土地神話を笑う
八潮は遠い?
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不動産価値@妻

実は、私の家は賃貸物件を所有する事業もやっている。

所謂不動産屋さんではないが、まあ、担保で不動産物件を扱う職種な訳だ。

金融屋さんなんですね。

そんな訳で、不動産は腐っても鯛だと信じています。

無作為に持っている必要はありませんが、やはり『家』は一つは持ち家であるべきだと思います。

なぜなら、年老いたとき、余程に財力があって、老人ホームでも何でも入れれば問題はありません。

しかし、年老いた人間の為の賃貸物件は、極端にありません。

物件所有者は、所有物件で葬式が出るのを極端に嫌います。

家族で住んでいるならいいです。

それが順送りですから。

恐れるのは、独居老人や老夫婦だけで、誰にも看取られることなく逝ってしまった時のリスクです。

当家では経験はありませんが、孤独死を隣人の異臭クレームで気付いた不動産屋さんは、その凄まじさに1年位、まっとうに肉魚が喉を通らなくなったそうです。

だから、老人の入居は、行政管轄の賃貸物件が多いのですが、それさえも数は少ないものです。

これが、日本の現実です。

戸建でもマンションでもいいから、終の棲家になる物件は、一つは確保するべきだと思います。

そして、今回、結婚を機に、私が戸建に執着したのは、彼が40を目の前にしているのに、まったく財産を持っていない裸の王様だったからです。

この歳から、住まうためだけの物件に投資していくのはリスクがあります。

都内で仕事をする以上、そう遠くには住めません。

だったら、猫の額でもいいから土地を手に入れて、日当たりの悪い1階は何かしらの収益が上げられるスペースにして、上のフロアを居住空間にしよう。

商品ライセンスをもって動ける仕事を私達はしている以上、その商品の陳列物販であったり、はたまたカフェであったりも可能。

少しでも収入を上げて、ローンの繰上げ返済をして、老後を身軽にしよう。

そうしないと、社会保障は当てにならない現代、貯蓄が出来ないと貧困老人になってしまう。

土地は、腐っても土地です。

狂乱地価でない今なら、冷静に適正価格で取得しておいて損はない。

マンションは、超高級でもない限り、15年も経てば不動産価値は0に等しくなります。

ましてこのマンションラッシュの現状を見れば、値崩れ必至です。

不動産業者にも、ゼネコンにも、デベロッパーにも知り合いがいる私は、彼等の言葉からして、怖くてマンションは買えない。

持ち家があって、利便が良いところにセカンドハウスとしてなら許容できます。

何もないなら、一番最初に手に入れる物件は、手堅いものがいい。

だから土地。

担保にもなるから土地。

銀行は、事業家で地べたを持たないものを一人前とは認めない。

どんなに金があっても、確たるものがないと信じない。

それを守るために、それがあるから逃げられないと云う保険が、彼らは欲しいから。

 

住まいが金を生み出す。

そんな物件を私は望む。

不動産価値@夫

夫は、神戸市出身である。

そう。

阪神・淡路大震災の被災地だ。

幸いにして、主人は大学から東京人になっていた。そして当時は、仕事で海外赴任中だった。

幸いにして、ご家族も家も無事だった。

しかし、帰国して、焦土と瓦礫の街と化した故郷を目の当たりにした彼は、

「家に固執してもなんにもならない」

と、根無し草になってしまった。

こんな人も多いのだろうと思う。

思い出が一瞬の内に、跡形もなく消え去る。

その喪失感は、父を突然失った私の悲しみとも、また違うと思う。

目の前の風景そのものが、瓦礫の山か、焦土と化している様など、戦争体験の世代しか、おそらく思いを共有できないだろう。

だから、彼の家への執着がないのもやむをえないと思う。

尚の事、家は無事であっても、自身によって受けた心の傷が母上には大きく、自宅を売却して、神戸を離れた事も、大きな要因であったかもしれない。

・・・だったら、一生賃貸で大丈夫なように蓄えとけよ・・・と、思うのは、他のロジックなんだね(ーー;)。

家を失い、また皆で集える家を欲しいと願った人も、間違いなく多いと思う。

これはもう、その人の性格によるものだから、どちらが良いとも悪いとも云えない。

でも、復興は、元に戻りたいと云う、執念で立ち上がった人間の強さに他ならない。

守るべき家族があったから、住まう我が家を取り戻したかったに違いない。

愛する街だから、いつまでも瓦礫で汚されたままにしたくはないと願ったに違いない。

愛情があの街を(諸般不条理不具合はあれ)復興させたのは事実。

家族を持ったら、彼も認識が変わるだろうか・・・?

結婚を機に考える

現在、私達は都心のど真ん中に住んでいる。

元々、私が事務所+住居で借りていた53平米の2LDKのマンション。

そこに結婚を機に、事務所を取っ払って主人に引っ越してきて貰った。

 

『家を買おう』

 

と、結婚を機に決意し、余計な出費を抑えたいからであった。

女の部屋に転がり込んだ甲斐性ナシな男みたいで嫌だと、相当抵抗したが、新婚夫婦のお引越し~♪等と、民間賃貸物件に引っ越したら、敷金礼金引越し代等等で、100万円は軽く飛んでしまう。

勿体ない

 

私一人で16万円の家賃を支払っていた。

事務所と兼務だから一部経費で賄えたが、そもそも都内で立地条件の良い賃貸物件は高い。

ずーーーーっと無駄だと考えていた。

が、女の一人住まいで家(戸建)を買うなと周りに止められ、我慢していた。

収入バランスが均等なら、結婚を機に購入に走っても良かったが、なんてこったいって位、浪費家の独身貴族をエンジョイしまくっていたパートナーなものだから、蓄えがない。

収入は私と逆転している。

業界年金から彼の会社が脱退したものだから、厚生年金自体、1年半ばかり未加入期間もある。

おまけに生命保険未加入。

ナイナイ尽くしの上に、ヘッドハンティングされて新規事業の経営に携わることになった。

独立意欲も野望もなかった。

ただ、仕事が好きで生真面目で、業界内ではちょっとした有名人。

なのに懐を見たら、誰もが顎を外すだろうって手元不如意。

私も相当勇気があるが、彼のスポンサーからも泣きつかれて、彼の御尻を叩く羽目になった経緯もある。男にせねばと、自分の仕事を割いて、彼の事業家デビューに尽力するシフトに切り替えた。

懐痛めず、経営者のお席を用意され、本当の覚悟を知らないままに天狗になっているのも見えた。

足をすくわれると思った。

 

守るべきものを守る苦労と、維持する苦労を知らずして、何の喜びを感じられるか。

 

と、経営20年選手の私は案じた。

結婚は、自分と家族の人生を設計することだ。

それは、自分の人生を経営することに通じる。

 

 老後の社会保障が望めない現状で、マンションを購入すれば、月々の管理・共益費が、老後の生活費を圧迫すると云う危機感があった。

それを補うだけの蓄えも覚悟も、いまの彼には見えない。
社会保障に見切りをつけ、20歳から個人年金を掛け、老後に備えた人生設計をしてきた私は、この極楽トンボが心配で仕様がない。
女房子供を食わせる気概を本気で持って貰わないと、老後は私が抱え込む羽目になりかねない。

そんなタカリみたいな男は嫌だし、そんな甲斐性のない男に会社は経営できない。

と、云うことで、自分の老後を作りなさい・と、<戸建>を取得物件と定める。
戸建なら、用途地域如何によっては、収益性を望める不動産になりうる。

そして、家賃よりローン返済額の方が安くなる可能性が高い。

月々の蓄えを膨らませる。

彼も自分の放蕩癖と老後の危機感を認識し、私のマンションに引っ越してきた。

良かった良かった。

 

恋愛は夢。

結婚は現実。

金がなければ始まらない。

事業も金がなければ始まらない。

老後を見据えたが為に、戸建を希望する夫婦。

とほほである(ーー;)。