以前にアコースティックギターマガジンでも紹介されましたが、当店は店内の商品の8割以上を欧州製が占めている国内でも奇特なギターショップです。
バイオリンや管楽器では欧州製や欧州ブランドの楽器を揃えている楽器店は少なくないのですが、ギターではまだまだ国内の認知度は低いです。
毎年ドイツ・フランクフルトで開催されるムジークメッセは世界最大の楽器見本市でしたし、私がこの業界に入った2000年代前半から知る限りでも欧州各国で大小のギターショウ(見本市やトレードショウ)が開催されています。
日本で楽器フェアや大楽器祭があるように、フランスでもイタリアでも同じようにその国でのショウがあります。
異業種に目を移してみれば、大規模なモーターショウはフランクフルトのムジークメッセと同じ会場で開催され、欧州車(特にドイツ車)は日本でもポピュラーです。
楽器業界と自動車業界では産業としての規模が全く違うので単純比較はできないのですが、自動車と同じようにドイツ製のギターが日本である程度の存在感を出していても良さそうなものです。
割と日本国内でユーザーを増やして認知度も高めなのはベースギターでWarwick、アンプでEnglやGlocken Klangくらいでしょうか。
当店の母体であるNeuvellaxe(ノイベラックス)は2020年で創業18年になります。
足繁くヨーロッパ各国のショウや楽器製作家を訪れて、かの地の優れた逸品を日本国内の音楽・楽器愛好家に皆様に紹介してきました。
私自身、かの地の楽器だけでなく文化や歴史に魅了されているわけですが、本ブログではしばらくヨーロピアンギターの魅力や現状をごく私的な観点から考えてみたいと思います。
お付き合いくださいませ。









