Paris Guitar Festival 4 パリの楽器街 | GGAGのブログ

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欧州製ハイエンドギター・ベースの国内輸入元ノイベラックスと直営店アムグリフブレットの公式ブログです。楽器の紹介、楽器工房訪問レポートなどを書いています。

パリには有名キャバレー・ムーラン・ルージュの周辺に古い歓楽街があります。

歓楽街に欠かせないものの1つが音楽で、ヨーロッパの多くの都市では歓楽街周辺に楽器店街があります。

パリではピガール広場に楽器店が軒を連ねる通りがあります。

  

私が初めてパリを訪れた20年ほど前と比べると店の数は減ってしまいましたが、フランスらしい個性的な在庫と店主達は相変わらずです。

  

  

アメリカ製のギターが多いのは日本と変わりませんが、ビンテージギターの在庫の中にビザールギターが多く混ざるのが特徴的です。

  

イタリアンビザールギターの雄、ワンドレ!

  

Fenderのビンテージギターではカスタムカラーが多く見られるのもフランスの特徴です。

フランス人とアメリカ人では美的感覚が大きく異なるため、60年代からフランス向けの製品は未塗装で出荷されたり、フランスに輸入されてからステージ衣装に合わせて上塗りされたからです。

  

ドイツでも同じなのですが、いくつかの店には一見さんお断りの特別な部屋があり、そこにはさらにレアな楽器があります。

基本的には写真撮影は禁止で、このブログの店内写真は全て店主の許可を得て撮影しています。

  

16時になれば誰かがビールを持ってきて店内で飲み会やセッションが始まります。

そんな緩さがまた魅力的だったりします。