WONDER-LOVE 1 | 嵐さんに愛を叫べ

嵐さんに愛を叫べ

相葉くんと櫻葉さんが大好き!です

モデルズも大宮さんも、その他CPも登場します。

腐ってますので、ご理解のあるオトナのお嬢さまのみ、自己責任でご覧ください。
男性と思われる方、商業目的と思われる方の読者申請、コメントは削除させていただきます。




「今日からお世話になります。二宮と申します。よろしくお願い致します」


「担当の大野です。よろしくね、二宮くん」


慣れないスーツに落ち着かない気分で頭を下げて、ふにゃりと笑った『大野さん』が差し出した手をそっと握る。



「二宮くんは、なんでここでバイトしようと思ったの?」


食器やカトラリーの在庫はここねって、いろんな引き出しを開けたり閉めたりしながら、大野さんが言う。


「えっと……人間観察のため、ですかね」


そう答えた俺を、きょとんとした顔で見つめる。


……え?」


いやいや、反応遅ぇだろって心の中でツッコミながらニッコリと笑う。


「人間観察したいな、と思ったからです」


時給も魅力だけど、バンケットのバイトはいろんな人が来るだろうから、面白そうだなって思って応募した。

演出家を目指すためには、いろんな人間を観察した方がいいって思ってたから。



……人間観察……


俺の言葉を繰り返して、んははははって笑う。


「それ、面接の時に言ってないよね?」


「言うわけないじゃないですか」


「キミ、面白いね」


そう言って笑った顔が、歳上のくせに可愛いなぁって思ったのが大野さんを意識した最初。



正直、このバイトはすぐやめようと思ってた。

だって、華やかな場所なんて好きじゃないし。

料理の説明を覚えたり、オジサンたちを適当にあしらうのは大して苦でもないけど、飲み物がたくさん乗ったトレイは重すぎるし、数時間立ちっぱなしなんて、足が疲れちゃうもん。


なのに、ミーテイングが始まった瞬間に大野さんの纏う空気が変わって……

その姿に、立ち居振る舞いに、俺はあっという間に魅了されたんだ。


もっと、見ていたい。

この人をもっと、近くで。


まさか自分が、自分以外の誰かにこんなに固執するなんて思ってもみなかった。




「ふふっ」


……なんだよ」


「なんでもない」


口を尖らせたアナタが、綺麗な指でグラスを撫でる。


10年前を思い出してただけ」


グラスをテーブルに置いたら、氷がカラン、と音を立てた。