ホモと淫婦が世界恐慌時代の米中西部で弾けた! | 日本と芸能事が大好きな Ameyuje のブログ

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米合衆国領土グアム島と仏領ポリネシアのタヒチ島とボラボラ島しか訪れた他国無し。比較対象が少ないのに「僕に一番合うのは日本」と思う。反日国に侮辱されても毅然とした態度をとらない現在の母国には「いやんなっちゃうな~」と立腹するけど、やっぱり日本が大好き。

 忘れられない映画 『Bonnie and Clyde (1967年 米) 』 そして 曲・・・

 

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『俺たちに明日はない (1968 米)』 (1時間50分 字幕版)

 

 半世紀近く前、映画雑誌のロードショーやスクリーンなどの名作紹介で本作品の記事を見るたびに、子供心にも「早くTVで観ることができないかなぁ~」と憧れていた映画でした。
 ついにTV放送で観られたのがいつだったかは忘れましたけど、当時の僕には期待以上の感動を与えてくれました。有名なラストシーンに「やられちまった」のは勿論のこと、記憶により深く彫りこまれたのは名曲Foggy Mountain Breakdownでありました。

 結末を予想もさせないような軽快なメロディーに乗って逃げる自動車のイメージは色褪せていません。成長して自分で給料を稼げるようになってからも、この曲が弾きたくて中古のバンジョーを買って挫折したオバカな僕です。

 映画史的にも観ておいて損は無い4つ星以上の映画だと思いますし、先輩レビュアーの皆さんが触れて評価を与えていらっしゃるのと同じ部分を僕も「良いなぁ」と感じています。

 描いている時代背景もドラマチックですね。映画宣伝では「30年代大恐慌の中で暴走する青春」ってな文句も使われていたようです。今では十分にクラッシック、時代物ですね。主演二人を囲む脇の俳優、ジーン・ハックマン達もイイ!  ただすこし欠点を書くと、 映画はボニーとクライドの出会いからはじまり、それ以降を描いているので、最初、彼ら、特にクライドのボニーに対する振舞が腑に落ちず、理解に努力が必要なシーンが存在するのが玉に瑕ではあります。

 クライド・バロウという野郎はすでに20年代末から兄のバックと共にダラスあたりで銀行強盗をやらかして、収監されたりしてるんですね。脱獄して捕らえられた際にはテキサス州イースタムの刑務所農場(炎熱地獄なんてあだ名で呼ばれたムショでした)へ送られてしまい、そこでムショのワルどもから無理やりアナルを奪われて、札付きのホモにされちゃったらしいんですよ。

 片や ボニー・パーカーも16歳の頃には前科者のR.ソーントンという男と結婚しており、その旦那が強盗殺人罪で刑期づとめしてた最中にクライドと出会ったんですね。

 もう古典的雑誌となった「映画宝島」の記事では、二人と行動を共にしていたW・D・ジョーンズ(Michael J. Pollardが演じたC.W. Mossのモデル)が「ボニーはとんでもない淫婦で夜昼かまわず俺に何度も求めてくるし、クライドも時々俺を襲ってきたよ」と語ったと紹介されてましたけど、それじゃぁ「映画になりません」からね~、本作品ではそのあたりは綺麗に塗り替えられていますね。



 この映画の五年後に公開された映画「ゴッド・ファーザー」で、ドン・ビトー・コルレオーネの長男Sony(演者 James Caan)が罠にはまってマシンガンで蜂の巣にされ、ボロ布のような姿にされて死ぬシーンが出現しますが、それ以前の映画で「車もろともに蜂の巣にされるほどの壮絶なシーン」

本作品のボニーとクライドの最期のシーンしか存在しませんね、。車のボディーに残った弾痕だけで167個あったそうですが、映画のラストのカット割りはとっても素敵でした。 ただし現実の「二人の死」は次の動画のように記録されています。
 

 

 

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