コロナと言う脅威が全世界を覆っていたある日
惜しまれながらも閉店となってしまった飲食店があった
閉店を迎えたその店の周りからは『ぶちうまいじゃん!』と言う広島弁も聞こえなくなった
だから今、あもんは『ぶちうまいじゃん!』を蔓延させるために
広島県を食べ巡る旅を始めたのだった
実食日 2021年3月20日
呉市吉浦町【だし道楽 吉浦店】
国道31号線を走っていると、平日お昼頃には満車状態になる自販機コーナーがあります
この日は運よく1台だけスペースが空いていました
そして、ここには【だし道楽】の自販機があるのです!
だし道楽は広島県江田島市に本社を置く二反田醤油が販売する
“ペットボトルに入ったダシ”なのです
平成3年に開業した二反田醤油は使い勝手の良いダシの開発を進めました
薄口醤油をベースに炭火で焼いた“あご”を入れて作られました
“あご”とは長崎県近海で漁獲される“トビウオ”のことです
炭火で焼いているので魚の臭みもなく、あっさりとした甘めの味は
うどん、そうめん、鍋物にモノ、卵かけご飯との相性が良いみたいです
ペットボトルにそのまま“焼きあご”が入っているのが特徴ですw
醤油酒みりんを合わせることなく、だし道楽だけで簡単便利に本格的なダシで調理ができる万能調味料として売り出し中です
ペットボトルの中に素材をそのまま入れることで、素材そのものの旨味をしっかりと味わえる調味料となっています
だし道楽は発売当初、デパートやスーパーで販売が試みられたものの
好調とは言えなかったので、商品宣伝のためにだし道楽を使ったうどん屋を開業しました
それが噂となり、広島で“行列ができるうどん屋さん”となったのです
更に、うどん屋の営業時間が限られているということで
24時間販売が可能な自動販売機での販売を始めました
『なんや!このジュース!高っかっ!』
『てか、魚が入っているジュースやん!』
と、一躍ツッコまれることに成功w
今や、全国に40か所程度設置されているみたいです
あもんもこの自販機を初めて観た時は九州で、ツッコみましたw
まさか、広島の醤油屋さんが仕掛けていたとはその時までは知りませんでしたw
店内の机にはだし道楽が置かれています
こちらでいくらでも追い出汁をしてくださいとのことです
自販機販売では高価なため、ジュースと間違って買うことは無いらしいですが
家の冷蔵庫に保存した時には、寝ぼけてグイグイ飲んでしまう危険性がありますw
しかも、あっさり甘口ですから、寝ぼけていたら気が付かない猛者もいるかもですw
“太肉かすうどん”を注文しました
この店はうどんを細麺が太麺かをチョイスできる珍しいお店です
細麺は呉市の名産であるからでしょうね
出汁を飲んでみるとやはり、あっさり甘口味でした
これなら、グイグイジュースの様に飲み干せます
しかし、ラーメンの様にスープの味深さは感じられません
よって、全てを混ぜて啜る作戦で挑むことにしました
この時、一番の主張をしたのはやはり“かす”です
“かす”とはホルモンを揚げたもので、関西では主流のトッピング
広島のうどん屋さんではあまり見たことありません
この“かす”のしょっぱさが、だし道楽と良きコンビのようで
“かす”だけではしょっぱいし、だし道楽だけでは物足りない
という人には見事にマッチングしたと言え、とても美味しいです!
寒くて疲れ切った時のこの塩味は中毒性もあるでしょう!
お腹が減っていたので肉うどんとマッチングしてみましたが
この作戦はあもん的には少々失敗w
バラ肉の旨味とうどんのマッチングが、“かす”とだし道楽のマッチングに負けているからですw
このうどんの中では“カス”が“バラ肉”に余裕で勝っている不思議現象が起きているのです!!
驚いたのは、小さいとろろ昆布の主張が“かす”の圧勝を妨げていることです
トッピングにとろろ昆布は無かったけど
かすVSとろろ昆布の戦いを味わってみたくなりましたw
さらに戦いを挑むために“だし道楽”で追い出汁をしました
しかし、写真では全く表現できませんでしたw
そして、七味を入れてかき混ぜ、いざ勝負!
見事なパンチ力で美味しく戴けましたよ!
実はこのお店には“かすラーメン”というメニューがあるのです
うどんがラーメンになっただけだったら、和風ラーメンの味なのか?
“豚骨だし道楽”という新ジャンルに挑戦しているのか?
非常に気になります!またいつか、挑戦しに来たいと思いました
外に出てみると、以前に行った【ラーメンショップ】が主張をしていますw
そう、【だし道楽】と【ラーメンショップ】は同じ敷地内にあるのです
行列のできるラーメン屋さんとうどん屋さんが展開されているこのエリア
お陰様で、地元では渋滞覚悟エリアとしても有名なのですw
振り返れば、まだ行列w
みなさん、“かす”VS“だし道楽”の虜になっているのでしょうねw
ということで、続きます