以下長文で備忘録を兼ねた私見の羅列になります。
お時間の無い方はパスして頂けると助かります。
約40年以上前の事ですが、自社開発のAV機器の技術説明を三星電子(現サムスン電子)の設計技術者に行った事があります。
当時三星電子のエンジニアは、「私達は韓国で2番目に大きい企業です!」と説明してくれました。
ちなみにその時の1番は金星電子(現LGエレクトロニクス)でした。
世界の電子機器はほぼ日本製が席巻しており、世界中の企業にOEMとして提供されていました。
中国からも同様にエンジニアが来て説明をしていましたが、中国には1世代前の機種を提供していました。
日本と同じ物を提供すると、すぐまねされてしまうからとの理由からでした。
約15年前にニューヨークに行った際、街中の電気屋さんには日本ブランドのAV機器は申し訳なさそうに並んでいました。
店員にどのブランドが売れているのか聞いた所、一番売れているのはサムスンだと言われました。
品質は確かに日本製が良いのは解ってるけど、高いので、多少品質が悪くても安い方が売れている、との事でした。
そして現在、サムスンは品質を伴う世界ブランドとして定着し、今度は中国製品が同じ様な道を歩き始めました。
そもそも現行の日本製品も、その大部分が中国生産です。
中国には日本の製造技術を惜しみなく提供し、世界の工場として日本より何倍も成長させてしまいました。
現在では中国設計・中国生産の製品を購入し、日本国内ブランドとして販売する事も多くなってきました。
GDPもどんどん下がり、日本を抜き去った国からはおもいっきりな舐められるれる結果になっています。
今更な事なので詳しくは書きませんが、個人的に感じている衰退したポイントを2つだけ書いておこうと思います。
過去に日本製品が世界中に受け入れられた理由の一つに製品の品質があります。
ただ、個人的には懐疑的です。
某国内有名メーカーは良く1年で壊れると言う話もありました。実際に私の所有する某メーカーの製品は1年後に100%故障しました。
他にも様々なメーカーの製品を購入しましたが、そのほとんどが10年持たず故障しました。
ただ白物家電だけは、メーカーにもよりますが多少もちが良かった感じはしますかね・・
中国製品がよく品質が悪いと言われますが、そもそもの品質以外の根本的な所、例えば設計や構造の問題、部品品質や組み立ての適当さが問題でした。
ちゃんとした設計でバラつきの無い部品を使い、自動機を使って生産すればどこで作っても差は無い事を日本が証明しました。
結局日本製品の優位性などあっと言う間に消え、価格と一定以上の品質を備えた海外メーカーにあっと言う間に抜き去られてしまいました。
もう一点、日本はユニークな製品を考案するのが得意です。
しかし慎重すぎるのか、実際に世に出るのに時間がかかり過ぎます。
製品の開発情報などは、特許の申請や様々なルートからの情報であっと言う間に広がります。
これには日本の様々な規制の壁も原因の一つと思われます。
中国はとにかく動きが早い。
数カ月周期で中国に行くとその進化のスピードには目を見張ります。
レンタル自転車が市内各所に設置されたかと思うと、次に行った時はレンタルバイクに変わり、次に行った時は町中に電動バイクが走り回り、その次に行った時には電気自動車が町中を走り回っていました。
街中や郊外には使わなくなった自転車やバイクが山積みになっていました。
うちの中国工場の隣も、一時期電動バスの墓場になっていました。
中国の凄い所は、まず世の中に出し、問題を解決しながら完成度を増して行くやり方ですね。
ここに政府の強い後押しが加わります。
今の日本では100%出来ない手法です。
これが良いとはいいませんが、やったもん勝ち!早いもん勝ち!がまかり通り、追い付けなくなっている事は明らかです。
で、表題の現在位置になりますが、あまり危機感が伝わってこないのが不思議でしょうがありません。
コンシューマ機器に至っては絶対故障しないとでも言わない限り、日本製品の復活はもう無いでしょうね。
ソフトは元から駄目、製造装置の優位性もそろそろ無くなりつつあります。
唯一残されているのが検査装置や材料、素材関係だけでしょうか・・・
サブカルチャーは高止まりのイメージがありますがGDPへの影響は限定的かも知れないです。
車業界ではEVは中国に負けそうですが、新しい動力元を推進していると聞いた事がありますので期待してます。
AI開発は難しいでしょうから、その応用で一矢報いたい所ですね。
実際に活用分野では非常に進んでる様な気もしますが・・
やはり、基礎研究で上流を、改良と応用で下流の技術を発展させるしかないのだと思います。
これらを考えると、民間に任せるのはもはや限界で、やはり国の推進と助成に頼るのが正解です。
国も本気で予算を回そうとしていますが、中国の様には無理でしょうが是非頑張って欲しい物です。
それでも日本がまた以前の様に台頭する姿は、正直イメージ出来ませんね・・
でも、何とか世界に舐められない程度には復活して欲しい物です。
最後に足かせになるのが、やはり規制関係でしょうかね・・・
頑張れニッポン!





















