Wの悲劇 | 感傷的で、あまりに偏狭的な。

感傷的で、あまりに偏狭的な。

ホンヨミストあもるの現在進行形の読書の記録。時々クラシック、時々演劇。

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Wの悲劇 [DVD]


ただのアイドル映画じゃない。

脚本も良くできており、ラストがとにかくステキだった。

キューンキューン。

ずっと胸がキュンキュンいっていた。


脚本は

原作を核にして、その核をオリジナルストーリーで覆い被せているという二重構造。

この構成には恐れ入った。


それにしても。

薬師丸ひろ子演じる三田静香がひたすらかわいかった。

 ・処女喪失後、犬に向かって「私、変わった?」と聞くシーン

 ・大きく開けた窓から世良公則に手を振り、カーテンを少しずつ閉めていくシーン

 ・世良公則の部屋でアレコレする前の、灯りを点けたり消したりするシーン

 ・そしてラストシーン


ほんとかわいかった。

無垢で、でも大人になろうと背伸びしてる感じがイイヽ(*⌒∇⌒*)ノ


あとは独特の雰囲気をもつ世良公則にズキューン(*ё_ё*)

薬師丸ひろ子と世良のシーンがどれもこれもよかった。

 ・薬師丸ひろ子に花束で殴られて「バラじゃなくて良かった」っていうシーン

 ・コインランドリーでモジモジするシーン

 ・「ウソでも良いからいいわけしてくれよ」と世良が言うシーン・・・思い出してもキューン

 ・そしてラストシーン


あれはひとえに世良がステキだったから、に違いない。

世良演じる森口昭夫がいい!

あんな男に愛されたいぞ。


ちなみに演出家役で出ていた蜷川幸雄氏は映画内で

役者に台本ぶつけてましたが・・・


幸雄ちゃん!

そこは灰皿でしょ、灰皿!