武田邦彦先生は、
我々への啓発の為、YouTubeで
様々な情報を、配信してくださっています。
今回紹介したい情報は、
「電通」について語ったものです。
「電通」が、大きな影響力を持っている事は、
漠然と分かっていましたが、
具体的には、良く分っていませんでした。
そこのところを、詳しく説明されています。
長いお話で、文字制限があるので、要点のみ
お伝えしますが、ブログを読んだら、
実際にご視聴頂くと理解が深まります↓
（早くも削除されていました！）
https://www.youtube.com/watch?v=jBGEP9s3U1Q
日本を牛耳っていると
言っても過言ではない
電通の本社に、
東京地検特捜部が、
強制捜索に入りました。
電通がどうして日本で最も力があるのかを、
解説したいと思います。
まず、この事件の全体像や、
日本の政治とメディアと、
お金持ちの関係性などについて、
お話をしたいと思います。
今回、（電通の）高橋治之（７８歳）さん
の自宅が家宅捜索されています。
高橋さんは、電通の専務をしていた人物で、
現職は電通の顧問です。
https://news.yahoo.co.jp/articles/97370fea213cbf1f5c3fbdc61e81d4ff9d094ea1
東京オリンピック、パラリンピック組織委員会
の理事をされていたために公務員とみなされて、
今回、高橋さんが、紳士服のアオキから、
４５００万円のお金をもらったことが、
収賄罪に当たるのではないか？
という嫌疑がかかって、
電通本社や、高橋さんの自宅に、
家宅捜索が入ったわけです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/2cf14a7c5b7bb8229b10cd1b1fce32428c156e68
警察ではなくて、
いきなり検察です。
高橋さんを語るうえで、ISLという会社の事を、
話さないわけには、いきません。
正式には
インターナショナルスポーツアンドレジャー
と言います。
国際サッカー連盟と、密接な関係があったみたいです。
この会社は、２００１年に倒産しています。
１億５３００万ポンドの負債を抱えてしまって、
経営破綻しています。
２００１年と言えば、まさに日韓ワールドカップで
盛り上がっていた頃ですが、
日本で開催する予定だった
ワールドカップサッカーを、
日本と韓国の共催にしようとしたのが、
実は電通の高橋さんだと言われています。
ISLは、電通と別の外国の会社が、
共同出資して、作った会社です。
ISLに高橋さんが関わっていました。
このISLという会社は、役員６人が、
詐欺、横領などで訴えられています。
確実な証拠が無いので、断言する事は
出来ませんが、この役員６人の中に、
高橋さんが、入っていた可能性があります。
とにかくISLと云えば、
高橋さんという感じでした。
NHKは、電通と戦って負けました。
負けたのは２００５年くらいです。
この当時、
電通と勝負が出来たのは、
NHKだけでした。
電通という、とてつもない影響力
のある会社と戦って、勝つことが
出来たのはNHKだけです。
NHKという会社は商業主義では、
ありませんでした。
NHKと民放は、
常にお互いを意識しなければ
いけない関係にあります。
民放は株式会社ですから、
当然、商業主義です。
つまり、お金を儲けなければ
いけないという主義と、
情報主義は、反目しあうということです。
言わなくてはいけない事があっても、
スポンサーである電通や民間企業から、
圧力がかかるわけです。
お金を儲けるために、真実を伝える事が
出来ない訳です。
これを防止する装置がNHKです。
NHKは、商業主義ではありません。
NHKは、お金を儲ける為の会社ではないので、
受信料制度を取っているわけです。
民法のスポンサーは当然、大企業です。
電通を経由して、企業がスポンサー料を払って、
電通経由で、テレビ局や、文春のような雑誌に
流れていくわけです。
ところが、NHKの場合は、代理店を経由せずに、
直接国民からお金を受け取ります。
しかも、大金持ちからも、貧乏人からも、
１ヵ月２２００円を受け取ります。
そうすることによって、民放と戦う事が、
出来るのです。
民放や、文春の不祥事に対して、
商業主義がないために、
情報主義だけで、戦えるのが、
NHKです。
テレビに出ているコメンテーターも、
情報主義と、商業主義の間で
揺れている訳です。
当然ですが、本当の事を言ってしまえば、
二度とテレビ局は、使ってくれません！
そうなるとコメンテーターとしての
お金が入って来ません。
電通が困るような事を、
言わない人がテレビに
出演しているわけです！
電通と戦っている時に、
NHKは、どんなことをしていたのか？
説明させて頂きます。
ISLが、ワールドカップサッカーを
放送する為の権利や、
オリンピックの権利を
一手に受けていました。
間にISLのような会社が入ると、
真ん中にISLの利益が入るので、
国民にとっては損です。
オリンピックを見る価格が
上がってしまうので、
NHKは、電通を飛ばしていました。
その最たる例が、PGAゴルフです。
実は、アメリカのPGAゴルフを、
昔、電通が持っていました。
アメリカのゴルフ、
アメリカの野球、
アメリカのバスケットボール、
アメリカのアイスホッケー、
NHKは、こういったアメリカの
メジャースポーツを、買ってきました。
NHKが買うまでは、
電通が持っていました。
電通は広告代理店だけではなくて、
スポーツのエージェントと言いますか、
スポーツの代理店を
しているところでもあります。
何故NHKは、電通と戦ってきたのか？
電通を警戒しておかなければ、文春とかが、
無茶苦茶な事を書いてくるからです。
日本を守るために、
NHKは電通と戦ってきました。
NHK以外は、文春もテレビ局も、
【すべてお金儲け】だと、
海老沢さんは言っていました。
ちなみにそれを暴いた人は、
中村竜太郎さんです。
価格が二倍くらいに
上がったわけですが、
電通の利益が、
そこに入っています。
オリンピックの放送権料は夏と冬を合わせると、
恐らく５００億円くらいです。
５００億円の２０％くらい
ピンハネするわけです。
要するに、
ただ間に入るだけで、
１００億円
儲かるということです!
このように電通は海老沢さんを、
NHKから追い出したり、
無茶苦茶な事をして、現在に至っています。
２００６年頃から、受信料を払わない人に対して、
裁判を始めたのも、電通の影響だと思います。
海老沢さんの後を継いだのは、橋本さんという
生え抜きの人です。（橋本元一氏）
NHKの技術局の人です。
橋本さんがNHKの会長になった頃は、
まだマシでした。
しかし、橋本さんは、インサイダー取引の
責任を取って、辞める事になります。
橋本さんの後に入って来た
NHKの会長は、全員、
電通の息のかかった人です！
最初に入って来たのは、福地さんです。
アサヒビールのスーパードライを売り出した人です。
その次に、JRの松本さんという人が来ました。
そして、三菱商事の籾井さんが来ました。
その次が、上田さんで、
今の前田さんは、みずほ銀行です。
全員、外部の民間会社から、
NHKに来ていますが、
全員、電通と関りがあると言っても
過言ではありません。
NHKは電通に乗っ取られている
ということです。
テレビにとって都合の悪いことは隠します。
テレビ局に対して、影響力を最も
持っているのが、電通です。
電通は巨大な力を持っていて、
オリンピックやワールドカップサッカーは、
電通を通さなければ出来ません。
電通に嫌われると、
どんな目に遭うか分かりません！
参考（追記）
ロッテとか、サントリーは、
電通の支配下にあって、
電通を経由しなければ、
テレビCMを出す事が、出来ません。
電通の機嫌を損ねると、企業は、
テレビCMを打てなくなって、
ドンドン衰退していく事になります。
こんな感じで、電通に対して、
モノを言える人が、この国には居ない
と思われていたところに、
東京地検特捜部が、
家宅捜査に入ったわけです！
我が国で、
最も権力を持っている電通に、
捜査のメスが入ったわけです。
これからどうなるのか？
推移を見守っていきたいと思います。
隠し事が出来ない時代になったのかも知れません。
（中略）
本当に電通と政治家の癒着は、
半端なものではありません！
ISLの高橋さんは、アオキから、
４５００万円貰ったわけですが、
高橋さんからしたら、
本当にお小遣いにすぎません！
高橋さんは、ISL時代に多分、何億というお金、
ひょっとしたら、何十億というお金を、
貰っている人です。
高橋さん自身、４５００万円ぐらいで、
家宅捜索が入るとは、
全く考えてなかったと思います。
電通だったら、株式会社だから、
もらっても構いません。
しっかりと納税さえしておけば、
いくらでも賄賂をもらってもいいです。
ところが、電通から、
「オリンピック組織委員会」という
国の組織に入ったので、
【公務員】と見なされて、
しまいました。
いわゆる
【みなし公務員】です。
【公務員】だから、４５００万円もらって、
アオキの便宜を図ることが、贈収賄になる
ということです。
（中略）
（1964年 東京オリンピック）
今回の事で、まだ誰も逮捕されていませんが、
高橋さんの家宅捜索で、色々な資料が出てきて、
これから、政治家も含めて、
疑いがかかっていくと思います。
（２０２２年9月８日に発信）
