あもんアワード2008 第三部 | あもん ザ・ワールド

あもん ザ・ワールド

君へと届け 元気玉

あの甘いひとときにあったものは何?
あの熱く語り合ったときにあったものは何?
あのつらく悲しい雨が降ったときにあったものは何?
なつかしの思い出ソングを聞いたとき流れる映像は誰にでもあるもの
人生は音楽だ!とある芸術が叫んでいた


『あもんアワード2008』開~催!



みなさん こんにちは。
音楽でおせちを作ろうとしたら、5重箱では足りなかったあもんです
さて、今年も始まりました『あもんアワード2008』
みなさん第1部はどうだったでしょうか?
私、あもん(以下略 あ))が独断と偏見で選んだ2008年の名曲の数々に
勝手に賞を与えてしまうというこの企画
みなさ~ん!元気ですか~いま、ワラっていますか~
年末だから笑いましょう 明日のために歌いましょう



あ)え~本日もいつものゲストが御一緒です。『日本クスッと協会』会長の“クスッとワラワラ“さん(以下略 ワ))『日本笑顔大学萌え系学部和み学科』教授の“えくぼ なごみ”さん(以下略な))です。お二人ともよろしくお願いします
ワ)な)よろしくお願いします
あ)それでは、今年最後にお届けする『あもんアワード2008』行ってみましょ~



ジャーん!!あもんアワード2008『ど セクシーとはこのことで賞』は

安室奈美恵   アルバム『BEST FICTION』です



あ)今年、空前のヒットとなったこのアルバム。CMとのタイアップという戦略も今を思えば必要なかったように感じます。アムラーから母親となり『ど セクシー』と変化を遂げた彼女には老若男女がドキドキしたかと思われます。これには萌え系学部の教授であるなごみさんに意見を頂きたいのですが
な)分かりました。『異性に対してドキドキする』ということは日々みなさんが繰り返している感情です。しかし俗にカリスマと言われている方々は異性に好かれるのはもちろんのこと『同性』に好かれるということができているんです。同性に対する“好き”という感情は異性に比べたら浅いもので。陥るということまでは行かないものです。しかし好きという感情の最上級に『ドキドキする』という感情があります。それは憧れるということです。同性に憧れるということは自分には無い何かを持っていないといけない。人間の能力ってそんなに差はないものです。だから『同性にドキドキされる』ってすごいことなんです。安室さんからはもうカリスマを超えたフェロモンが流れているなとこのアルバムで感じました。彼女は本当に最高の創り物を捧げてくれました
あ)ありがとうございます。ワラワラさんは何か解説がありますか?
ワ)はい。男性的目線から言わせてもらうと「セクシー」とは女性らしさを見せるということです。それに「ど」をつけるのは女性らしさを見せるということではなく、女性の存在を見せるということではないのでしょうか。脱ぐだけがセクシーではないんだと実感しました。
あ)おっそれは僕も思っていました。ワラワラさん、代弁ありがとうございます。。それでは次行ってみましょう~



ジャーん!!あもんアワード2008『ことばは伝えられているで賞』は

キマグレン   シングル『LIFE』です



な)あっ また あもんさん的思考ですね。こんどはどんなココロなのでしょう
あ)はい。すみません。一応このアワードは基本的に僕の独断と偏見で創られています。だから皆さんからの反論があるかもしれません。もし不快に思われた方がいらっしゃったら「すみません」先に謝っておきます‥
ワ)あもんさん。らしくありませんよ。早くココロを聞かせてください
あ)分かりました。僕はいつものように詩に注目してみたんです
今年の夏にどこに行っても流れていたこの曲の詩にはこんな言葉がありました
『僕らの住む世界はいつもとても ウソだらけ』
『自分殺して 笑顔作っている』
『泣きたくて 笑いたくて 本当の自分 我慢して 伝わらなくて』
『君は誰のために 生きているの?』
『傷つくこと 恐れて 想い隠す いつの間にか』
『分かんなくなった 僕は誰?』
僕はすごく怖くなったんです
こんなマイナス思考なことばがどこに行っても流れているなんて‥
だけど不思議なんです
この曲を聴いて心が落ち込まない‥逆に元気づけられている気がする
僕は何度もこの曲を聴きました
何度も何度も聴いてその謎が解けました
この曲の最後のメッセージとなっている『君は君のために生きていくの?』という言葉の前に
さりげなく、目立たないように言っていることばを見つけたんです
『言いたいこと 言えないけど ココにいるよ』
『ココにいるよ』
『ココにいるよ』
そうですこのことばは昨年あの『Solja』が伝え今年『青山テルマ』がアンサーし
そしてすぐさま『キマグレン』がアンサー返しをしている
『ここにいるよ』→『そばにいるよ』→『ココにいるよ』
無意識に伝わるということ
それは人間が人間であるという証明

と改めて思いました
な)なるほど~面白い解説です。私は同感しましたよ~
ワ)全く、私たちの立つ瀬がないじゃないですか~でも納得です!!
あ)ありがとうございます。間違っているかもしれないけど、これが僕のココロでした。さて、いよいよ次が最後となります。この賞は3人みんなで選考の結果です。それでは行きます!



ジャーん!!あもんアワード2008『未来予想図は自分で描くもので賞』は

YUI   アルバム『MY SHORT STORIES』です



あ)今年の音楽業界の驚くニュースと言えば、『YUI活動休止宣言』ではないでしょうか
福岡のストリートで育った彼女がみんなに知られたのはTVドラマのタイアップ曲
TVドラマの曲として流れていた曲を歌っていたYUI
彼女の歌声は決してイメージを遮るものではなく、むしろイメージを増大させる曲ではないでしょうか。むろんそれは誰もができるものではなく音楽家として名誉のあることだと思います。彼女を発掘した事務所側もどんなシチュエーションにも融合する曲を僕たちに捧げてくれていました。だけど彼女は何かしらの「意志」を持って音楽活動を続けていたのだと思います。『YUIの唄を伝えたい』そんなメッセージを受けたのはこの受賞したアルバムの特典DVDのストリートライブの映像を見た時でした。TVでは見せない彼女の顔が鮮明に映し出され、無責任な僕は『別にヒット曲を創らなくてもいいんじゃない?YUIの未来予想図は自分で描きなよ』『それが人にどう評価されようが、そこに強い意志があればそれでいいと思う』なんて思ったりもしました。どう思われますかお二人さん
な)私は彼女はもっと先を見ているんだと思います。今はどんな曲を唄っても共感してもらえることができるかもしれない。だけどそれでいいのでしょうか?そんな疑問が浮かんだのだと思います。与えるものと授かるもの。ふたつの価値観がひとつになって“共有”ということばが生まれてくるものだけど、彼女はその先にある“共生”ということばを模索しているんだと思います。共に生きるってとても難しい事で、家族でない限りなかなか他人はなることはできない。ファンが増えてくることによって、求められるものが大きくなって、それに答えるには『今の自分は変わらない』といけないと彼女は気付いたのではないでしょうか
ワ)ん~アーティストの活動休止とはよくある話ですが、私的にはプロデュース側の戦略も考えられると思う。あるものの『復活』ほど喜ばしいものはないですし、この地位まで上り詰めた彼女をいったん隠してやる的な戦略もあるんではないのでしょうか?だけどこの戦略って失敗することも多いのです。人間は思い出すことを得意とする半面、忘れることも得意とする動物です。そして期待を膨らませ過ぎる動物でもあります。そしてその時の『がっかり感』はとても恐ろしいものだと思います。だけど彼女はきっとそれを分かった上での宣言をしたのだと思います。あもんさんの言ったとおり彼女は「志」の強い女性だと思いますよ。
あ)ありがとうございます。そうなんです。人間は『成長』をし続ける生き物なんです。授かるものの期待を感じれば感じるほど、このままではいけないと自分に暗示をかけるものです。そこで逃げてしまう人間もいますが、そこで耐え抜く人間もいます。そして流される人間もいます。どれが正解なのかは僕は未熟者であるため分かりません。でも僕は『耐え抜く』タイプです。今までそうして生きてきました。だからYUIさんの休止宣言には賛同なのです



あ)はい!みなさん。どうでしたか『あもんアワード2008』
最後は思わず語ってすみません。これがあもんなもので‥
なにわともあれ、2008年もあと少し
みなさんが笑って来年を迎えるためには
『クスッと』は必要なものなのです
こんなバカヤローなアワードで1回でも『クスッと』していただけたなら
あなたの笑顔にあもんが少しでも助力できたとしたら
あもんは幸せなのであります!
それではみなさん!
また、来年も笑って会いましょ~