愛媛県宇和島市を歩く11~【凸凹新堂】で宇和島旅のクライマックスを味わおう!w | あもん ザ・ワールド

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放浪日:2018年3月18日

 

【宇和島市立歴史資料館】で“擬洋風建築物”を観ています

明治17年に宇和島警察署として建てられた建物です

市内の約70%が焼失した戦災にも逃れた後

昭和28年に役場の庁舎として移築され、平成2年にその役目を終えました

平成4年に市民の協力により現在の位置に移築復元されました

宇和島市に愛され続けている幸せモノな建物です

大理石の様に見える柱は石に模した木材です

材料は偽物と言えば偽物ですが、100年以上も存在している本物の建物です

良いモノは真似て造ってみて、後に独自の文化に成長させる

鎖国を続けていた日本人はカルチャーショックを受けた後にこう行動しました

今となっていはそれが日本人の武器となり、世界が認める国に成長させたのでしょうね

ガラリの設計図がありました

珍しく役立ちそうなことはなんでも真似してみよう精神です


もちろん、この様な大空間を造れるのはかつての寺院建築の経験があったからです

そう思えば、日本はいいタイミングで西洋文化と出会ったのかもしれません

「こんな感じで合ってるの?」と疑問を持ちながら造っていたかもしれません

その結果は100年以上も市民に愛されていることから、正解なのでしょうね

天井内の屋根裏小屋組みが観られるようになっています

三角形で形成されるトラス構造も見様見真似でしょう

疑問を持ちながら造った当時の日本人は楽しかったのでしょうか?

「こんなん、建物じゃねぇ!」と言った日本人もいるでしょう

しかし、「ほんまにこれで大丈夫か?」と言う疑問は

現代において大丈夫だったと証明されています

白く美しく輝いていますが

日本人の情熱で赤く燃えている様に見えてきました

後に本格的な西洋建築物を建築するようになっていき

擬洋風建築物建築は無くなっていきます

現代では当時の日本文明開化の象徴として語り合う大切な建物となっているでしょう

続きまして【和霊神社】を観ていきましょう

高さ13mの石造りとしては日本一の鳥居を潜っていきましょう

【和霊神社】は漁業を中心に広く産業の神として、中四国で崇められている和霊信仰の総本山です

江戸時代、政治の混乱により凶刃に倒れた山家清兵衛の怨念を祓う為に造られたそうです



始まりは怖いですが、今では市民から「和霊さん」と呼ばれるぐらい愛されています

どこか眠そうな牛鬼がいましたw

さて、宇和島市歩きのクライマックスで選んだのは【多賀神社】です

他とはちょっと違った世界観が漂います

境内には韓国森羅、李朝時代の石造美術文化財が点在しています


これも韓国の美術作品でしょうか?w

遊び心たっぷりの面白い神社ですねw

【多賀神社】は千五百守社と称えられています

死神が毎日千人とり殺すというを、大神はそれなら自分は千五百人の子供を生もうという教えです

子宝の神様が祀られています

少子高齢化の現代では大切な神様ですね


拝殿には“太陽根依代”が祀られています

立派な太陽根でございますw

これだったら1,500人も余裕でしょ!と言っているみたいw

元気のない旦那さんは是非お詣りをして頂きたい


性文化財【凸凹新堂】にやって来ました

ここが宇和島市旅のクライマックスとして設定していましたw

性は宗教なり、哲学なり、性は道徳なり、科学なり、性は命なり、人生なりというメッセージをもとに、驚嘆の秘宝が5万点も展示されています

春画や縁起物などの国内産だけでなく、世界各国の民族秘宝が所せましと展示されていました

 

さすがのあもんもこの展示には圧倒されましたね

次元の低い人間は低い性しか感じないが、神は人間の生きるよき悦びのために性があることを真理で教えてくれます

神が与えた万人平等なものは性のみであり、これによって人間の生きる哲学を悟って貰いたいというメッセージもありました

マンネリを迎えたカップルや夫婦にぴったりの展示でしたw

初デートでチョイスするのは遠慮した方がいいかもですがw

見学は丸一日を要する資料を展示してありますが

その真理を悟道するには一生かかるとも仰っておられます

あもんがここにいたのは1時間弱なので

また今度、じっくりと教えて頂きたいと思っておりますw

みなさんも、ぜひぜひ教えを頂いて頂きたいです!

秘宝ばかりなので撮影禁止ということにお気をつけくださいね

 

ということで、愛媛県八幡浜市を歩くに続きます