平成あもん合戦ぽんぽこ | あもん ザ・ワールド

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君へと届け 元気玉

平成あもん合戦ぽんぽこ
2009年12月20日


冬の京は冷たい
背筋に竹刀を入れ講堂で正座しているような
ピンと突き刺す冷たさが有る

 

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その昔
京の町では大義名分の奪い合いから戦が起った

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それによりこの街には
多くの涙が滲んでる

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この冷たさは歴史の戒めなのだろうか?
いや、違う


その昔
志半ばで息を止めた志士は
無念の想いをこの地に埋めた
その想いは全国の地に浸透し
現代男子であるあもんの身体にも
DNAという形で確実に浸透している

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男子の志が埋まっている街 京都
よって、京都を歩く男子は
決まって背筋を伸ばす

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寺田屋に着いた
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寺田屋とは1862年大義名分の履き違いにより
同藩による同志討ちが行われた宿である
坂本竜馬が好んだ宿としても有名である


あもん的勝手理論からすると
坂本竜馬は
『ちょっと変な人』だったと思う

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世間に尊王攘夷の風が吹いている中
風に立ち向かうのではなく
風に漂うものでもなく
只々、面白そうなものに一生懸命で
“あれなんだ?”の答え探しばかりをしていた
“あれなんだ?”の答え合わせに一生涯を捧げた
桂小五郎,近藤勇,勝海舟,徳川慶喜達の志とは少し違う

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竜馬は志にあえて答え合わせをしない志士であった
それどころか、世間に多様な“あれなんだ?”をばら蒔き
答え合わせをしてくれと他人に頼んでは
また新たな“あれなんだ?”を探す旅へ出た

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全てに答えは歴史が創るものであるから
歴史によって“ちょっと変な人竜馬”は
偉人として名を残すようになったのである

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以下は歴史が答え合わせをした竜馬の名言である
・人間というものはいかなる場合でも好きな道、得手の道を捨ててはならんのじゃ
・恥ということを打ち捨てて、世のことは成るべし
・男ならたとえ、溝の中でも前のめりで死ね
・事は十中八九まで、自らこれを行い、残り一二を他に譲りて功をなさむべし
・世の人は我をなんともいはばいへ、我が成すことは我のみぞ知る

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馬鹿という言葉は人を見下る言葉である
きっとかつての志士たちも竜馬のことを馬鹿と罵っただろう
しかし、竜馬は馬鹿だと分かっていて馬鹿を貫き通した
真面目な馬鹿は偉いのである
だから竜馬は偉人と呼ばれている

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だからあもんは
馬鹿にあこがれる


『馬鹿は承知さ』

男一代
バカで通せば
ここまでかっこいいバカはいない
バカらしくでは だめなんだ
バカっぽくでは くすぐったい
どうせなるなら
真面目にバカになれ


物バカ 欲バカ 金バカ 愛バカ
辞書を引かずに答えを見つけようとする バカ
はしごを使わず垂直とびを練習する バカ
後ろは振り向かない 猪突猛進バカ
転んでも起き上がらない ほふく前進バカ
なにかにマジなバカになれ


バカになって 笑われ
バカになって 楽しみ
バカになって 幸せに
これぞ 
あもんの信念なり

馬鹿は承知さ
あもんの生き方

あもん詩集~ティーンに捧げる宝物~より

 

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志のDNAを引き継ぐ現代男子よ
こんな生き方も面白いかもしれない


あもん詩集~ティーンに捧げる宝物~より
『竜馬のやうに』

 

 


時は流れ処は飛び
平成の時代に多摩の地で志が再び燃え上がった
多摩とは新撰組志士の故郷でもあり
この地にも無念の志は浸透している
この地には志のDNAを引き継いだ狸がいた

都市開発という悪の化身と戦うべき立ち上がり
“変化”を武器に狸たちは戦った


正吉、権太、ぽん吉、文太、玉三郎
彼らは果敢にも悪の化身と戦った
しかし、この地にも
無念の想いが埋まった…

戦に敗れた志士は共順という手段で人間界に混ざり込み
これ以上血を流すことを制止したのだ


だけど、
“変化”ができなかった狸はどうしたのだろう?

共順を拒んだ志士たちは
西へと安住の地を求める旅に出た

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此処、京の街には
志士を持った狸が行き着いた処がある

この志士を見よ
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ごく自然に人間の棲みかに溶け込んでいるではないか

この志士を見よ
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ごく自然に七福神と愉快な仲間達化しているではないか
ここにいる志士は
永遠に狸として生きる道を選んだ

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永遠に志士となるためにこの道を選んだのだ

男である
だてに大きな袋は持っていない


多摩の英雄 土方歳三もこんなことを言っていた
『尊氏かなんだか知らねぇが、人間、万世に照らして変わらねぇものがあるはずだよ』
『その変わらねぇ大事なものを目指して男は生きていくんだ』
平成ぽんぽこ志士は
このDNAを受け継いでいる


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土方歳三はこんなことも言った

『男の一生は美しさを創るためのものだ』

美しさを創る志
あもんはそれをかっこいいと思う

男子はかっこよくなければならない
男子は永久にかっこよさを追求しなければならない
此処には男のかっこよさを象徴した建物があった

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あもん詩集~ティーンに捧げる宝物~より
『男子よ永遠にかっこよくあれ』

 

志士に別れを告げ
京の街を歩いた
京の街は落ち葉が道に広がっていた
力尽き舞った落ち葉が
他人により踏みつけられている
直に彼らは土に還るのだろう
しかし、なぜ?
なぜ?落ちても尚、美しいのだろう?

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あもんはまた竜馬の言葉を思い出した
『人の世に道は一つということはない』
『道は百も千も万もある』
『英雄とは自分だけの道を歩く奴のことだ』

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他人に踏みつけられているこの落ち葉が
本当の英雄なのかもしれない

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(元気玉は失敗…)

 

出演
あもん
朗読
あもん
演奏
あもん
演出
あもん
撮影
あもん
脚本

あもん
編集
あもん
監督
あもん
制作
あもんがいっぱい制作委員会

スタジオあもん作品




次回予告



13歳となった満月の夜
キキは新たな街へ入学をした

三十路を越えたあもんもいま
そして入学を繰り返す



スタジオあもん作品最終章

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『あもんの宅急便』

最後にあもんは何を届けるのであろう…