愛媛県宇和島市を歩く10~【宇和島市立歴史資料館】で【高畠華宵】に出会おう!w~の巻 | あもん ザ・ワールド

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君へと届け 元気玉

放浪日:2018年3月18日

 

あもんが“ふと”見つける好きなモノが盛りだくさんある宇和島市を歩いています

素敵な洋館が現れました

これは“擬洋風建築物”である【宇和島市立歴史資料館】です

“擬洋風建築物”を分かりやすく言えば

文明開化を志す日本人が西洋で建物を観て

「なんですか!これは!」と驚き、日本でも同等な建物を造ろうと思います

しかし当時の日本には西洋の建築資材はありません

よって日本にある木材や銅板などを使い、「こんなんじゃねぇ?」と言いながら

西洋に寄せて造った日本の建築物です

明治17年築、木造寄せ棟造り漆喰壁仕上げ、423㎡の建物です

西洋風の重厚な窓は上げ下げ窓で杉材で作られています

左右の枠に鉛の分銅が滑車を通して釣り下がって隠されています

窓と分銅を吊り合わせることにより窓を途中で止めることを可能としました

窓の上部には小庇、下部には水切り、2階床ラインに胴蛇腹と言われる水切りもあります

どれも水を窓や外壁に伝わせないような工夫で、建物の耐力を上げる効果があります

早咲きの桜と一緒に観ると美しさが引き立ちますね

周囲には【樺崎砲台跡】もあります

こちらの砲台跡は江戸時代に造られた西洋風砲台であります

黒船来航によりいち早く西洋技術を取り入れた砲台を造った宇和島藩の凄さが分かります

実際に活躍することは無かったみたいですが

外国人に日本人の技術を見せるには役立ったみたいです

さり気なく戦争遺構も置いてありました

もっと堂々と置いてもいいのにw

戦争遺構を保護するための壁と屋根が隠している様に見えますw

最後の“焼玉エンジン”がありました

“焼玉エンジン”とは焼いた玉を中に入れて、その熱によって燃焼するエンジンです

太平洋戦争時に植物系燃料が代用できるという事で、多く普及されたみたいです

小型船舶のエンジンによく使われたみたいで「ポンポンポン」と音が鳴るみたいです

ポンポン船は昔、瀬戸内海でもよく見られた光景ですよね

さて、【宇和島市立歴史資料館】の中に潜入してみました

1992年にここに移築復元されたみたいですが真新しさを感じます

それだけ宇和島市民に愛されている建物なのでしょう

素敵照明も良い感じで灯っています

明る過ぎず暗過ぎず、ムーディーな灯りが素敵です

明治の宇和島市が展示されていました


宇和島城に守られている感がしますね

階段には牛鬼が睨みを利かせていました

よく観るとひょうきんな顔をしていますねw

横顔は大迫力だけど

【高畠華宵】の展示がありました

大正浪漫を象徴する挿絵画家です

どこかで観たことある画風です

少年を美しく描く天才でしょうか?

もちろん女性も美しく描けています

妖艶な表情が女性の美しさだと分かる絵です

挿絵にて全国で有名となり“華宵御殿”を建てたそうです

“夜を愛すること激しく”ですか!

夜の街でインスピレーションが湧くタイプだったのでしょう

夜の街の帝王だったのでしょうか?

ぱっと見はそう見えないのが面白いw

やはり、女性の美しさは“表情”でしょうね

少年はここまで美しくないww

でも、華宵さんが観た少年はこうだったのでしょう

華宵さんは少年少女に大人気だったらしく、家出してまで華宵さんに会いに行くという子供たちがいたそうですよ

この美しさは凄い!

彼女の生き様を色々と妄想できる作品ですね!

彼女はどんな生き方をしてこの美しさを醸し出せるのか?

そして今、何を想っているのか?

少年はここまで美しくないww

華宵さんは美少年を数人引き連れて町を歩いていたみたいです

華宵さんに認められた美少年はその後どんな人生を送ったのでしょうか?

現代では華宵さんも美少年になっておりましたw

 

続きます