メタクサ グランド・オリンピア・リザーヴ 40% | 目指せ酒仙! 将来の店に置く旨い酒を求めて! 酒日記

目指せ酒仙! 将来の店に置く旨い酒を求めて! 酒日記

旨いもの大好き! そして、旨い酒大好き! 自宅で呑むのもいいけれど、知らない酒に出会う為に飲み歩いている今日この頃! お店で呑んだ、これは!という酒を、ジャンル問わずに公開していきまっせぇ。

今年の1月くらいに、下北にあるアルマット・カラーズ というBARに行き始めました。
きっかけは、「はじめてのBAR オープンBOOK」という一冊の本でした。
これからBARを始める人の為に、店舗取得の方法とか、開店後の資金繰りなどをまとめた本で、先輩バーテンダーの1店がアルマット でした。
まぁ、自宅に近いから行ってみようと思ったんですけどね。



確かあの日は、週末で馴染みの店に行った後、三軒目として訪れました。
お客様は誰も居なくて、私ひとり。
とりあえず、誰かからの紹介ですか?なんていう当たり障りのない話から始めて、実は本を見て来ましたと話を膨らませていた矢先、別のお客様来店!
既に何軒かまわってきたあとみたいで、かなり酔っ払っている様子。
マスターの様子からみても、本日初めてのお客様みたい。
歳は、40代後半から50代くらいかなぁ、おっちゃんでした。
本日新規のお客様が二人・・・、結構なプレッシャーだったと後日談。



さて、陽気なおじさん、いきなり、「マスター若いね?酒のこと知ってる?」
などと、BARのマスターの向かって暴言とも思える言葉を吐きました。
そして、「勝負するか?」と話しています。
マスターも「えぇ、よろしいですよ」と応じてるし、1人取り残された、酒飲み修行中の私。
おっちゃんはなんやかんやと、昔話と織り交ぜて、酒の銘柄言っていました。
「ウゾって知ってるか?」とか「昔、ギリシャに行ったときは・・・」なんて。
そして、マスターが「ギリシャのブランデーってご存知ですか?」
おっちゃん「ギリシャのブランデー・・・」
マスター「これですね」と出てきた酒がこいつ、


メタクサ グランド・オリンピア・リザーヴ 40%

 

「あぁ、知ってる知ってる、」いかにも今初めて見た臭い言い方でした。
「あんまりたいした酒じゃないなぁ」と二言三言マスターと話をした後で、
「あなた飲んでみますか?」
へ?ミー? いやぁ、蚊帳の外で聞いていただけなので、いきなりびっくりしたのですが、未知の酒を呑むかといわれて断るいわれはないので、素直にいただきました。


そこからは、アルマット のブランデーを呑ませる出し方に感心してしまいました。

まず、ブランデーグラスの中にウォッカ系のスピリッツ(多分度数の高い、スピリタスかな?)を少量入れて、火を付けます。
グラスをまんべんなくまわしながら温めて、キレイな布巾で磨きます。
そしてその中に、待望のメタクサを注ぐ。
いやぁ、手つきしぐさが流れるようで、さすが一国の主のバーテンダー さんです。



さて、おっちゃん曰くたいした酒ではないメタクサを呑んでみた。
カラメルやハーブの一体となった香りが、温められたグラスから立ち上っています。
ほんのりと暖かい液体が舌先に絡みつくと、甘くどっしりとした味わいで思わず、「ウン」とうなってしまいました。
まだ、ブランデーにそんなにトレーニングを積んでいない私でも旨いと思える酒でした。



サヴァティアーノ種の白ぶどうが原料として使われていて、濃厚な味わいをもったものが多いといわれています。
ブレンドした後に植物性エキスと甘味料を少量添加するのが特徴で、深みのある味を造っています。
そして、それらはオリーブ・オイルがたっぷり使われるギリシア料理に合わせて飲むと、より味わい深くなるそうです。



流石に三軒目ということもあり、ちょっとふらつきながらトイレに立ったときに、聞こえたきたマスターとおっちゃんの会話。
お「ギリシャの酒か・・・」
マ「えぇ、美味しいですし」
お「〇▼■×」
マ「高いですよ」
お「いくらすんの」
マ「一杯2,500円です」
えぇ~、そんなにすんの!
じゃぁ、普段の私には手が出ないお酒ですね。
いやぁ、そんな酒とはしらず、がぶ飲みしてしまったい。
まぁ、呑みに来る回数が増えれば、こんなこともたまにはあるかもね。(普通ないわ!)
しかし、マスター 商売上手だね。


その後、私は馴染みと化しました。




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