気の重たくなるニュースばかりで、“お花見” という シーズンイベントすら縁遠くなってしまっているけれど、
あちこちの桜やお花が開花して、風景の彩りが春めいてきました。
ちょっと お出かけしたついでに、寄り道。
二荒山神社 境内
ちょうど見ごろ。
フォトスポット
時期が来れば、ちゃんとその季節らしくなるものだな、と。
近年のフィギュアスケート 世界選手権で、これほど嬉しい結果を見られるのは久々、というより初めて。
祝1 坂本花織 初優勝 日本女子8年ぶり
祝2 宇野昌磨 初優勝 日本男子3人目
祝3 シングル 男女アベック優勝
祝4 男子シングル ワンツー
祝5 ペア りくりゅう 準優勝 日本歴代最高位
祝6 男子SP ワンツースリー
メインイベントの オリンピック後 わずか1ヶ月の試合。
コンディションもモチベーションも立て直すのは さぞや大変なことだろうけど、シングル優勝の二人なんて SP、FPとも オリンピックを上回る自己最高点で 完全優勝。
凄すぎるっ!
女子シングル 優勝の坂本選手。
私としては 今季断トツの 女子シングルMVP
鳴り物入りで シニアに上がってきた ロシアのワリエワ選手があんなことになってしまって、五輪後の最強ロシア陣営はギスギスモードだったぽいけど、花織の演技と結果がそんなの全部吹き飛ばしてくれた。
坂本選手の演技、テレビ画面で観戦してるだけにも関わらず、まるで 大空を飛び回っているかのような気持ちにさせてくれる爽快感。
「(3Aや4回転などの)大技がない」っていうけど、あれだけスケールの大きなジャンプ、十分 “大技” じゃない。
3-3連続ジャンプなんて、素人目にも セカンドジャンプの方がでかいっ。
冒頭のダブルアクセルも フェンスの広告の端から端まで跳んじゃうんだもん!
シーズン前 「持ち技の質で勝負する」 というようなコメントしていたけど、複数の4回転をぴょんぴょん跳ぶロシア女子に惑わされることなく、自分を見失わずに勝負する姿勢は大いに感心。
今シーズンの花織は、いける。
・・・とは思っていたけど、まさかここまで(オリンピック銅メダル、世界選手権制覇)やってみせてくれるとはっ
4年に1度の大切なシーズンにピークをドンピシャ。
しかも、五輪 団体戦→個人戦→ワールド と尻上がりに結果を上げていって、ついでに パーソナルベストも更新して。
ひと頃は 大学卒業したら引退する、とまで考えてしまった時期もあったそうだけど、やはり 試練って、より一層強くなるために 乗り越えられる人にしか与えられないのなんだな。
昌磨も。
コーチ不在で本来の彼とは程遠い出来になってしまった時期があって、やはり 引退が脳裏をかすめたこともあったようだったし、
国際大会の表彰台常連でも “シルバーコレクター” の異名がついて回って。
ま、それはそれで 凄いことだとは思うけどね。
だけど、というか それだからこそ、宇野選手は 世界一 になって欲しい、というか ならなくてはならない 選手。
やっと、頂点に立ってくれた。
結弦やネイサンが参戦していても、今回のような演技ができれば 十分 この二人と渡り合えるじゃない。
ステファン・ランビール コーチとの子弟相性も凄くよさそう。
彼の振り付けた『ボレロ』、昌磨に良く合っていて 素晴らしかった。
ランビエール現役時代の代表作にして 男子フィギュア史上の名作
『ポエタ』 も 是非いつか 昌磨に振り付けてあげて欲しい。
二大会連続銀 さらには 初オリンピックも銀メダルの 鍵山優真選手。
シニア2シーズン目でこれだけの快挙を達成しちゃったけど、それでも まだまだこれからの選手。
なんと 末恐ろしい・・・
でも、もっともっと 世界を驚かせてくれるハズ。
来シーズンが待ち遠しい。
シングルばっかり盛り上げられている日本で、ペアでも世界トップの実力を発揮してくれた りくりゅう。
ロシア、中国の強豪がいないとはいえ、日本過去最高の銀メダル獲得。
あらたな道を切り開いてくれた、という意味では シングル以上に嬉しい結果。
後に続く選手がいっぱい出てきてくれるといいなぁ・・・
ペアやアイスダンスって環境さえ整えれば 強い選手が出てくるんじゃないかと思うんけどな。
競技ダンスだって、ジュニアカテゴリーでは日本人の凄いダンサーがいるらしいし。
まだまだ 日本のフィギュア界は、発展する。
女子シングル 表彰式
女子シングル 優勝 坂本花織
男子シングル 表彰式
男子シングル 優勝 宇野昌磨
ワンツーフィニッシュ
ペア 表彰式
ペア 銀 りくりゅう
ほっこりシーン ↓
花織のリボンを直してあげる アリサ・リウ(米)
令和コソコソ噂話(?) ゆまち & しょーま
ジャッジスコア
追伸)
宮原知子 引退
さっとん、お疲れ様。
宮原知子の 優雅で可憐で上品でエレガントなスケート、大好きでした。
北京オリンピック フィギュアスケートのエキシビション
隣の部屋の TVから すっごい歓声が聞こえてきたから、てっきり ペアの中国の金メダリストかと思ったら、違った・・・
オリンピックメダリストが次々に演じていったにも関わらず、主役はやっぱりこの人。
羽生結弦
いや もぅ・・・
それこそ 息をするのも忘れて ぽか~んと見入って(魅入って)しまったっ・・・
作曲家 フレデリック・ショパンのことを “ピアノの詩人” て言うけれど、
結弦は “氷上の詩人” ね!
というより、詩 そのもの。
アイスリンクになりたい・・・
永い眠りについている 凍り付いた大地に 春の訪れを告げる 西風 ゼヒュロス(ギリシア神話の風の神;アネモイ)のよう。
・・・と、3年前のエキシビションで感じたけれど、もはや 結弦が 春そのものみたいじゃない?
ウィリアム・アドルフ・ブグロー 『フローラとゼフィロス』 1875年
あるいは 『眠れる森の美女』 や 『白雪姫』 など、眠り落ちたお姫様に命を吹き込む王子様のよう。
バレエ『眠れる森の美女』 より
世界中が コロナ禍の終焉を待ちわびている今日、希望と明るい気持ちを与えてくれる。
こんな 天井の世界 の美しさを 氷上で体現できる男性パフォーマーは、羽生結弦 だけ(女子は浅田真央)。
“Verweile doch, du bist so schoen !!” Goethe “Faust”
<時よ 止まれ、お前はかくも美しい>
ゲーテ『ファウスト』より、ファウストとメフィストフェレスの “契約” となった言葉。
結弦や真央の演技を観ていると、自然とこの一節が浮かんでくる。
結弦 と ビンドゥンドゥン
おちゃめっぷりも健在。
いいなぁ・・・
ビンドゥンドゥンの中に入りたいっ!
K-BalletCompany ; Guest Staging Répétiteur 遅沢佑介 先生主宰バレエスクール発表会を観に行きました。
K-BalletCompany News 2020年7月22日
Osozawa Ballet Studio 6th performance
1部 『眠れる森の美女』より 「プロローグ」〜「第1幕」
2部 『コンサート』
「コンテンポラリー作品」「ナポリより」「グラン・パ・ド・ドゥ」
「くるみ割り人形より第2幕」
3部 『ジゼル』より第2幕
と、古典バレエ & ロマンティックバレエ からの見どころ作品が盛りだくさん!
特に 幕開きの『眠れる森の美女』の 豪奢で祝祭的な場面は一気に舞台に引き込まれました。
コロナが再び急増している重たいニュースなんて吹き飛びそうなほど、豪華なお会でした。
来年、再来年・・・ とさらに成長を続け、素晴らしいパフォーマンスを披露して下さることでしょう。
1月23日 栃木県総合文化センター メインホール 所見
2/15(火)19:00〜19:30
とちぎテレビ 「わいわいボックス」
OSOZAWA BALLET STUDIO 第6回発表会 放送予定。
「報われない努力だった」
辛いなぁ・・・
結弦の口からこんな言葉聞くの。
生きながらの伝説、現役のままのレジェンドなのに。
かつても言っていたよね。
「努力は噓をつく。でも無駄にはならない」
そう、なのか・・・
これほどの選手が積んできた努力なんて、凡人には想像つかないけど。
ただ・・・
オリンピック2連覇という偉業をやってのけたにも関わらず、さらに 過酷な挑戦に立ち向かうっていうこと自体が もはや人間離れしている。
常勝 & 世界選手権3連覇、今回も SP、FP とも 文句ない構成 と演技でぶっちぎりの完全優勝をやってのけた ネイサン・チェンですら
「もしも、僕が五輪連覇王者だったら、このスポーツから引退していると思うよ。ずっと前にね」
羽生結弦、世界王者チェンですら「現実離れ」と表現する存在感「僕なら引退している」
とすら語っているし。“天才は天才を知る” か。
「誰もできないことを、できるようにする過程は、暗闇の中を歩くようなもの」
「脳震盪で頭を打って、倒れて死んじゃうんじゃないかと思って練習していました」
引退すら頭によぎったというほど、孤独で過酷な練習だったそう。
コロナ禍の孤独な戦い「辞めようかな」と思ったことも…羽生結弦を救ったものは?
94年ぶりの3連覇なんて もういいから、氷上の神様、彼の努力を報わせてあげてほしかった。
でも、転倒しちゃたけど、認定されたんでしょ?4A。
なら 単に 「跳べた」 だけでなく、「跳べていた」 ということ。
北京オリンピック フィギュアスケート 男子シングル種目に しっかりと爪痕を残し、また1つ 羽生結弦がスケート史の一里塚を築いたということ。
凄いじゃないですか。
良しとしましょうよ。
本人も識者も みんな口をそろえて 「今まで一番いいアクセルだった」って。
一般的なジャンプだって、タイミングが合わなくてパンクしたり、とっさに他のジャンプに回避してしまうことだってありうるのに、
練習でも決まらないまま 実戦投入(しかもオリンピックで!)したにも関わらず、一番いいジャンプを跳んじゃうなんて、さすが、YUZU。
オリンピック出場が決まった頃
「すでに2連覇というものを持っていて、それを失うのは怖い」と。
もちろん、“オリンピック 金メダリスト” はアスリートにとって何よりの栄誉だろうけど、それは まぁ、羽生選手を含め 開催された オリンピックと競技の回数分いるわけで。
でも、“4A挑戦者” “4A認定者” は 今、羽生結弦 ただ 1人。
“傷だらけの勲章” かもしれないけど、もしかしたら 過去2個分の金メダルよりも輝いている、というか より一層輝かせる結果だったのでは。
“羽生結弦” が何者であるか、証明してみせたんじゃない?
「2つの転倒があって、ドラマが完成した」とも。
凄まじかったですよ、氷上の大河ドラマ。
軍神 上杉謙信もさぞや満足していることでしょう。
最後のポーズ
「(最後のポーズは)『天と地と』の『天』、『天』の意味もありますし、なんか、ある意味、自分の魂をパーンって天に送るみたいなイメージも僕の中ではあるんですけど。
9歳の時に滑っていた『ロシアより愛を込めて』というプログラムの最後のポーズと同じなんですね。
なんか、それをあの時の自分と重ね合わせながら、なんか、ひと言で言うのはちょっと難しいですけど、いろんな気持ちが渦巻いていたというか。」
déjà vu (デジャヴ/既視感)
浅田真央 2009-2010 FP 『鐘』
フィギュアスケートという山の山頂にたどり着いた選手が天を仰ぐ、お決まりにポーズなのでしょうか。
『晴天を衝け』 的な・・・
北京での羽生結弦は、勝負やメダルとかとは全く別次元 もっと高みで闘っていた。
練習でできたことが出せないことが選手にとって一番悔しいことだと思うけど、
「全部出し切った」
「挑戦しきった、自分のプライドを詰め込んだ」
それができたのなら、もう。
ソチ五輪後の浅田真央がそうだったように、オリンピック後 もぅすでに今も 数年後も 10年後も 数十年後も、“北京五輪” と聞けば 羽生結弦の歴史的チャレンジを連想することでしょう。
メダルには届かなくとも、決して ピークを過ぎたわけではない。
<100年に1人のプリマ> と称された スーパーバレリーナ、シルヴィ・ギエム の最後の公演が 『ライフ・イン・プログレス(進化し続ける人生)』 という 新しい挑戦で締めくくったように、
キャリアの終盤で、27歳という 男子シングルでは かなりのベテランの年齢で迎えるオリンピックにも関わらず 結弦が 披露したのは、これまでの集大成というより、まだまだ 成長&進化を目指す姿。
羽生結弦は、今が 全盛期。
今後・・・
勿論、夢の大技の成功を目の当たりにしたいし、何より 当の本人がそのためにここまで 血のにじむような努力をしてきたのだろけど、
私たちの期待や夢を無責任に背負わせてしまうことは、もぅ 憚られる。
彼の右足首も、もぅ 限界なのでは・・・
今後 これほどの逸材は現れないであろう 羽生結弦という アスリート&アーティストの 美しい演技、努力を怠らない姿勢、挑戦を続ける雄姿、人となり、生き様 に どれだけ多くの人々に どれだけの 希望・勇気・感動 を与えたことか。
最終地点まで辿り着くまで冒険を続けることも、ある程度 見果てぬ夢を見渡して 敢えて進まず 一線を引くことも それぞれに美学があると思う。
どちらが正解ということはない。
どうか、羽生選手のお心の思うままに・・・
「クワッドアクセルに声をかけられるとしたら、
どんな言葉をかけたいですか?」
羽生結弦の挑戦を表現した中国解説者の言葉 「成功、失敗など問題ではない」が話題
カズレーザー、羽生結弦の言葉に感動…「努力を重ねた人だけが言える」
精神科医も称賛。羽生結弦選手の「自分の運命は自分で決める」という覚悟と生き様
祝 鍵山優真 銀メダル & 宇野昌磨 銅メダル
宇野昌磨 & 鍵山優真
これで、
日本男子は バンクーバー五輪から 4大会 連続表彰台
羽生結弦は 2大会連覇(ソチ、平昌)
平昌五輪から 連続 W表彰台
宇野昌磨も 2大会 連続表彰台
バンクーバー五輪の高橋大輔以来、男子の五輪メダル獲得数は計6個(金 2、銀 2、銅 2)。
女子(伊藤みどり 銀、荒川静香 金、浅田真央 銀)の倍じゃん。
日本男子、凄すぎ。
こんな時代が来るなんて、20世紀の頃は夢にも思わなかった・・・
日本男子のみのグリーンルーム
宇野選手、一時期は コーチ不在でスランプに陥ってしまったり、「4年間色々あった」(インタビューより)そうだけど、いつも 飄々と、でも 内面に熱い闘争心を燃やし続けて成長し続けてきた。
前回五輪(平昌)のFPで転倒してしまった 4Lo もきっちり決めた。
町田樹氏が 宇野選手のスケートを 「重厚かつなめらか」 と評していたけれど、SP の 『オーボエ・コンチェルト』 は、まさにその真骨頂。
平昌五輪のシーズンでの 『四季;冬』(ビバルディ) もそうだったけど、昌磨は バロックの音楽が凄くよく似合う。
静謐で、荘厳。
昌磨がジュニア時代 憧れていたという 高橋大輔ですら こんな世界観の作品はなかった(ような気がする)。
勿論、演じれば あっという間に 大ちゃんワールドの濃密な演技を見せてくれてしまうだろうけど。
でも、昌磨は一味違う。
もっともっと いろんなプログラムを演じる昌磨を見たい。
日本男子の五輪表彰台、ソチ五輪の 羽生結弦を抜いて最年少記録を更新したという 鍵山優真選手(結弦は金メダルだったけど)。
ほんの 2、3シーズン前位までは、男子は 結弦と昌磨の後に続く選手がいないんじゃないかって危惧していたのがウソのよう。
シニア転向以降、昨シーズンのワールドから さらに勢いがついている感じ。
まさに 破竹の勢い。
伸び盛りの真っ只中、バッチリ オリンピックにハマった印象。
FP の『グラディエーター』、猛獣に果敢に挑んでいく 怖いもの知らずの若き剣闘士のようで、とても清々しかった。
初出場のオリンピックで銀メダルなんて、パパ(正和コーチ)を抜いたね。
それでも まだまだ これからの選手。
今後の試合、特に来シーズン “オリンピックメダリスト” を意識しすぎて萎縮しないよう、殻を破り続けて脱皮を繰り返してほしい。
4年後のオリンピックでは、あるいは・・・
と期待せずにはいられない。
以前の日本選手って GPシリーズや全日本選手権で消耗して、五輪やワールドの肝心な試合で へばってしまっていた印象だけど、五輪でパーソナルベストを更新するほどの演技を披露してのけた 2選手には大きな拍手を送らなくては。
4Ltz、4F を含む アクセル以外の 4回転ジャンプを装備している 佐藤駿選手も早く駆け上がってきて下さい。
金メダル大本命として SP、FP とも期待にたがわぬ演技でぶっちぎりの 大金星 ならぬ 大金メダルのネイサン・チェンもお見事。
前回のアメリカ人金メダリストが 4回転なしの優勝で ずいぶん 物議があったようだけど、時代は変わった・・・
男子のみならず、シングル種目は。
羽生結弦が降臨してから。
<まだ 全体の3分の1 しか終わっていない。>
ソチ五輪 女子SP 後の浅田真央へ檄を飛ばした 佐藤信夫コーチのコメント。
そうそう、勝負はここからっ!
“魔物” かぁ・・・
強い選手ほど 1度は魔物に狙われるのだろうか(童磨の血気術!?)
羽生選手自身は 体力やコンディションも良いとコメントしていて、GPシリーズ前に痛めた右足関節靭帯損傷の影響もなさそうだったのに。
銅メダルを獲得した団体戦でも 出場選手 全員がノーミス、という幸先の良いスタートだったのに。
“好事魔多し” かな。
ただね、羽生選手は今までも 試練や逆境を大きな弾みとして飛翔し続けてきたからね。
何事も一筋縄や順風満帆ではいかせてもらえない、そういう運命のアスリートなのかも。
しかし・・・
あの広いリンクで、本番で “ガコっと” ハマってしまうとはね。
アンラッキーなホールインワン!?
FP では “災い転じて” ジャンプの 軸 & タイミング & スピード& 高さ & 幅 & 流れ そして 音楽 にドンピシャ “ハマって” 下さい。
それでも SPではさすが、最後まで集中を切らさず
「演技が終わるまでは全然気持ちが切れていなくて、いままでのショートの中でも全体的にいい演技だったなって思っている」
「自分の中ではミスではない」
とのこと。あくまでも “アクシデント”
羽生結弦、サルコー失敗も気持ちは切れず「凄く集中して」北京で懸命の“ロンカプ”
「自分の中でミスはなかった」羽生結弦が8位発進のSPを回顧。
ジャンプ ひとつ すっぽ抜けたにも関わらず 95.15点 で 8位。
ソチ五輪の浅田真央(16位)、平昌五輪のネイサン・チェン(17位)と比べれば、まだまだ。
あの 伊藤みどり女史だって オリンピック(アルベールオリンピック '92)当日朝 突然跳べなくなったそうだったけど、FP ではTV画面がはみ出そうな 特大の3Aを決めていたし。
元祖天才スケート少女「伊藤みどり」世界初のトリプルアクセル成功の舞台裏
(↑ あと 1回転位 回れそう・・・)
挽回のない不運といえば、コロナ陽性となって棄権になってしまった ビンセント・ジョウ 選手(米)や、他競技だけど おかしなスーツ違反とやらで失格となってしまった 高梨沙羅選手。
「(4回転は)6本やることはないよ、5本だよ」 と、ひとつ手前の構成で余裕かましている チェンにどこまで迫れるか、あるいは 大どんでん返しが起こるのか・・・
きっと 結弦のことだから、追われる立場 や 逃げ切る ことより、追いかける方、それも 射程圏内の中途半端な点数ではなく、凡人では諦めてしまうほどの差がある方が アスリート魂に火が付くはず。
ともあれ 「小説より奇なり」 のドラマが起きてこそ、オリンピック。
羽生結弦らしい 規格外の “resilience” を見せて欲しい。
きっと、披露してくれる。
そして、大舞台で PB更新して SP 2位・3位につけた ゆーま と しょーま も期待大。
「まだ絶望とはいえない点差」 羽生結弦の採点、元国際審判が分析
羽生選手、北京入りしたとか。
いよいよ 決戦の火蓋の幕開け。
男子シングル ワンツーというこれ以上ない歓喜を味わわせてもらった平昌オリンピックから 早4年。
団体戦の 宇野昌磨、鍵山優真 選手も会心の演技!
日本男子の3選手は みんな表彰台を狙える 最強メンバー。
ただ、やはり 真打はこの選手。
昨年末の フィギュアスケート全日本選手権 男子シングルはまたもや奇跡のようなパフォーマンスを目の当たりにしてしまった。
序奏とロンド・カプリチオーソ by サン=サーンス
“バラ1”(バラード第1番 ト短調 作品23 byフレデリック・ショパン)
があまりにも ハマりすぎて、もはや 呪縛に憑りつかれてしまって これ以上のプログラムは望めないのではないかとすら思えたけど、
けど、
それをも超える楽曲に出逢い、カタチにしてしまうこともまた彼の凄さ。
ヴァイオリンではなく、敢えて オリジナルピアノバージョン(清塚信也 編曲)の “羽生結弦仕様” というのも心憎いばかり。
「羽生結弦っぽい表現、羽生結弦にしかできない表現のあるSPが、どんなものがあるかなと思ってずっと探していた」
背中も語る・・・
力強さ、繊細、流麗、抒情性、緩急・・・
技術と芸術性がこれほど高次元でせめぎ合っているスペクタクルというものは、あらゆる パフォーミングアーツの中でも そうそうお目にかかれない。
オリンピックという 最高の舞台で披露されるのは待ち遠しいけど、
今シーズン拝むことができるのが全日本と五輪とワールドだけとは・・・
よもやよもやだ・・・
何と残酷。
FP 『天と地と』
これも どハマりだった 『SEIMEI』 の二番煎じに収まらない、もっと 重厚 かつ 荘厳で 妖艶ですらある スケール感溢れるプログラム。
冒頭の 4回転アクセル
「氷に体を打ちつけて死ににいくようなジャンプをしていた。それができる過程って、ひたすら暗闇を歩いている感じ。頭打って脳振とうで死ぬんじゃないかって思いながら練習していた」
先陣を切って戦場へ飛び出せば、生きて帰るか殺されるかの 戦国武将さながらの境地。
『芳年武者无類 弾正少弼上杉謙信入道輝虎』(月岡芳年)
4年前の 五輪2連覇を成し遂げたあと “最後のピース” と語っていた最後にして最強の大技。
そして、幼かった結弦少年の夢。
この壮大なプログラムを完成させるために、是非とも決めなければならないのでしょうけれど、プログラムの世界観を完全な形で表出することこそが、羽生選手の最大の目的なはず。
4A はいかにリスクが高ろうと、あくまでもエレメンツのひとつ。
絶対にできる。
そして 『天地』 と <羽生結弦> が完成する。
“挑戦する” ということは、いつか必ずそれが “叶う” から。
「他を寄せ付けない 圧倒的な存在」 でい続けるために 「時間と空間をまとい、支配する」(野村萬斎)でないと。
すでに 4年前に 五輪2連覇の偉業を達成し、
「やるべきことをやり、取るべきものを取った」としても、彼にとって
羽生選手自身が望むパフォーマンスが披露できれば、必ず 結果はついてくる。
ちょうど30年前の アルベールビルオリンピック('92)で女子選手史上初 トリプルアクセルを決めた偉大な先輩(伊藤みどり)を超えるべし。
ド派手なトリプルアクセル
初出場のオリンピックでは日本男子末っ子だった結弦も、今回は一番上のお兄さん
ソチ五輪 2014 男子シングル優勝
“長男” としての責務を全うしなければならない。
心を燃やせ
氷柱
全集中 氷の呼吸 終(つい)の型 奥義 肆回転半廻飛翔
羽生結弦の4回転半は「ほぼ跳べている」 専門家が語る成功のカギ
「なんかできる気がしてきました(笑)」“崖っぷち好き”の羽生結弦が4回転アクセルについて語ったこと
昨年の晩秋、久々に オーソドックスな西洋絵画の展覧会に行ってきました。
名画でたどる西洋絵画400年 -珠玉の東京富士美術館コレクション
富士美術館(八王子市)の多岐にわたるコレクションから、特に充実した 「16世紀後半から20世紀までの西洋絵画400年の歴史を紹介するもの」を紹介。
『ベッドフォード伯爵夫人 アン・カーの肖像』(1639年) アントニー・ヴァン・ダイク
『少女と犬』(1780年頃) ジョシュア・レノルズ
『サン=ベルナール峠を越えるボナパルト』(1805年) ジャック=ルイ・ダヴィッドの工房
ヴェルサイユ宮殿でも見ることができます。
史実では みすぼらしいロバにまたがっていたとか、ナントカ・・・
『ヴェネツィア、サン・マルコ広場』(1732-33年頃) カナレット
現在と変わらない 水の都の風景。
鐘楼の鐘の音と鳩の羽ばたきが聞こえてきそうです。
『赤い服の女』(1892年頃) ピエール=オーギュスト・ルノワール
一目でルノワールの筆と分かる女性
他にも コレ、あの画家が描いたの!?
と思えるような作品に出逢うことができました。
富士美術館、学生時代に 友人たちと 1度 行ってみたことがあります。
八王子駅からバスに乗って、思いのほか 距離があり、帰りは 少々 車酔いしておりました。
国内だけど さくっと行ける場所ではないので、なかなか 貴重な展覧会でした。