こんにちは。
少し寒さが緩んで、天気が良くて0度くらいまで上がるとあったか〜い!という感覚。人間の慣れってすごいですね。
しかし今日はまたマイナス15度。快晴で日が燦々と差しているので、つい油断して昨日と同じダウンベストで外に出たら、大失敗。車に、娘が置いていったロングダウンを毛布がわりにいつも置いているので、それを着てなんとか駐車場から目的地まで辿り着くことができました。手袋してニット帽もかぶって徒歩4分ほど。凍りつきました。
さて、Sちゃんから聞いた話。
もう忘れかけてきている!早く書いておかないと。
これらに続いて聞いた話です。
Sちゃんの今の日本の大学や、中高時代の友達は、総じて冒険をしたがらないのだそう。
「国際」という名のつく学部や学科以外の学生はもちろんのこと、「国際」に何かしら関係のあることを学んでいる学生達でさえ、あまり留学をしたがらないのだとか。もし留学が必須な場合は、3ヶ月間とか。できるだけ短い期間で許されるところを選ぶ子が多いと。あ、あくまでもSちゃんの周りの話です。
その理由の一つは、「別に外に行きたくない。日本でいい。」
もう一つの理由は、「下手に(?)留学して卒業が数ヶ月なり年単位なりで遅れると、新卒採用で不利になる」からだと言うのですけど、本当かしら。採用する側は、なんらかの回り道をしてきた学生よりも、何事もなく(?)普通に4年を過ごしてきた学生の方を採りたがっているように感じる、これがSちゃんとSちゃんの周りの友達たちの共通認識なのだそう。
近頃は、学生も社会人も日本国外に出たがる人が減っている、と、ここ数年何度か私もニュースなどで耳にしていましたけど、本当にそういうことが起きているんだ!と、驚きました。
さて、では現在Sちゃんが短期留学しているアメリカの大学はどんな感じ?
ここの大学、私も最初聞いた時には、こんなところに日本から留学に来る子がいるのね!と、驚くような、ニッチというか、日本では一般的にはまず知られていないような地にある大学です。Sちゃんは、自分の日本の大学が提携している複数の大学の中で、ここが一番コスパが良いからと選んだそう。そして日本人もほとんどいないからと、それも決め手の一つだったそう。
ところが来てみてびっくり。日本人がうじゃうじゃ(笑)いるのですって。Sちゃんのような短期ではなく、4年間の正規留学の日本人が多いことに、本当に驚いたと言っていました。中国人と韓国人もいるけど、肌感覚では日本人が一番多いと思うと。「お金のある中国人は、きっともっと学費も、要求される英語力も高い大学へ行くんだと思います」と、Sちゃん笑っていました。
去年の秋からのセメスターでは、ほぼESLのクラスしか取れなかったので、必然的にアメリカ人の友達よりも留学生とばかり仲良くなったそう。中でもやっぱり仲良く過ごすのは、日本人とですって。
日本人が多いことに最初は戸惑ったけれど、来ている人たちがいろいろな夢や将来像を持っているので、それらの話を聞いてSちゃんの考えもずいぶん広がったようです。
ボスキャリ(ボストンキャリアなんとかっていう日本人の学生向けの就職フェア、ですよね?)で就職口を見つけようと思っている学生。アメリカで卒業して資格を取って、できればアメリカで働きたいと思っている学生。アメリカの大学を出た後はヨーロッパの大学院に進む学生。留学費用一切を自分で払っている、ものすごく勉強しながらものすごく働いている学生。
などなど。
Sちゃんとしては、今回の留学が終わったら一旦は日本の大学に戻って卒業しようと思うけれど、数年後になるかもしれないけれど、自分もヨーロッパの大学院という可能性を模索し始めていると言ってました。
こちらにきて、深く仲良くなったのは主に日本人ばかりだけれど、いろいろな人のいろいろな考えを知ることができて、短期留学に来て本当に良かったそう。この1月からは一般クラスの授業を取り始めるそうなので、きっとまたそこで新たな考え方や人たちに出会うことでしょうね。
と、まぁこんな感じの話を聞いて、へぇ〜ほぉ〜と、私もとても楽しかったです。
ちなみについ最近、日本の全然別の私の友人から聞いた話によると、その友人の娘さん(関東の大学4年生)の周りでは、「自分探し」ということで、大学を休学する学生が結構いるのですって。私たちの頃とは時代が違うのねぇと友人。
同じ日本国内でも、いろーんな考えの学生達がいるということなのかしら。
昨日は夕陽がきれいでした。
こんなに寒くても、少しずつ日が伸びていっているのを感じる今日この頃です。
少年よ大志を抱け。
若人達が夢を持てる日本にしていかなければ!
Hasta mañana♪