Frank Hartung Guitars 訪問記 1 馴れ初め | GGAGのブログ

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欧州製ハイエンドギター・ベースの国内輸入元ノイベラックスと直営店アムグリフブレットの公式ブログです。楽器の紹介、楽器工房訪問レポートなどを書いています。

1950年代に発明されたエフェクトリックギターの代表的なモデルといえば、Fender/StratocasterとGibson/Les Paulであり、今でもエレキギターと聞くと頭に思い浮かぶ人が多い形だと思います。
片やデタッチャブルネックとフラットトップボディー、片や伝統的なセットネックとアーチトップボディーという異なる構造・デザインは同時に音の違いも生み出しました。
特にLesPaulに代表される、22フレット・アーチトップの木製ソリッドギターには他に替えがたいトーンがあるため、メインで使わなくとも1本は持っていたいというギタリストも少なくないです。
一方でGibson/LesPaulは1950年代という時代に開発された楽器であるため、現代の奏法を考えると不都合なところもあります。
そこで、弊社では丁寧な仕事による高品質と快適な演奏性、中音域に特徴のある豊かなトーンを持った22フレット・アーチトップの木製ソリッドギターとしてドイツのFrank Hartung Guitars (フランク・ハートン・ギターズ)をお薦めしています。
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製作者のFrankHartung氏(フランク・ハートン)はマイスターの国ドイツで木工の専門知識を学び、2002年チューリンゲンの豊かな黒い森に囲まれた村ランヴィーセンに自身の工房を構えました。アーチ・トップ、固定式ブリッジのソリッド/セミソリッド・ギターを得意とし、そのギターは快適な演奏性ととてもアコースティックなトーンを備えています。
マイルドなジャズトーンからクリスピーなクリーントーン、ヘヴィーディストーションまで使用する曲を選びません。
また、トーン・コントロールと見た目のインパクトを両立したボディーデザインはギタリストSteve Stevens(ex.Billy Idol, 氷室京介, Vince Neil)をして、「世界で最もSexyなギター」と評された美しい流線型で成り立っています。ドイツ的な色彩の鮮やかなフィニッシュと手の込んだインレーワークや彫刻もFrank Hartungの特徴です。

私とHartung氏との出会いは2004年のドイツ・フランクフルトムジークメッセでした。
日本と違い、元々ヨーロッパのメーカーではストラトやレスポールのコピーモデルを作るメーカーは少ないのですが、その中でもトラディショナルなエレキギターの雰囲気と新鮮なデザインを絶妙なバランスで両立させた彼のギターは印象に残っていました。
当時はForge Guitarsというブランド名でした。そのときはまだ発展の余地があったので取扱いをしなかったのですが、幾度にもわたる意見交換やプロトタイプの試奏を経て5年後の2009年に国内総代理店として取扱いを開始しました。

次回からしばらくは2012年にFrank Hartung Guitars工房を訪れたときのことを中心に紹介していきます。

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