてくれて、そのまま人ごみに消えて行ったのであった。
ステキな日台交流!!
おじいちゃん、いつまでもお元気で。
ここからはひたすら、林家ペー・パー状態。
人がどんどん多くなっていき、アングルなんて確認できない。
とにかくシャッター押せ押せ、と盲目状態で押しまくる。
あ!テレビで見たことがある宮殿が見えてきた!!
多くの取材陣も陛下のお出ましを待っている。
しばし待っていると、お出ましになる時間の10分ほど前・・・
急に鷹?みたいな鳥が皇居上空を旋回しはじめる。
これは私たちを迎えてくれるために放鳥されたもの?
と周囲の人たちと話したり。
そしてお出ましのお時間。
テレビで見たような光景がそこにはあった。
けれど、本当に参加してわかったことがある。
思った以上に厳かで、思った以上に規律正しく、そして思った以上に感動した。
誰かが号令をかけるわけでもないのに、
ふすまが開いた途端、一斉にみんなでバンザイや旗振りでお出迎え。
そして陛下がマイクの前に立つと、すっと静まり返ったのだ。
あまりの静けさに皇居の外の喧噪が耳に届くほど。
陛下にバンザイしているこの場にいる人たちは、きっとみんな同じ気持ち。
少なくともこのときだけはきっと同じ。
陛下、いつまでもお元気で。
ちょっと(いや、かなり)じーんとして、目がうるうるしてしまった。
出口では観光名所的な光景が見られます。
以上、初めての一般参賀の様子を簡単に書いてみた。
皆さんも一度は行ってみたらいかがでしょうか。
その際は防寒対策をお忘れなく☆