Hope in the darkness 6 | 嵐さんに愛を叫べ

嵐さんに愛を叫べ

相葉くんと櫻葉さんが大好き!です

モデルズも大宮さんも、その他CPも登場します。

腐ってますので、ご理解のあるオトナのお嬢さまのみ、自己責任でご覧ください。
男性と思われる方、商業目的と思われる方の読者申請、コメントは削除させていただきます。



『ぶるるるるる』


ぐいぐい、と首を押されて目が覚める。

ストームの鼻先がショウの首のあたりを押していた。


「あれ……


むくりと起き上がって周りを見渡せば、焚き火はとうに消えて、鳥たちが朝の支度を始めている。


何か、大事なことを忘れているような気がして、ショウは首を掻いた。



「あぁ、やばい!薬!」


焚き火のあとをきちんと始末して、慌ててストームに飛び乗った。


「急げ、ストーム!」


脚を入れて、ストームを走らせる。

静かな森の中に蹄の音だけがこだまして、風がショウの肩にかけたケープを揺らした。



少し休むつもりが、しっかり寝てしまったらしい。

夜の森には入るなと言われていたけれど、何事もなかったじゃないか、とショウは口元を緩めた。



大体、大ばぁばは過保護すぎるんだ。


あっという間に森を抜けて、目的の家にたどり着く。



「あぁ、ショウ!待ってたよ」


水桶を持った小柄な男が、ショウを見つけて笑顔になる。


「久しぶり、サトシ。これ、じぃ様の薬な」


ショウから薬の入った小袋を大切そうに受けとると、サトシはショウを家の中に招き入れた。



焼きたてのパンのいい匂いに、ショウの腹の虫がぐぅ、と音を立てて、サトシが『早く食べなよ』と笑顔でパンの皿をショウに渡した。



「一晩中駆けてきたの?大雨のせいで、だいぶ遠回りしなきゃならなかったんじゃない?」


「あぁ……森を抜けてきた」


…………


サトシが驚いた顔でショウを見つめる。



「なんもなかったぜ?」


「本当に?」



眉根を寄せて睨むようにこちらを伺うサトシに、おどけた顔をしてみせてからパンにかぶりつく。



……あれ……


……なにも、なかった? 

なにか、忘れているような気がする。



「あの森にはニュンペーがいるって……ショウ、精気を吸い取られてるんじゃないの?」


「やめろよ、変な事言うの」



そう言えば、誰かに会ったような気がする。

サトシの青い瞳が、心配そうにショウの瞳を覗き込む。



「なんもないって、ホントに。狼にすら会わなかったんだから」


「ホントに、気をつけないとダメだよ?」


一瞬、サトシの青い瞳が緑色に見えて、心臓がドクリと嫌な音を立てる。



緑色の瞳。

どこかで会った?


……どこで……



唇を触りながら黙り込んだショウを 少し離れたところから、サトシが不安そうに見つめていた。