ひとり旅を続ける僕は
たまに難題である「人付き合いの方程式」を解こうとする
社会に出てから出題されたこの問題には
採点する先生が大勢いるため
答えが無限に存在していて
なにが正解かなんて分からなくなってしまったから
ついに無関心になってしまって
だけどせっかくの機会なので
ひとり旅に出たときは
この人生テストを解くことも趣にしている
「ひとりぼっち」という問題を解くには
ひとりぼっちにならなければいけない
このテストを解くための最高の場所に僕はたどり着いた
沖縄県粟国島
火山帯の島で土地が痩せているこの島は
昔は粟と稗ぐらいしか取れなかったからこの名前になった
ハブがいない粟国島は
古代沖縄本島とは陸続きではなかったことを証明している
平成12年に上映された「ナビィの恋」のロケ地になったこの島では
そのロケ地に導く観光ロードはあまり見られなかった
天候は曇り時々雨
人に汚されていない自然の海もここでは逢うことも出来なかった
コメディアンで僧侶でもあるポール牧さんが観光大使であるこの島では
まだ観光地化が進んでいない現状がある
観光特産品のソテツみその製造責任者には
この島人の○○さんという名前が記載してあり
自転車でウロウロしていても出会ったのは牛だけだった
有名なウーグの浜でもひとりを堪能した
製塩センターでようやく働くおじさんを発見
働く後姿を見ながら思わず話しかけた
「自由に見ていってください」と言われたので
自由にセンターを見学した
そんな「ひとりぼっち」の問題に最適な島
粟国島
僕はこの島に来なければ
この問題は解けなかったであろう
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『島国からの贈物』
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『ひとりじゃない』
2005年4月17日 沖縄県粟国島ウーグの浜にて
地球の声が聞こえるぐらい
静まり返ったウーグの浜で
ひとり 時を刻んでいる
都会のうっとうしさや
人付き合いの気だるさから
逃れたくてここまで来た
ひとりを願う僕だけど
ひとりになるとあの人を想う
いや あの人たちを想う
あの人がいるから僕がいて
僕がいるからあの人となる
だから僕はひとりじゃない
いつだって
だからあなたもひとりじゃない
いつだって
きっと どこかにひとりはいる
あなたを想う人は
ひとりいればいいじゃないか
ひとりじゃないのだから












