新白島を歩く 2 | あもん ザ・ワールド

あもん ザ・ワールド

君へと届け 元気玉

広島で生まれ広島で育ち
大人になって広島を旅立った
四十手前で帰広し、改めて眺めた広島
目の前にはドキドキするような広島があった
広島の街が変わったのか?
それとも、俺の見る目が変わったのか?
ひとつだけ変わっていないのは
『ほうじゃね』という広島弁だけだった

広島出身のくせにあまり広島を知らないあもんが
古い記憶と新しい現実を見に歩き続けます
本日は新白島を歩きます


放浪日:2015年4月1日

2015年春
広島市白島が生まれ変わった
新白島駅が2つできたことにより
広島市民の交通網が増えたことになる
これによって慢性的に起こっていた車の渋滞は緩和される
繁華街へのルートが簡素化し
繁華街および周辺地域の活性化にも繋がるであろう
人が行き交うということはお金を使うということに繋がり
商売が繁盛すれば人の笑顔も増えて
町全体が明るくなるという道筋を広島市は作ったのである


町の活性化の次のメリットとしては
都市の景観による創造力の育成
出遅れた都市広島にとっては刺激的な景観により
これらを見た若者が地味といわれる広島人の性格を変えさせることもできるであろう




それがこのアストラムライン新駅
“ちくわ”の役割です
昔ながらの“焼きちくわ”のほうねw
いや、風の谷のナウシカのオームにも似ている気がw




そして、ちくわは千切れて
奥にはオームがいる気がw

この都市景観
あもん的には大好物です♪

一方、アストラムに対抗するJRの新駅を見てみましょう




普通やん!

しかし、JR新白島駅はシンプルといえど清潔感が漂う雰囲気と成っております







券売機も最新仕様で

狭い駅にも関らず坪庭的スペースも確保






え?2015って書いてる?

中々しゃれオツなことしてくれています




広島はICカードが使えない範囲もあるのでお気をつけください



改めて焼きちくわを見るとそこは都市空間
幹線道路と見事に溶け込んでおります
広島市はこの建設に伴いコンペにより設計を決めました
多くのプランがある中、賢い人たちによってこの形となりました
賢い人たちの様々な考えがあるとは思いますが
あもんはこの空間、いい感じだと思います








この芸術的な遊び心
焼きちくわなどと軽くツっこめる穏やかさが
真面目で頑固な広島人の心を和ませることができるのではと思います
しかし、あもんの様な建物を造る側の人間にとっては
この芸術的な遊び心はとても厄介です
難しいし、時間はかかるし、お金もかかるし、、、
『この工期でよぅ、造ったのぅ~』と
この建物を造った人たちの苦労はよく分かりますね





JR新白島駅改札口は高架直下にあるため
焼きちくわまでは降りていく必要があります




ん?EV出口のひさしが?
仮設的な感じとなっていますがw
これも設計意匠なのか?





エスカレーターに関しては
完璧なる仮設の屋根ですw


はい。両新白島駅は出来上がり供用開始は問題ありませんが
まだ、完全には工事が終わっていないみたいで
この様な建物って関係各所がたくさんいすぎて色々と調整が難しいものです
誰が決めるの?とか誰が前段取りをするの?とか
どこかで戸惑ってしまうと最終的には施工業者にしわ寄せが来るなどよくある話です
しかし、この様な形で供用開始をするとは
結構な労力が掛かっているはずです
ありがとうございます
お疲れ様です








仮設屋根のエスカレーターを下りていくと
『これはこれで、いいんじゃない?』
と思うぐらい綺麗な屋根に仕上がっていますw




駅に入るとこれまた異空間が広がり
あもんの心をウキウキさせますね
見れば見るほど施工業者の苦悩が思い浮かびます










アストラムラインの運賃は繁華街まで190円となっておりました
決して歩いて行けない距離ではないのですが
広電が市内均一料金160円なので、そこは対抗して欲しかった
とあもん的には思います







しかし、ちくわの穴から差し込む自然光がいい感じです
この日はあいにくの曇り空でしたが
晴天の日差しによりこの空間がどの様に変わるかが楽しみです
設計者の狙い通りの光が産み出されているのか?
夜になると黒いちくわの穴がどの様に絵画的に成るのか?








それはまた今度の楽しみということで、また旅するとしましょう








新白島駅と県営高層アパート
また新たな広島百景ができましたね

終わり


『ほうじゃね!これが広島じゃけんの!』
そう言い続ければ
広島の未来はきっと明るいだろう