相葉くん、じゃなくて、雅紀が、固まってる。
潤もびっくりした顔して、見てる。
どうでもいいけど、卵焼きも、うまい。
訳の分からなかった感情が全部、『好き』だって自覚した途端、全部すとんって、あるべきところに収まった。そんな気がする。
「翔やん、食いしん坊だなぁ...まーくんの昼メシ、どんどん減っちゃうじゃん」
二宮さんが笑いながらそう言って、自分の皿からハンバーグを切り分けて、雅紀のご飯の上に置く。
ハンバーグをはいって置かれて、『カズ』って呼べって言われて...困ってる。
困った顔も可愛いんだけど。
やべぇ、顔がにやける。
二宮さんは俺が雅紀の弁当の方が良さそうだからって言いながら、野菜も全部、雅紀のご飯の上にのせていく。
唐揚げと卵焼きの分にしては多くねぇ?
ふと、視線をずらしたら、ぽかんとした顔で、二宮さんを見ていた潤と目が合ったから、ニヤリ、って笑ってやった。
潤がはっとした顔をして、ぱちぱちと瞬きをした。
「翔さんずりぃよ!俺だってまぁの手作り弁当食いたい!あ!カズさんは、野菜ちゃんと食べないとダメ」
...前半部分は聞こえなかったことにしよ。
雅紀も反応してないし。
「不健康な生活してんだから、せめて食べ物には気を使ってください」
潤の言葉に、雅紀が、あ!って小さく呟いた。そう言えば、二宮さんが夜中に何をしてんのかって、話の途中だったな...
「カズさん、ホントは夜中に何してるんですか?」
「オンラインゲームだよ」
また、二宮さんが変なことを言う前に答えてやった。
「...ゲーム...」
呟いた雅紀に二宮さんが、バカにしたな?って、不貞腐れながら、嫌々人参を口に入れた。
雅紀が一生懸命、真面目な顔をして二宮さんを見ていて、その隣で潤は、笑いを堪えきれなくて、下を向いて肩を震わせてる。
そんな2人を見て、二宮さんが面白くなさそうに、ふんって、鼻を鳴らした。
「あとはね、デバッガーやってんの」
「デバッガー?」
雅紀が不思議そうに聞き返して、二宮さんは満足そうに笑う。
「開発中のゲームして動作不良のチェックしたりするんだよ。その業界じゃ、有名人なのよ?ワタシ」
へぇーって、言いながらもハテナをたくさん飛ばしてそうな雅紀が、二宮さんからもらったハンバーグを口に入れて、うまっ!って呟いた。
「翔やん、顔、デレすぎ」
ギリ聞こえた二宮さんの声に、また、お茶を吹き出しそうになって、だから汚ねえって!って、二宮さんに思いっきり背中を叩かれた。
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やっと書けたー!
ちょっと行き詰ってました(^^;;