しょーちゃんの手が、唇が。
俺の色んなところを滑っていく。
くすぐったくて、気持ちよくて、暖かくて。
気がついたら、涙が零れてた。
「雅紀...?」
俺の左肩にキスをしていたしょーちゃんが、俺の涙に気がついて、唇を離した。
しょーちゃんの腕が、俺の肩をそっと押して、しょーちゃんと向き合うように、身体の向きを変えて...
親指でそっと、優しく、俺の涙を拭う。
「どうした?...イヤだった...?」
しょーちゃんの眉毛が下がる。
何も言えなくて、首を横に振った。
しょーちゃんは、そのまま、そっと、俺のことを抱きしめて、頭を撫でてくれる。
しょーちゃんのドキドキが、しょーちゃんの熱が、直接感じられて、ちょっと、汗ばんだ皮膚がくっついて...
このまま、俺としょーちゃんが、くっついちゃえばいいのにって、思った。
「...幸せだなって、思って...」
やっと出た、俺の言葉は、そんな言葉しか、なくて...
本当はもっと、もっと、色んな気持ちを伝えたいのにって、ぎゅって、しょーちゃんにしがみついた。
「俺も、幸せ、だよ?」
しょーちゃんが、髪の毛にキスをして...
それから、俺の瞼にも、
濡れた頬にもキスをしてくれた。
もぞり、しょーちゃんが動く。
「...雅紀、ごめん、あの...」
「...う、うん...」
Gパン、キツイよねって言ったら、言うんじゃねぇ!って、頭を叩かれて、2人で笑う。
「この後、どうするの?」
「は?!」
「だって、どうしたらいいの?これ...」
「し、知らねぇよ!」
真っ赤になるしょーちゃんに、笑う。
「俺も、わかんないよ、しょーちゃん...」
しょーちゃんが、だあああっ!もう!って、叫んで立ち上がった。
「お前、風呂行け!俺、トイレ行ってからシャワーすっから!そんで、飯!腹減った!」
しょーちゃんの背中を見送って、ひとりで笑う。
しょーちゃんも、初めて、で...
俺も、初めて、だもん。
Gパンをえいって、脱いで、バスルームに駆け込んで...
「わぁ...何これ...」
鏡に映った自分に、超絶恥ずかしい!って、目を背けた。
「もう!しょーちゃん!シルシつけすぎ!」
トイレに向かって叫んで、バスルームのドアをバタン!って、閉めた。