30年前
初めて <世界バレエフェスティバル> を観に行ったとき-
- 当時まだ インターネットも もちろん SNS なんてのものなくて、
バレエ公演情報はもっぱら 専門誌(『ダンスマガジン』『バレエの本』 等)や、新聞の文芸欄のみ。
ワクワク ドキドキしながら 劇場へ向かいましたっけ。
その時(第6回 1991年)は、久々に ロシアのダンサーが参加。
前年に 何度目かの正直で やっと来日が叶った ニーナ・アナニアシヴィリ やら、直前の マリィンスキーバレエ団の公演で台風の目となった、ファルフ・ルジマートフ 達、そして 日本から 歌舞伎女形の 坂東玉三郎丈が参加して話題になっていました。
そのフェスティバルでは 最初に マーゴット・フォンティン(1919年5月18日-1991年2月21日)への追悼映像。
『戴冠式行進曲』(マイアベーア)による 華々しいオープニング
『眠れる森の美女』(チャイコフスキー) アポテオーズによる カーテンコール。
それこそ その当時の世界トップの超一流ダンサーが 次から次へと “賑々しく” 登場して、肉眼でもオペラグラス越しでも どこを観てよいのやら・・・
とてもではありませんが、目が二つでは間に合いません。
何もかも、それまで観てきた “ガラ公演” “バレエ・コンサート” とはレベルが、次元が違い過ぎて 眩暈がしそうでした。
あれから、30年。
バレエ界もすっかり様変わりし、何度かの世代交代を目にし、すでに 鬼籍に入ったアーティストも。
その時 その時でしか出逢うことのできない ダンサーの輝きを目の当たりにしてきました。
パフォーミングアーツとは、まさに “一期一会”
観客としての私も きっと 異なる 年代で鑑賞したら、また 違う感動があることでしょう。
最初に 鑑賞した 第6回(1991)は Aプロのみ。
それ以降は、A・B 両方のプログラムを鑑賞してきました。
今回の Bプロ(8/22) フェスティバル最終日。

世界バレエフェスティバル
ハンブルク・バレエ団 の日本人ダンサー 菅井円加さんが 幕開けの
『グラン・パ・クラシック』 で、強靭なテクニックを、
『アイ・ガット・リズム』 でコミカルなパフォーマンスを好演して見せてくださいました。
大のお気に入り オニール八菜(パリ・オペラ座バレエ)は、『海賊』を。
“エレガント” とは 正にこのこと! と言えそうな優雅なメドーラ。
パートナーの マチアス・エイマンともども、オペラ座ならでは フランス独特の洗練されたハーモニーを奏でていたように思います。
それこそ WBF(世界バレエフェスティバル)初鑑賞時から、出演している ベテラン中のベテラン、アレッサンドラ・フェリ と ジル・ロマン は、
モーリス・ベジャール振付の『椅子』。
第7回(1994年)で、マリシア・ハイデ と 振付家;ジョン・ノイマイヤーで上演された作品。
人生の終盤にある 老人と老婆による曖昧模糊とした 回想劇。
もうとっくに “ダンサー” としての全盛期は通り過ぎていながらも、表現者として “アーティスト” として進化を続ける ベテランによる 踊り/芝居は人生の深み・重みを感じさせてくれました。
アレッサンドラ・フェリとジル・ロマンが踊る「椅子」に注目!
カーテンコールは、津軽三味線に合わせて 法被姿の出演者全員が日舞風の扇子を手にして、すり足で登場して、正座でご挨拶。
<特別ガラ> が開催されない分、とびきりのオマケを楽しませてもらえました。
東京文化会館外のお飾り(幟?) ↓









Bプロ 上演プログラム(8/22)
─ 第1部 ─
「グラン・パ・クラシック」
振付:ヴィクトル・グゾフスキー
音楽:フランソワ・オーベール
菅井円加、ダニール・シムキン
「スティル・オブ・キング」
振付:ヨルマ・エロ
音楽:フランツ・ヨーゼフ・ハイドン
マルセロ・ゴメス
「トゥー・ルームズ」
振付:イリヤ・ジヴォイ
音楽:マックス・リヒター
マリーヤ・アレクサンドロワ、ヴラディスラフ・ ラントラートフ
「白鳥の湖」より 黒鳥のパ・ド・ドゥ
振付:マリウス・プティパ
音楽:ピョートル・チャイコフスキー
エリサ・バデネス、ワディム・ムンタギロフ
─ 第2部 ─
追悼 カルラ・フラッチ、パトリック・デュポン(映像)
「ジュエルズ」より "ダイヤモンド"
振付:ジョージ・バランシン
音楽:ピョートル・チャイコフスキー
オリガ・スミルノワ、ウラジーミル・シクリャローフ
「3つのプレリュード」
振付:ベン・スティーヴンソン
音楽:セルゲイ・ラフマニノフ
アマンディーヌ・アルビッソン、マチュー・ガニオ
「海賊」
振付:マリウス・プティパ
音楽:リッカルド・ドリゴ
オニール八菜、マチアス・エイマン
─ 第3部 ─
「椅子」
振付:モーリス・ベジャール(ウージェーヌ・イヨネスコに基づく)
音楽:リヒャルト・ワーグナー
アレッサンドラ・フェリ、ジル・ロマン
─ 第4部 ─
「ロミオとジュリエット」より 第3幕のパ・ド・ドゥ
振付:ルドルフ・ヌレエフ
音楽:セルゲイ・プロコフィエフ
ドロテ・ジルベール、ユーゴ・マルシャン
「シャル・ウィ・ダンス?」より "アイ・ガット・リズム"
振付:ジョン・ノイマイヤー
音楽:ジョージ・ガーシュウィン
菅井円加、アレクサンドル・トルーシュ
「悪夢」
振付:マルコ・ゲッケ
音楽:キース・ジャレット、レディー・ガガ
エリサ・バデネス、フリーデマン・フォーゲル
「ドン・キホーテ」
振付:マリウス・プティパ
音楽:レオン・ミンクス
エカテリーナ・クリサノワ、キム・キミン
指揮: ワレリー・オブジャニコフ、ロベルタス・セルヴェニカス
管弦楽: 東京フィルハーモニー交響楽団
ピアノ: 菊池洋子(「3つのプレリュード」)
◆上演時間◆
第1部 14:00~14:55
休憩 15分
第2部 15:10~16:00
休憩 15分
第3部 16:15~16:45
休憩 15分
第4部 17:00~17:55

そういば、上野駅公園口も 1年以上行かなかったら すっかり様変わりしていました。

JR上野駅 公園口
