チチヤス工場を歩く2 | あもん ザ・ワールド

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君へと届け 元気玉

広島で生まれ広島で育ち
大人になって広島を旅立った
四十手前で帰広し、改めて眺めた広島
目の前にはドキドキするような広島があった
広島の街が変わったのか?
それとも、俺の見る目が変わったのか?
ひとつだけ変わっていないのは
『ほうじゃね』という広島弁だけだった

広島出身のくせにあまり広島を知らないあもんが
古い記憶と新しい現実を見に歩き続けます
本日はチチヤス工場を歩きます



放浪日:2015年5月10日

広島人がチチヤスと聞くと
なぜか、懐かしい気持ちとなる






給食でチチヤスを食べた後の大休憩
隣のクラスとソフトボールで争ったっけ
好きな女子が鉄棒のそばで僕を見ている
今度こそはヒットを打ってあげるぞ!

授業が終わると走りながら近所のハゲ山へ
そこには一緒に遊べるガキ大将がいて
ターザンごっこを日が暮れるまでやったな
家に帰ると食卓にはカレーとチチヤス
カップの底を何度もスプーンですくって食べていました





チチヤスさん
ローマ字表記だと一気にイケメンになりますね

さて、一度工場を出て、第2工場へ向かいます






遠くには今は見学ができないチチヤス牧場がありました
チチヤスはここで酪農をして、新鮮な乳を商品化していました
その他、馬やウサギなども飼育や果樹園もしていて
観光牧場として市民に無料提供していました
数年前までは観光できたのに、今回は閉鎖中ということで

以前に旅した写真をどうぞ
↓2007年の撮影です
















チチヤス観光牧場は牛乳の普及・宣伝のために
大正15年から観光客を呼び込み始めた
牧場と果樹園を拓いた山は宮島全景を眺められる景勝地であった

四季の花咲く「野村の桃山・チチヤスの梅林」と評判となり
昭和に入ると小学校の遠足や社会科見学の定番コースとなっていった

戦後、それを土台にチチヤスは観光事業が本格化
冠高原スキー場の開発、天然地下水を利用したダイアモンドプール
そして、チチヤスハイパークの開園


昭和45年、国道からのアクセスを容易にする「チチヤス大橋」を落成
昭和47年にチチヤスハイパークにゴルフ練習場を開業
さらに中国山地に芸北国際スキー場を開業
平成5年にはついに鷹の巣ゴルフクラブで事業を始めている
チチヤスは広島を代表するレジャー事業会社へと成長した

しかしバブル期に計画したゴルフ場がバブル崩壊後のオープンになるなど全日本が抱えたバブル崩壊問題の波に直面することになる
レジャー事業全般的に振るわず
莫大な設備投資と関連会社への貸付金が発生
グループ経営を著しく圧迫して窮地に陥った


平成14年からリストラを開始
平成15年、芸北国際スキー場を売却
平成16年にはハイパークの敷地一帯を中国新聞社へ譲渡した

それでも220億となった負債は重くのしかかり
平成17年に投資ファンドの資本注入・経営再建案を呑む
18年、ついに鷹の巣ゴルフクラブも手放し
レジャー事業から完全撤退したのだ


そして平成23年、飲料メーカー大手の伊藤園が
チチヤスの全株式を取得して完全子会社化すると発表

伊藤園はチチヤスが持つチルド商品の製造ノウハウ獲得を
チチヤスは伊藤園の販売網を活かして商圏拡大を期するという

チチヤス経営は波乱万丈でありました

さて、第2工場へ入っていきましょう






取っ手が昭和過ぎますw
でも正直、この表記のほうが分かりやすいですよね
pushとpullではどちらか分からない時がありますもの
『押してダメなら引いてみな』という表記なら面白いかもw

ここでは牛乳パックができるまでをチー坊が教えてくれます







牛乳パーッケージは時代とともに進化しているのです

ビンから三角パック、四角パックへと進化するにはそれぞれ理由があるのです








あもんの小学校の思い出は三角パック
牛乳を飲んだ後に地面に並べ思いっきり踏むことで
いい音鳴らしながら割れていくんですよね
たまにパックに牛乳が残っていて
割れるとともに牛乳飛散という大惨事が起きていました
それでよく女子に怒られていた少年あもんでしたw


チチヤスは創業以来、「国民皆牛乳」を念頭に事業を展開してきました
それは、言い換えれば「国民皆健康」を実現することにほかなりません
健康食品をお届けするからには、食品の衛生面にも万全の配慮が必要で
「チチヤスの歴史は、牛乳の衛生管理の歴史」でもありました
それは宮内庁御用達となった故の責務であり
牛乳が人間にとってどれほど必要なものかを伝える義務もあります
“チチヤス飲んで、美味しく、健康に”
単純なようで難しいこの宿題を
あもんもチチヤスと手を組んでチャレンジしていきたいと思います






チチヤスおもしろトリビアもありました♪






社名の由来
“チチ”と“ヤス”
漢字で書くと乳保となります




はい
明治時代は「牛乳を飲むと体が牛臭くなる」
「体中に毛が生え角が伸びる」など言われていました





ほぅ、だから美味しいんですね







はい。チチヤス容器のトリビアです



はい。トリビア中のトリビアですw
でも、2代目のチー坊すぎるチー坊がかぶってなかった気が






いつの間にか牛トリビアになってるw
チチヤス関係ないやんww




見学に来たちびっ子が飽きないような工夫がされています
この記事を読んでるみなさんは分かりますよね
リアルには平成20年生まれが正解な気がw







カップラーメンと牛乳の組み合わせは
塩分摂取量が危険レベルになるみたいです
みなさん気をつけましょうw




さて、大人になってからの工場見学も終わり、家に着きました
勤勉なあもんは見学ノートとパンフレットを見ながら復習です!










はい。みなみ小学校1年3組だった、あもんでしたw




チー坊のシールを記念に頂きました
かわいいですね~





※後に姪っ子にこのシールをあげても無反応でしたw
 もちろん、姪っ子も甥っ子もチチヤスヨーグルトは大好きですよ!


終わり



『ほうじゃね!これが広島じゃけんの!』
そう言い続ければ
広島の未来はきっと明るいだろう