GWにはいってから、韓流連続ドラマばかり観ている。
レビューは全く書けていないけれど、 夜中までぶっ通しでもう7作品程観ている。
そして振り返ってみると、7本のうちの2本が、
「イニョン王妃の男(2012年tvN)」
と
「マイ・シークレットホテル(2014年、tvN)」
という ユ・インナ氏 が主演するドラマだった。
実は 私が生まれて初めて ユ・インナ氏を観たのは 2016年から17年にかけてtvNが放送した韓流ドラマ「トッケビ〜君がくれた愛しい日々〜」内で 主人公の妹が現代に生まれ変わった女性「サニー」役としてだった。
トッケビのドラマ中でサニー役を演じた頃のユ・インナ氏
彼女は綺麗と言うよりも 声と仕草の両方が「可愛い女優さん」としてしっかり記憶に残った。
そして次に彼女を観たのは これまた大好きだった 2013年から2014に放映された韓国SBSドラマ「星から来たあなた」で、ヒロイン チョン・ソンイ(演者 チョン・ジヒョン氏)のキャリアを追いかけ、そして追い抜いてゆく女優ユ・セミ役としてでした。
ヒロインに片想いする財閥の御曹司フィギョンのことを15年もずっと思い続けているセミ
2015年頃、プライベートのユ・インナ氏
過去に上記のような鑑賞歴があった上で、このゴールデンウィークに「星から来た貴方」以前の作品と以後の作品を2本観たわけだ。
「イニョン王妃の男(2012年tvN)」に出演した若い方の彼女は以下のような感じだ。
「イニョン王妃の男」で女優のチェ・ヒジンを演じるユ・インナ氏
李氏朝鮮第19代国王粛宗の時代から再びタイムスリップして来た
両班キム・ブンドをホテルのバスルームで見つけた時のヒジンの顔
キム・ブンドを連れてきた図書館でこれが現代の挨拶だと嘘をつくヒジン
撮影現場にキム・ブンドがやって来たことを聞かされ驚きつつも嬉しいヒジンの表情
では 次に「マイ・シークレットホテル」 なんとも不思議なB級ドラマでした
に出演する彼女の姿をいくつか紹介しましょう。
殺人事件が過去と現在に起きている ヘンテコなホテルで ブライダル部門支配人として勤務する女性ナム・サンヒョをユ・インナ氏が演じます。
前夫(チン・イハン氏)と現在の彼氏候補チョ理事(ナムグン・ミン氏)との三角関係で物語が展開
若きホープとして赴任してきた チョ理事(ナムグン・ミン氏)を広報室のヨ室長と自分のどちらが交際関係に持ち込めるかと社員が賭けていることを知らされるサンヒョは、普段からイヤミな振舞ばかりをされているヨ室長に対して闘志を燃やします。
怒っていても愛らしいユ・インナ氏の口元に注目
エレベータのドア前でチョ理事のジャケットについた埃をフーフーしてアピールするサンヒョ
しかし ドラマ第一話の終りの方ではこのナム・サンヒョには7年前に、たった三ヶ月で離婚してしまったという過去があることが判ります。
そしてその元旦那でデザイン会社代表のク・ヘヨン(実は大富豪の次男 演者チン・イハン氏)が、サンヒョの勤務するシークレットホテルで化粧品会社オーナーの令嬢チョン・スア(ハ・ヨンジュ)と結婚式を挙げるということが判るのです。
しかしその結婚式の最中、新婦入場の直前に式場の天井から死体が落ちてきます。
マスコミに事件をすっぱ抜かれ、ホテルの評判も悪くなって経営が圧迫させる中、起死回生の手段がホテルの首脳会議で提案されました。
それは、事件で中断されたク・ヘヨンとチョン・スアに頼み込んで結婚式をもう一度シークレットホテルで開催させてもらうという案で、 ブライダル室支配人 サンヒョの様々な努力により、何とか実現の運びとなりますが、 当日、今度は新婦のチョン・スアが長い間ずっと自分に仕えて恋仲であった男と逃避行してしまいます。
仕方なくホテル側がとった対策が 「ク・ヘヨンのことが 今でも好きだ!」 と公言したナム・サンヒョに新婦となって偽りの結婚式を挙げてしまうという事でした。
偽りの新婦姿でク・ヘヨンの親族に挨拶するナム・サンヒョ
殺人事件や、過去の男女の愛憎が入り混じるものの、ドラマはこのあたりから「コメディー化」していきます。 (コレが豪華キャストであるにもかかわらず 私が本作をB級と呼ぶ所以であります)
チョ理事(ナムグン・ミン氏)とのファーストキスの後見つめ合うシーン
結婚が本物でなくて良かったとチョ理事から言われたときのナム・サンヒョの顔
皆の前でチョ理事が自分との結婚発表をするのだと予感した時のナム・サンヒョの顔
チョ理事がピアノの伴奏で切々と自分の愛情を謳い上げるシーン。良かったです。
前夫かつ現在の偽装結婚の夫であるク・ヘヨンと、リビングのソファの上で写真を取り合いで縺れ合っているところを 帰宅してきた舅姑に見つかる…というシーンがあります。 新婚夫婦がイチャついていると誤解した舅姑はすぐに散歩に出て行ってしまうのですが、それを呼び止めようとするサンヒョの慌てた顔も愉快でした。
散歩から帰ってきた舅姑とテーブルを囲んで果物を食べるシーン。 舅はナム・サンヒョを気に入っていて、「私の病気が良くなったら一緒にデートしよう」と言いながら お皿の果物をフォークにさしてナム・サンヒョに渡すのですが、 父親を知らずに育ったナム・サンヒョが嬉しそうにそれを食べるときの顔も良かったです。
義父がくれた果物をおいしそうにかみしめるナム・サンヒョ
私のような還暦を越えたじいさんが 来月すぐに39歳になる ユ・インナ氏の、30代に入ってすぐの頃の姿を観て 「かわいい女優さん」などと言ってるのも気色悪いと自覚はしていますが、 これは正直な気持ちです。
そして これまた私の好きな女優さんであるパク・ミニョン氏と同様に、ユ・インナ氏も若い頃から美容整形をしていることも知られていますが、男性俳優でも美容整形をしている方が多い韓国芸能界の事ですから、 彼女の過去の顔や容姿は私にとって問題ではありません。 現在揃えたパーツを使って、 どれだけ私の心に焼き付く演技をしてくれるかということだけが 重要だと思っています。
そしてもう一つ私の好みは、 オードリー・ヘップバーンがそうであったように地声と話し方がとても可愛いらしいところです。 こればかりは天性の才能であり、「整形手術」というマジックではどうにもならない部分ですね。
ユ・インナ氏30代初頭頃の声が聴け、お顔が作られていく過程が見られる化粧会社の公開動画です
「マイ・シークレットホテル」では他にもスパイのように変装して彼女が出てくるお笑いシーンもあるのだけれど、 そのシーンが見つかっていないので、とりあえず この辺りで ユ・インナ氏の表情紹介をいったんおきたいと思います。
執筆者への愛のムチを
頂けましたら幸甚です