こんにちは。女性の働く、美しくを応援するamie株式会社スタッフです。
さて、本日のコラムは、
イギリスの結婚や夫婦③ イギリスは離婚率が高くシングルペアレンツが多い
こんにちは。イギリス在住コラムニストの宮本燈です。
前回に続きイギリスの結婚や夫婦についてお話をします。
イギリスの夫婦は離婚が多く、シングルマザーやシングルファザーも多い
イギリスの夫婦は仲が良いと書いてきましたが、実は離婚もかなり多いのです。2013年の離婚率は約10%程度となっています。生涯で最終的に離婚するカップルは、42%と半数近く離婚に至っています。
“イギリス夫婦は仲がよい”という記事でご紹介した内容と矛盾していると思われるかもしれませんが、実はそうでもないのです。離婚しないで長い間継続している夫婦はとても仲がいいのですが、不仲な夫婦はすぐに分かれてしまうということなのです。日本のように仮面夫婦というようなものは存在しないし、うまくいかなければすっぱりと別れて新たな人生をスタートさせるということなのでしょうか。
日本の熟年離婚や仲が悪いのに一緒にい続けるような夫婦は少ないです。むしろ早めに離婚してしまう傾向が強いようです。また、シングルマザーやシングルファザーが多いのも特徴です。
離婚後に一人で育てている人も多いのですが、婚外子も多いのがイギリスの子供の特徴です。2013年の調査によると全体の新生児のうち47.8%が婚外子だということです。日本ではわずか3%未満なのに比べると、10倍以上の差があるイギリスの婚外子はかなり高割合です。
イギリスはそのため、シングルペアレンツに対する給付も充実していて、比較的シングルペアレンツとなっても、子供を育てていけるのがイギリスの社会システムです。ヨーロッパではのきなみ婚外子の割合は高いですが、ここイギリスも例外ではありません。これも日本の結婚や家族の形態と大きな違いといえるかもしれません。
Writer:宮本 燈
↓↓↓