ユ家の兄と妹が2人でアイスクリームを食べている頃、 大勢の家族連れや恋人たちで賑わうアイススケート場のリンクには、手をつないで滑っているカン・ジウォン(演者:パク・ミニョンさん 박민영씨)とペク・ウンホ(演者:イ・ギグァンさん 이기광씨)の姿がありました。
それはウンホにとっても ジウォンにとっても 高校生時代には果たせなかった「初恋の人とのデート」でしたが、ジウォンはリンクの氷の上で背の高い彼氏が彼女の手を引きながら楽しそうに滑っているカップルを目にした瞬間、ふと『(ミンファンとスミンの)あの2人が結婚すれば、私ににもこんな人生が?』と心で思います。
楽しそうに滑るカップルの姿は、今居るペク・ウンホではなく、いつも自分を支えてくれているユ・ジヒョク部長と滑る自分の姿に変わってジウォンを笑顔にします。 この時、ジウオンはある決心をします。
アイススケートを楽しんだ後、二人はお別れの時間を迎えます。
「クリスマスは(レストランでは)夜が忙しいから行かないと、ごめん」とウンホは謝り、ジウォンは
『謝ることないわ、今日はありがとう』と応えます。
「こちらこそ すごく楽しかったよ。君の気分が紛れたならいいんだけど 次は…」とウンホが言ったところで、すかさずジウォンは言います。
『ウンホ、あなたは…本当にいい友達よ。あなたと再会できて すごくうれしかった。誤解のない本当の姿を見られて。ありがとう。私もあなたのいい友達になるわ』
その言葉を聞いて、すこし寂しそうな目をしたウンホでしたが、すぐに笑顔に戻り、
「そうか わかったよ。ありがとう 俺の初恋の人」
そう言った後、
「さあ」といってウンホがさしだした右手をジウォンの右手がしっかりと握り返し、ふたりは笑顔で友情の再確認をするのでした。
そしてジウォンを彼女のマンションの前まで送り返したあとでウンホは、
「君が左手で書いた1行は僕じゃないんだね」とマンションの灯りを振り返りつつ思い、そしてすこし微笑むと、また歩き始めるのでした。
一方、ウンホと別れた後にマンションのエントランスを入ろうとしたジウォンの耳に、建物の円柱の蔭から ”くしゃみ” をする音が聞こえました。
その方向に目をやるとジヒョクの姿が見えたのでジウォンが驚いて
『部長?』と声を出します。 すると円柱の後ろから姿を現して彼女の前に立つジヒョク。
『ここで何を?』と彼女が尋ねると、
「外の風にあたってました。もう家に入ります」と小さな咳までして鼻水をすすっています。
『長い時間外に?』とさらにジウォンが尋ねると、
「いえ、そうでは…」とはっきりしません。そしてお互いに
『あの…』と言いかけては 黙ってしまう2人。
言葉にしそうで 言葉にしないジヒョクは そのまま先にマンションの中に入ろうとしますが、その背中に向かってジウォンが声を掛けます。
『部長 お話があります。私の家か部長の家に行きませんか?』
この言葉がジヒョクに決断させたのか、二人はそれからジヒョクの部屋で話をすることになったようで…。
ジヒョクがドアを開けてジウォンを先に部屋の中へ入らせます。
すると奥の部屋では二人の想い出の仲人でもある猫の「パン」が、、外の夜景が映える窓際を歩いています。 そしてその窓際には 昼間にジヒョクが義妹のヒヨンから聞かされた「女性が理想にしている情景」を構成するアイテムが並んでいました。
その景色を見るなり足が停まってしまったジウォン。
クリスマスツリーの下には贈り物の箱が並んでいます。
昼間にヒヨンが並べ立てた理想のクリスマスに嬉しいアイテムの数々。ぶすっとした顔で聞いてたのが信じられないくらいにジヒョクはしっかりと再現していました。
これだけの準備を昼間にやってのけたジヒョクの姿を想像してしまったのか、ジオンが少しだけ吹き出すような笑顔になって
『私が話があると言わなかったら?(準備したのをどうするつもりだったんですか)』と彼の顔を見あげて質問すると、今夜ばかりは普段控えめなジヒョクも
「私から言い出しました」と、正直に答えます。
このジヒョクの言葉で、(これは本当に今夜の私のために用意してくれたんだ)と わかったジウォンは、今日のウンホとのデートの事を話題にあげます。
『今日 ウンホとデートしました。 初恋の人です。 それから彼は…私のことを好きだったと』と正直に打ち明けると、ジヒョクは静かに
「聞きました。 ずっと立ってたんです。…なぜ(ウンホさんと)付き合わないんですか?」と訊くと、ジウォンは
『彼はいい人です。 だから好きだった。 でも 今の気持ちは違うんです。部長にはなんでも言える話相手になってほしかった。 今まで自分の気持ちに正直になった事がないの。でも正直になります。ウンホといる時… 他の人のことを思ってました。知ってると思ってたのに 知らなかった人です。今でも知らないことが多い人。それでも…、私だけが知ってる人。そして…』
ジヒョクはジウォンの告白をじっと無言で聴いています。少し間をおいた後にジウォンは、
『私を一番よく知っている人』と言った後、背伸びをして背の高いジヒョクの首筋に手を置いて、彼の唇に静かにキスをするのでした。
ええぇぇ~っ!
2月4日から今日まで7日もかけて、8分割までして待たされたと思ったら、
ハムハム・キスじゃないのーっ!?
…と、お怒りの皆さま、
安心してください!ハムりますよ!
さぁ、展開が早まるここからは「雨舘伊遅漏リング穴」の中継でどうぞ
接吻した後、俯くようにしてユ・ジヒョクに背を向けて、この部屋から去って行こうとするカン・ジウォン。
おーっと、そうはさせじとばかりにジヒョクがジウォンの左腕を強く握って振り向かせた!
さあ、ここでジヒョクは夜の4の字固めに入るのか?
イヤそれとも、ロープに飛ばした後で真夜中の卍固めに持ち込もうというのかーっ!
雨爺ぃ、その辺でヤメトケよ~
このあと遂に、このドラマが始まって以来の積極的なユ・ジヒョクの姿が現れます
ジウォンの顔に自分の顔を近づけ、今度は自分の方から彼女の唇に自分の唇を重ねるジヒョク
さっきはひっついているだけで動きの無かった二人の唇が、今度は間違いなく「ハム」ってます。(残念ながら2人の動きが大きいので、ここでのキャプチャした写真はありませんアホタレ~、これは雨爺ぃの詐欺や~!)
今回は第10話のサブタイトルにもした二人のラブシーンです
この写真も寸止めかー!ハムハム・キスはどこに消えたんやー!
『私の夫と結婚して 내 남편과 결혼해줘』第10話~ジウォンとジヒョクのファースト・キスのネタバレあらすじ紹介~終わり
そして、
『私の夫と結婚して 내 남편과 결혼해줘』第11話~起こることは必ず起こる:その1…へつづく
執筆者への愛のムチを
頂けましたら幸甚です