「祈らせてください」
僕が高校生だったころ駅で多く尋ねられたことばだ
祈らせてあげると
「ありがとうございました。なんか血の流れがよくなった気がしませんか?」
「ん。別に何にもないですけど」
「そうですか~では、また」
最終列車のホームで眠った子供をだっこしていた彼女は去っていった
あれはいったい何だったのだろう…
宗教だったのだろうか?
数えきれないほどある宗教
僕もよく誘われるひとりである
僕のようなハマったら突き進むタイプの人間は宗教にはいい
みなさんはそう感じるのだろう
しかしひととおり話を聞いた後、丁重にお断りにする
信じる道を歩み多くの人に伝えたる
素晴らしいことだと思う
人が弱っているとき信じることばで救われる
僕の目指していることだ
宗教を否定する理由は僕には全く見つからない
だけど僕は信者ではなく教祖になりたい
多くの宗教の考えのなかで自分が正しいと思う事だけを信じ
ちゃんぽん日替わり定食のような心事を伝えたい
そんな思いを胸に坐禅修行道場である曹洞宗大本山永平寺に訪れた
そして今日の日替わり定食をいただいた
ごちそうさまを言ったとき
ちゃんぽんに新たなことばが付け加えられたんだ
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『島国からの贈物』
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『あもん教教祖あもん』
2006年9月10日
私はあもん教教祖あもんである
信者はあもんのみ
そう私ひとりだけなのである
あもん教はどんな宗教も取り入れる
聞く耳をもたないよりか
むしろ聞く耳を大きくしている
だけどいけないことには耳をふさぐ
人をおとしいれてははいけない
人を見下してはいけない
人と憎しみ合ってはいけない
人と争ってはいけない
いけないものはいけない
ここであもん教の戒律を教えよう
ひとつ 嘘はつかない
言葉が多すぎたらどこかに嘘が混ざってしまうから
少しでもいいから本当の言葉だけを語ろう
ふたつ 欲を追いかけすぎない
追いかけてばかりではいつか転んでしまうから
たまには立ち止まって『我慢』と十回唱えよう
みっつ 毎日おもいっきり
平日には事をつかえるのにおもいっきり
休日にはストレス浄化におもいっきり
よっつ 糸を大切に
運命の糸は一本だけではない
大事な人はひとりだけではない
せっかく出会ったのだから
死ぬまで決して切らないで
たまに糸電話にして話をしよう
ここ 禅の教えの永平寺にて
私は教えを請うことにした
まず 脱いだ靴をそろえなさい
まず 脱いだ服をたたみなさい
ここから禅が始まります
道元禅師 御もっともです
私あもん教教祖あもん
まだまだ修行が足りないみたいです




