松岡修造ではないけれど。
“羽生結弦 が競技に出ないフィギュアシーズン”
大ちゃん(高橋大輔)が引退したときは 「私にはまだ真央がいる」
真央が引退したときは 「私にはまだ結弦がいる」
と思えていたけれど、その 結弦も競技を去ってしまい・・・
だんだん フィギュアスケートが遠ざかっていってしまうような気がしていたけれど、
なんの なんの!!
日本選手、見事にやってのけてくれたっ
・ペア りくりゅう 優勝
・男子シングル 宇野昌磨 優勝 & 山本草太 準優勝
・女子シングル 三原舞依 優勝
それぞれに 初タイトル。
しかも、それぞれに 特別な表彰台。
今シーズン、一番 大きな輝きを放っている りくりゅう(三浦 璃来・木原龍一)

まさか 日本人がペア競技で表彰台の真ん中に立つなんて・・・!!
いくら ロシア勢が出てないといっても、ペアとアイスダンスは 欧米や中国(ペアのみ)の牙城だったのに。
りくりゅうカップルの演技って 観ていると、とても幸福感や高揚感に包まれる。
トップスケーターの技術力や表現力に感嘆することは珍しくないけど、それ以上に胸の奥に響いてくる演技ってそうそうお目にかかれない。
もっと もっと このカップルのプログラム見たい!!
男子シングル 優勝 宇野昌磨
昨シーズン ラスト、ついに ワールド制覇して シルバーコレクター卒業。
そして 今シーズン。
GPシリーズ2選 連勝(カナダ杯・NHK杯)、ファイナル SP・FP 1位 ぶっちぎりで完全優勝。

あと、五輪のタイトルをとれば “スーパースラム” だって。
勿論 そんな簡単な事ではないだろうけど、
現役選手として終盤にきて なお 進化し続ける昌磨がどう変容していくのかワクワクが止まらない。
FP の 『G線上のアリア』(J.S.バッハ) シングル選手で昌磨以上に似合う選手はきっといない。
フィギュアスケートの 『G線上のアリア』
遠い昔 アルベール・オリンピックの アイスダンスで
マリア・クリモワ&セルゲイ・ポノマレンコ(EUN)
が フリーで演じたプログラムを 録画して何度も何度も見ていたっけ。
静謐さと情熱がせめぎ合った それはそれは素敵な演技だった。
『G線上のアリア』 という曲を意識するようになったのも、バッハの作曲の中で一番のお気に入りになったのも、このプログラムを見たから。
真央の『ヴァイオリンと管弦楽のためのファンタジア』
大ちゃんの 『道(La Strada)』 みたいに、
特定の選手の “私的” ナンバーワン・プログラム に使われた楽曲を他の選手が使用するのは 正直 複雑な気持ちになるけど、
昌磨の 『G線上のアリア』 は別。極上。
宇野昌磨選手って、ステファン・ランビエール コーチに師事するようになって より一層、表現に深みが増した気がする。
特に アームスや上半身が すごく しなやかに、優雅に洗練された感。
ランビエールコーチのお手本に感化されたのかしら。
ランビエールが バンクーバー五輪で演じた FP 『椿姫』 の いかにも貴公子らしい上品さ、高貴な雰囲気を彷彿とさせられちゃう。
昌磨の場合・・・ 何て形容したらよいのか 適切な言葉が思い当たらない(出てこない)んだけど。
「官能」「色気」「情熱」「優雅」「抒情性」「ストイック」・・・
どれこもこれも 当てはまるようで なんか違う。
というか、一言では言い表せない。
どちらかというと、それらが ちょっとずつ 混ぜ合わさって 熟成され た “昌磨的 エレガンス” とでもいうべき 馥郁とした香り。
熱い思いを胸に秘めたロマンティストのようでもあり、
求道者 あるいは 殉教者 のような孤高のアーティストのようでもあり。
昌磨の場合 靴のブレードさえ合えば、恐れるものは何もない。
複数種類の4回転ジャンプも、ひょいっと舞い上がるようで 全く危なげなかった!
美しい フィニッシュの後、ぺたん とお尻ついて座っちゃったのも可愛かった!!

2位 山本草太選手
将来を嘱望されながら 期待どおり成功する選手より、怪我や故障で 第一線を退いてしまう選手の方が圧倒的に多いだろうに、よくぞここまで復活してきてくれた。
山本選手も きっと、これから。
女子シングル 優勝 三原舞依
シリーズ2連勝(イギリス大会、フィンランド大会)後 行きつく間もなく ファイナル制覇。

すごいっ
今シーズンは スゴく調子よさそう。
この選手特有の 妖精ぽさと 演技がマッチすると本当に魅入ってしまう。
宇野選手もそうだけど、スピンで 音楽に合わせて回転速度が変化して速く回るところなんて、思わずため息が出そうなほど。
これが 昨シーズンだったら・・・
でも、今年は 舞依の年になるかもしれない。
坂本花織選手は、パーフェクトの演技もずっこけるときも喜ぶときも落ち込むときも とにかくド派手。
いいんじゃない。表現者としては大切なこと。
「くやしい」をバネにできることこそ トップアスリート。
花織がこのままで終わるワケがない。
どんどん ギアを上げていって、シーズン終盤の一番大きな大会でぶちかましてください。
今年からシニア参戦して いきなりファイナルに出た 三浦佳生選手、渡辺倫果選手、フランス大会とNHK杯 3位 でファイナルあと一歩だった魚住りをん選手らも頼もしい。
全日本が楽しみ♡
みんな、ガンバレ。
