上の娘が急性骨髄性白血病で亡くなってから、もうすぐ11カ月が過ぎました。
娘の生きていた証として、忘れないうちに記録を残しています。
気になる方はスルーして頂けると助かります。
さて、1年前のちょうど今頃は
まさに命がけの治療を行っていた時である、
今聞いてもとても恐ろしい治療内容である。
生着まで4週間。
血液を作る能力が無くなるので
数日おきに輸血が必要。
血小板の輸血に至っては、
3日以内に献血した物と後で知った。
賞味期限があるらしい。
極め付けは白血球が無いので
些細な細菌に対しても免疫が無い。
この治療が終了しない限り
一生無菌室を出る事が出来ないのだ。
しかし大学病院での移植だった事もあり、
成功を疑わなかった。
臍帯血移植はとにかく時間がかかる。
生着までには様々な症状が現れるのだが、
それがほとんど発生しなかった。
途中で生着の兆しもあった。
この時点で薬で白血球を増やす事も可能だったが
処置は行われなかった。
今振り返ると、慎重に慎重を重ね、
時間をかけ過ぎた感じも否めない。
何れにしても、まだ様々な手立てはあった。
2度目の臍帯血移植も覚悟した。
しかし、想定外の展開が待ち受けていた。