こんにちは。女性の働く、美しくを応援するamie株式会社スタッフです。
各地で梅雨入り宣言が続々と出ていますね。ジメジメする、鬱陶しいなどマイナスな言葉が多く聞かれる時期ですが、暑い季節を乗り越えるための体の準備期間だと前向きな気持ちで乗り越えましょう。
さて、本日のコラムは、
【イギリスのコハウジング事情①】
こんにちは。イギリス在住コラムニストの宮本燈です。
日本でも最近はコハウジング(共生型住宅)という形態が流行っています。多くの人々がコモンスペースとプライベートスペースを備え持つ集合住宅で共同生活をする住居形態です。リビングやキッチン、コミュニケーションスペースなどは共同で使い、それぞれの個室でプライベートの時間ももてるまさにの現代人の生活スタタイルや志向にピッタリの住居スタイルです。今回はイギリスのコハウジング事情についてお話します。
イギリスのコハウジング
イギリスでもこのような住居形態は大変注目されています。イギリスを始めとするヨーロッパでは、日本よりももっとこのような住居形態が多いです。コハウジングとあえて謳っていなくとも、一つの家で見知らぬ者同士がハウスシェアをするのはごく一般的な住居形態です。キッチンやバスなどをハウスメイトとシェアするというのは、特にロンドンのような住居費が高い都心では多くの若い方や学生さんが好んでとっている住居形態です。このような住居環境から日本人よりも比較的コハウジングに馴染みやすい土壌と言えます。
1990年代の終わりごろから、イギリスでもコハウジングという住居形態が徐々に増え始めました。今では、イギリスには19の共同住宅組合があり、建設も盛んに進められています。さらに60以上の共同制作グループの開発プロジェクトもあり、イギリス全土にさまざまな形態のコハウジングが建設されつつあります。
イギリスのコハウジングは、約10~40世帯が共同生活をする形態が多くなっています。ほとんどのコミュニティは、独身者、夫婦、家族などの様々な家族形態の人が混合したコミュニティですが、50歳以上の高齢者コミュニティや女性のみ、LGBTグループなど、特定の人を対象とした共同住宅もあります。
コミュニティは、新規の建物として開発されたものもあれば、農場や病院の跡の建物を利用しているものなどもあり、場所も、都市、田舎、中都市型のコミュニティなどさまざまです。広い土地に大規模な施設として建設されたものから数十人単位の小規模なものなで形態は多様です。このようにイギリスでは日本以上にコハウジングブームです。
-続く―
Writer:宮本 燈
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