さて、カン・ジウォン(演者:パク・ミニョンさん 박민영씨)が週末に「行きたい所があるの」とユ・ジヒョク(演者:ナ・イヌ さん 나인우씨)を誘ったのは どこだったのでしょうか?…
それは、2人がまだ韓国大学の学生だった頃に、人生の辛さを忘れるために泥酔していたジウォンと、柔道部の後輩たちとの飲み会が終わったジヒョクとが飲み屋街で偶然出会った後で、酔いを醒ます為に訪れた公園の池の畔でした。
お互いに名前も知らなかった2人が、自分の抱えている「孤独」を聞かせ、聞かされ、そしていつの間にか眠ってしまったジウォンの隣でジヒョクも見守るようにして寝て一夜を過ごした 思い出の場所だったのです。
ジウォンは その夜を思い出して、
『若い頃は不安ばかりの生活で寂しかったの。でも、今は不安でもないし寂しくもない。あなたが隣にいるから』とジヒョクに語りかけます。その言葉を受けてジヒョクは、
「当然です。(僕は)お父さんからの最高のお小遣いだ」
と言ってジウォンを笑わせます。
『私たち…ここから始まったよね』と池の周りを見つめるジウォン。そして彼女は改まった面持ちになってジヒョクの方に向き直り、彼の手を取り、そして…、
『次も ここから始めたいの。ジヒョクさん、私と結婚してくれますか?』とジヒョクに告白するのでした。
ここで、ジウォンも我々視聴者も、すぐ隣で笑顔を見せていたジヒョクは「当然 喜んで YES と言うはずだ!」と想像するのですが、そうはなりませんでした! 一体どうしたことなのか?!
まるで彼の心に「ジヒョさんチェック!」が入り、
≪ちょっと待った!コール≫の声が聞こえたかのようにジヒョクの表情が曇ります。そして彼は
「ひどいな」という言葉を残して、ジウォンから離れて行ってしまうのでした。
『いえ、その… 今の私の気持ちを… すぐに返事しなくてもいいのに どうして行ってしまうの… すべてが戻ったのにジヒョクさんたら…』と 何がどうなって彼の機嫌を損ねたのかわからず、池のほとりで一人 途方に暮れたようになるジウォンでした。
しかし、ジウォンから仕掛けたはずの《逆プロポーズ》には、実はジヒョクから正式な《サプライズ・プロポーズ》というお返しが待っていたのです。
ジウォンの元に戻ってきたジヒョクの手には美しい薔薇の花束があり、彼はジウォンに向かって
「他は何をしてもいいが…プロポーズはダメだ」とわざとしかめっ面で言うのでした。
くぅーっ、キザなセリフを吐きやがるゼ、ジヒョクのヤローっ
だから、なんで雨爺ぃがハラ立てとるんじゃ~?
彼から花束を受け取ってジワリと目に涙を浮かるジウォンの前に、微笑みながら膝まづいたジヒョクは指輪のケースを取り出します。そして、
「ずっと持ち歩いてた プロポーズしたくて」と言うとダイヤの指輪をジウォンに捧げるようにして、
「私と結婚してください」と正真正銘のプロポーズをするのでした。
ジウォンが何度もうなづいて”OK”すると、ジヒョクは立ち上がって彼女の左手の薬指にリングをはめてあげました。
そして手を取り合ったまま笑顔で見つめ合う2人
そのあとは 当然皆様のご期待通りに…
こうなって…
次は、
こうです…
雨爺ィ~、マジで死なん程度にコ〇スっ!
念の為に書いとくと、こん時はハムハムキスとちゃうかったんやでぇ…
さて、またまた ここで舞台は一転、
「よりよい明日へ 希望の更生」と書いた看板が掲げられた女子刑務所の建物が映り、ジウォンのナレーションが
『もちろん 変わらないこともある』と語ります。
施設の中にカメラが移動し、そこにはチョン・スミン(演者:ソン・ハユンさん 송하윤씨)の姿がありました。
彼女は同じ受刑者の女性を相手にして、次のようなことを語っています。
「理由はわからない。ジウォンがなぜ 私のものをすべて奪ったのか。私の不幸を望むのか」
話を聞いている女性受刑者は
「2574番(チョン・スミンの受刑者番号)が優しいからよ。相手を選んでつけこむヤツらね。きっぱり…切らないと」なんてスミンの言うことを鵜吞みにしてます。 スミンの方も相変わらず自分では演技とは思わずに演技をしているようで、
「そんなことできません。その程度なら耐えられました。ただ…ジウォンには…妄想癖があると言いましたよね。私がジウォンに嫌がらせをして苦しめたとか言って、被害者ぶるから…私はここに入った」とヒソヒソ声に変わっていきます。
「随分、自分勝手に妄想する女なんだね」と相手が言うと スミンは
「そうなんです。 でも仕方ない、たった一人の友達ですから。出所したら言って聞かせます」
なんてホラ話をして満足そうな表情をしているんですね。
丁度そんなところで、スミンに面会が入ります。
留置場側のドアを開けて面会室の中に入るなり、スミンは「ひゃー!」と悲鳴を上げます。
なんと面会者側の椅子に座っているのは、自分が殺したはずのパク・ミンファン(演者:イ・イギョン さん 이이경씨)ではありませんか!
「なぜ驚く?」と問いかけてくるミンファンを見て、ドアにもたれたまま腰が抜けてしまうスミンです。
それでもなんとか立ち上がり アクリル製の仕切り板のところまで近寄って、
「あなた… 死んだんじゃ?」と彼女が問いかけると、椅子に腰かけたミンファンは、
「死んだ…だから来たんだ」と言いながら死亡保険証書を左手に持って彼女に見せます。そしてさらに続けて、
「10億ウォン。俺が死んだから保険金が10億ウォン出る。これを…ジウォンに渡して」と言うのです。信じられないという表情で「何て?」と聞き返すスミン。
そこで急に眠りから醒めるスミンが映ります
実はミンファンと面会するまでの事は全て刑房内で眠っていた彼女が見た夢だったのです。
しかし目醒めたチョン・スミンは刑房内であるのを忘れたかのように絶叫し始めます。
「ダメよ。なぜジウォンなの?ジウォン 殺してやる」と叫んでいる刑房内では、他の女性受刑者は "いつものこと" という風でテレビを見ています。そしてそのテレビからは
”U&Kフードのユ・ジヒョク専務が ソウルで結婚式を…”というニュース音声が聞こえます。
それを聞いたスミンは、
「ジウォンしかいない。ずっとそうだった。私にはジウォンだけなの」と、また違うことを叫び出します。
刑務官が房の中に入って来て、
「黙りなさい!」とスミンの狂乱を止めようとしますが、スミンは
「刑務官さん、私を出して。出して下さいよ。お願いします」
というと、ついには すがりつくように刑務官の足をつかんでしまいます。そして
「幸せになっちゃダメ。 私抜きで幸せになっちゃダメ。ダメなのーっ!」と叫ぶ内容が変な方向の訴えに変わっていきます。
第9話の時と同じように サンドイウィッチマンの富澤さんが聞けばきっと
と言うに違いない狂乱の言葉を叫び続けるチョン・スミンでした。
つづく~
なんや、まだつづくんかいな…
AMERIN無しのジウォンがプロポーズを受けた時の姿です
ジヒョクが花束をどこに置いてたのかが気になるけど…
『私の夫と結婚して』第16話~あなたのおかげで佳い人生だった…と言えた2人~:その大団円…へつづく
執筆者への愛のムチを
頂けましたら幸甚です