先日、綾乃彩さんが出演する舞台「傭兵ども!砂漠を走れ!」を観てきました。僕が初めて観た亜美ちゃんの舞台「パラダイスロスト」で主人公の散原ミチルを演じていたのが綾乃彩さんだったんですが、劇場もその時と同じ池袋のシアターKASSAIでした。
綾乃彩さんは23歳ながら身長は亜美ちゃんとどっこいどっこいというコンパクトな美女w
彼女もまた場合によっては小学生役wもこなせるんじゃないかというタイプなのですが…
ストーリー
サバンナの熱帯夜。紛争絶えない地域に 派遣されたのは、とある国の外国人傭兵部隊。
しかしその部隊にはある特色があった。それは、全員が日本人であるということ。
傭兵確保の為に募集した告知に集まってきたのは、ひとくせもふたくせもある日本人達だった。
やがて傭兵達はサバンナを逃げてきた少女を助けることになるのだが・・・。
地雷爆破でストレス発散?!対戦車ロケット砲でキリンをしとめろ!とんでもない傭兵達がとんでもない戦場で見た幻の光景とは?
実際にフランス外人部隊に従軍した方の経験を元に、戦場で起こる悲喜こもごもを疾走感溢れるタッチで描くコンバットコメディの決定版!
男性メインの「サバンナ編」と女性メインの「オアシス編」の2バージョン同時上演!
という、男性メインのサバンナ編で逃げてきた少女ナミルを演じていました。
設定では中学生らしいですw
この舞台は2012年11月14日~12月9日の約1ヶ月間で全36回上演というロングラン公演で現在も絶賛上演中なんですが、僕が観たのは11月24・25日のサバンナ編でした。
この男性メインのサバンナ編はコメディながらリアルな戦闘シーンが売りの舞台。稽古で筋トレしてたというだけあって、ジープや土嚢を使ったアクションは本当に迫力満点でした。そして映画みたいなオープニングが目茶苦茶いいなあと思いました。また、この舞台はきびきびとしたアクションとほのぼのとしたコメディ部分とのギャップがまた面白いわけですが、そういう舞台上の雰囲気を一変させる綾乃さんの演技がまた強烈でした。つーか本当に現地の野生児みたいでしたw
ストレートに役にぶつかって行くような演技スタイルは、まさに生真面目な綾乃さんの性格が出ているようでした。まあ、僕が知っているのはブログから見た綾乃さんの性格ですけど…
とても素晴らしい舞台だと思いました。役者さんもみんな上手かったし、それぞれの夢に向かって頑張っているのがひしひしと伝わってきて羨ましいなあと思いました。近くに住んでたら何回でも観たいところです。
がしかし、脚本がそうなっているからだと思いますが、僕はナミルの人物設定はもう少し強目にした方がいいんじゃないかなあと思いました。ナミルの悲しみを強調するよりも、ナミルが懸命に生きようとしている部分を強調させて、傭兵たちがそんなナミルを救いたいという話にすれば、もっと感動的な話になるような気がします。
「おにいちゃんたすけて」というセリフは最後の最後に1回だけ言う方が劇的なんじゃないかとか。まあ、アンケート用紙に書けって話ですが、その場では思いつかないんですよねえ。
まだ回数あるので1回くらい強めのナミルを演じてみてもいいんじゃないかと思います。
ジープとセットとナミルの衣装の綾乃彩さん

偉そうなこと言う割にはピンボケ写真ですいませんw
ジープとかほとんど写ってないし…
もっと修行してから出直します。
僕は夏目漱石とか教科書以外では読んだことなかったので、とりあえず「こころ」を読んでからブログに書こうと思っていたら、ここまで遅くなってしまいました。ごめんね亜美ちゃん。
まあ、この小説自体は文庫本で300ページ弱と短めの話なんですけど、自分の中で消化するのに少々時間がかかりました。というか、今でも消化不良なんですけどw
内容は意外にも面白かったです。死ぬことは確定していましたが、先生の行動についてミステリー的な要素もあったので始めから最後まで飽きることなく読めました。最後の章を一切補足文章なしに遺書だけで完結させるところや、死に場所を探すために生きているような主人公の話にしてはドライな感じなのがこの作品の好きなところです。
果たして純文学作品とはすべてドライなのか、夏目漱石だけがドライなのか。もう少し色々読んでみたいと思いました。
この日の放送はそんな夏目漱石の「こころ」の中の三角関係を読み解き日本文学の面白さを再発見しようというものですが…
友だちと同じ人を好きになったら…
心優しい亜美ちゃんなら友だちにゆずりそうですが、
ただの友だちなら早い者勝ちでしょうw
ちなみに主人公の「私」と友人Kはどの程度の仲だったのか?
番組的には完全に親友になってますが、僕には二人は仲の良い幼馴染であっても親友と呼べるほど心が通じ合っていたようには思えませんでした。
「私」はKの健康を気遣い自分の下宿へ彼を住まわせたわけですが、Kは頑なな性格なので最初は下宿先の人々にもそっけない態度をとっていました。そんなKを打ち解けさせるべく尽力した「私」のせいでお嬢さんとKは必要以上に仲好くなってしまったわけですw
が、小説を読むとお嬢さんは最初から最後まで「私」を好きだったことがよくわかります。
小説の内容を知らないR’sたちは妄想を膨らませていましたが、この小説を読んだことのある亜美ちゃんはもちろん「ご友人」と答えていました。
解説者の話を聞いて感動する亜美ちゃん♡
夏目漱石は女性の心理をあまり描かないでいつも男性の視点で物語を描くのだそうです。
「こころ」もお嬢さんがKをどう思っていたか書かれていないので色々妄想が膨らむわけです。
が、この小説は「私」の視点だけで描かれていてKの視点で描かれた文章も一行もありません。
前半の2章は「私」を先生と慕う大学生の私の視点で描かれており、その私の気持ちに応えるように描かれた最終章の先生の遺書を読むと、僕は友人Kよりも遥かに「私」と大学生の私の方が心が通じ合っていたように思えました。
もし、Kの視点で「私」を描いた文章があったら、二人の友情の度合いがもっとよく表現できたと思うんですけど、なんで夏目漱石はK視点の章を書かなかったんですかねえ…
お互いの心がはっきりわかりすぎるのもつまらないのかもしれませんが、この辺が純文学とエンターテイメントの違いなのかなあ…
親友から自分と同じ人を好きだと打ち明けられたら?という質問に対して…
やっぱ亜美ちゃんは友だちにゆずる(応援する)方を選びましたねえ。
まあ、シリアスに相談されればゆずるしかないような気もしますが、でも、ゆずってあげたからといってもめでたく付き合えるわけでもないし。僕は親友なら腹を割って話し合うのが普通と思いますけどねえ…
がしかし、「私」はKを出し抜いて母親に告白しましたw
まあそういう時代だったんでしょうが、この「私」の行動をどう思うかという質問に亜美ちゃんは当然「なし」を選択。
「友だちにだまって結婚までしたら、それをずっとひきずっちゃうから幸せになれないと思う」と、至極当たり前の反応。
ちなみに、亜美ちゃんと仲の良いまえまえは、なんと親友を出し抜く行動を肯定してしまいました。まあ、彼女と野郎どっち取るかと聞かれれば彼女を取るのは当たり前まえな気もしますw
夏目漱石はこの物語で人の心の不可思議さを描きたかったそうです。
終始良い人であった「私」がKの告白を聞いた瞬間悪人に変わった不可思議を描きたかったそうなのですが…
僕は「私」の感情はそんなに不可思議だとは思いませんでした。Kを出し抜いた気持ちはわからくはないし、その結果まともな社会生活が送れなくなったのも、最終的に自殺してしまったのもわからなくはないです。ですが強いて不可思議なことをあげるなら、やはり自殺しようと思った(あるいは自殺させた)タイミングですかねえ。
「私」が実在した人物だと仮定して、たぶん{私」は年齢的には40歳くらいだと思われますが、Kが自殺して20年余り、途中で荒れた時期もあったにせよ20年平穏に暮らすことができたのに何で今更死のうと思ったのか?
オーソドックスに考えるとしたら、今まで誰にも言うことが出来なくて自分の胸の内に仕舞ってきた事を大学生の私宛に書いた遺書で洗いざらい吐き出すことが出来たことでスッキリしちゃったんでしょうかねえ。
また、性格的にかなり責任感の強い人なので、友人を自殺にまで追い込んで手に入れた女性、あるいは結婚生活を中途半端に放り出したくなかったのかもしれませんが、それなりの期間自分にできる最大限の努力はしたという思いと、彼女が再出発できる年齢のうちに決着をつけたいという思いがあったということでしょうか。
亜美ちゃんの感想
亜美ちゃんはどの辺に共感したのでしょうか。好きな人をゲットするためなら友だちを出し抜くのもありとか思っちゃったのかなあ…
亜美ちゃん!あまり危険な発想は慎むようにw























