“愛”という言葉を綴るのは
なんだか卑怯な気がする
全てを愛してるで終わらせるなんて
そんな単純なものでは無いだろう
だから僕は愛をアイと変換して
いつまでも無限を追いけることにする
『記念樹』
記念樹を植えよう
そう思いついたとき
あなたのそばにはパートナーがいた
もちろん しっかり手をつないで
スコップなんかいらない
軍手なんかいらない
手で掘ろう 手で
顔中泥んこになってもいい
手が血だらけになってもいい
できるだけ深く 深く
未来という根を
できるだけ大きく広げさせるために
もちろん 手をつなぐのを忘れずに
想いという苗木は全長30cmぐらいで
見るからにか弱い 今にも倒れそうだ
その苗木に毎日水をやり
毎日話しかけよう
毎日 一分だけでもいい
話し そして微笑もう
もちろん 手をつなぐのを忘れずに
想いはやがて成長し
幸せという葉をつける
この葉は二人にとって心地よく
眩しく 時に残酷に散っていく
しかし散った葉は養分となり
新たな葉をつけてくれる
その過程を自然に
ごく自然に決して無理をせず
見届けるだけでいい
もちろん 手をつなぐのを忘れずに
この記念樹にはやがて
赤く小さな希望という実をつけるであろう
この実を甘く育てるかすっぱく育てるか
はたまた渋く育てるか
それはあなたたち次第である
早熟で味わうのか
老熟で味わうのか
はたまたただ傍観することによって味わうのか
それもあなたたち次第である
大事に大事に優しくさわって育てよう
もちろん 手をつなぐのを忘れずに
この記念樹の皮が剥がれ始めたとき
あなたたちの髪も白くなっているはずである
もうここまできたら何もしなくていい
ただ記念樹のそばに二人で静かに座っておこう
そして時々そっと目を閉じ
あのころの記念樹をそっと思い出そう
もちろん 手をつなぐのを忘れずに
☆★☆★
この詩は2001年に綴った詩です
もう25年も前になるんですね
全くもって結婚願望が無かった時に
妄想して綴った詩でもあります
当時は“誰かに認められたい欲”が強く、
多くの投稿雑誌に自作詩を投稿しまくっていました
そして、この詩が唯一、ある賞を取った詩です
若干の賞金も頂きました
そして、この詩が賞を取ったことで
あもんに“表現欲”が生まれてきたのはこの頃からです
表現欲からことば遊びに発展し
詩の楽しさを知るきっかけになった詩でもあります
☆★☆★
この、昔自分が綴った詩を改めて詠んでみるシリーズ
改めて自分を見つめ直すキッカケになるかもですw
