皆実町を歩く2 | あもん ザ・ワールド

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君へと届け 元気玉

広島で生まれ広島で育ち
大人になって広島を旅立った
四十手前で帰広し、改めて眺めた広島
目の前にはドキドキするような広島があった
広島の街が変わったのか?
それとも、俺の見る目が変わったのか?
ひとつだけ変わっていないのは
『ほうじゃね』という広島弁だけだった

広島出身のくせにあまり広島を知らないあもんが
古い記憶と新しい現実を見に歩き続けます
本日は皆実町を歩きます



放浪日:2015年5月5日

広島市南区皆実町
そこにかつて賑やかだった商店街があった


記録より記憶に残る商店街
記憶は思い出に美化されて
思い出は噛めば噛むほど美味しくなる不思議なチューイングガム
風船を膨らますとそれはパンッと割れてしまった




と住んだことの無い、さらに初めて歩く商店街で
予想もしていなかった思い出の市場がありました
思えば、吉島を歩いたときにあると思って訪れたのに
一足遅く、市場は解体していたという悲劇を経験しました
広島にこの様な市場が何箇所残っているか分からないので
偶然に見つけた昭和遺産はとても嬉しかった!




躍動感を感じる館名文字
電話番号の番の字がずっこけているとこがお茶目ですw




商店街は予想通りのシャッター街
一部、明かりのついている所がありましたが
営業されているかどうかは不明です






ひんやりとした空気と若干漂う魚のにおい
立ち止まる人と隣の店に行く人がぶつからない丁度よい道幅
この道でゆっくりおしゃべりしてもいいし、試食してもいい
ここから見る入り口の明かりはとても明るいけど
もう少しゆっくりしていたい
もう少しここに居よう…




何用の非常ベルでしょうか?
町の悪ガキが万引きしたときに使用するのでしょうか?
防災用の非常ベルだと思われます




長寿の心得が貼ってありました
もうちびっ子よりもお年寄りのほうが多いからと思われます




夢を呼ぶふくろうの絵
筆で描かれたスズメの群れ
学はお孫さんの習字でしょうか?
正直、全てフラッシュ撮影しています
肉眼ではほとんど見えていませんw




八十五歳のお年寄りのお習字
書いている文字は希望
ちょっと感動してしまいましたよ



隣にはお魚の栄養が書かれた一覧がありました
魚は栄養で決めるより美味しさや鮮度で決める気がします





おお!なんと!ちびっ子が見学している写真があります
さっきのお魚栄養一覧表はそのためだったんですね
ということは、この商店街はまだ活躍しているご様子!!
店は少ないけど、一軒でもがんばっておられれば存続の理由となります
皆実中央市場の存続のために是非とも続けていただきたい思いです










表にはドーカンさんというパン屋さんがありました
現在営業中のようだし休業中のようで不明ですが






町のいたるところには小学生のお約束ポスターが
ふむふむ、この様子だとこの辺りにちびっ子が皆無ではないのですね
するとドーカンさんも営業中な予感がしてきました






地図を改めてみるとドーカンさん書いてあるし
やっぱりお魚屋さんは営業中ですね
あっ、あの煙突のお店は駄菓子屋さんだったt>




ドーカンさんの隣には年季の入ったコインランドリーが
テント看板の文字が昭和文字ですw

何か面白そうな雰囲気がしたので中に入ってみました






毛布用の洗濯機にはブランケットとナウく英語で書かれていますが
1980年代に流行った書体っぽいw




乾燥機もちゃんと100円でした
テント看板も料金も昔ながらの設定でw

このコインランドリーはたくさんの注意喚起が貼られていました
貼り紙の貼り方を見て店主さんは几帳面な方だと思われます






棚の奥にも貼っていますw
むしろ見えづらい気がww





TVの取り扱い説明まで張り紙でw
このTVは洗濯機や乾燥機が止まると消えるシステムになっています
よく見ると小さくリモコンボタンの説明まで張り紙でw

ということで、予想以上に楽しんで見ることができたみなみ中通りでした
1.5kmの道は結構長旅でしたが思わぬ市場の発見により大興奮だったあもんでした



『ほうじゃね!これが広島じゃけんの!』
そう言い続ければ
広島の未来はきっと明るいだろう