「暑いでシュ
」
「そうねェ。
日が落ちても、
ほんと暑いねェ。」
「おっちゃん、
ぼちぼち
冷え冷えのスイカ
食べるでシュ 」
「いいねぇ。
それで、ちょっと怖い
怪談なんて
どうかな。ふふふっ 」
![音譜](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/038.gif)
どろん ・・・ ぱっ ・・・
「怖い
階段でシュか
ビフォー・アフター
でシュね・・・ 」
「違うよ。
怪奇談話、略して怪談 」
「なんだ、
そうでシュか。
僕シャんは、また、
年老いたおっちゃんが
暮らすには危険きわまりない
急な階段は、その位置を変え
緩やかな階段へ
変身したのでした。
って、お話しするかと
思ったでシュ。」
「違うよ。
身の毛もよだつ
怖い話・・・ 」
「ははぁ、
怖いと身の毛が
立つでシュか。
なんと言うことでしょう。
おっちゃんの毛が
増えて見えるでは
ありませんか・・・・
おっちゃんは、
喜んでくれるでしょうか。
でシュ 」
「あっくん♪
そう言う意味じゃ
無いよ・・・ 」
「しっしっしっ
階段話って
おもしろいでシュ。」
「・・・・・
」
楽屋裏
*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆
「スイカ、
美味しいでシュ 」
「そう言えば、
ブーシュカの
あさがおのある、
縁側の部屋ね・・・ 」
「僕シャんの
お気に入りの
所でシュ 」
「部屋のスイカ、
夕方になると
いつの間にか
食べてるでしょ。 」
「当たり前でシュ。
いつまでも
置いとけまシェん 」
「朝顔も、
しぼむしね。 」
「おっちゃん、
朝顔でシュよ。
夕方はしぼみまシュ。 」
「あっくん♪、
秋になったら
どうなるの・・・・ 」
「さぁでシュ。
この部屋は常夏だと
思うでシュ。
そんなことより、
その残ってるスイカ
食べていいでシュか 」
「ははは・・・・
いいよ。 」
今日も幸せな
一日が過ぎていく。
おしまい