奉祝 紀元節
 

本日は、紀元節、建国記念日、日本の誕生日です。日本の建国は、初代天皇である神武天皇が橿原の宮で即位した日をいいます。我が国は、神武天皇の御子孫である天皇陛下を戴く世界で一番古い国、神話から続く国で続いている唯一の国です。

 

橿原の宮跡に創建された橿原神宮の紀元節の案内

 

 

宮崎市作成の動画

 

 

 

神話から続く建国の物語、そしてその後の時代が書かれているのが、古事記と日本書紀です。4年前は、日本書紀編纂1300年の記念すべき年で、その8年前は古事記編纂1300年の年でもありました。初代神武天皇まで続く神話と、神武天皇から始まる天皇の歴史が書かれている、我国を知るための最初の本が記紀となります。我が国は神話から続く国の中で、現存する唯一の国です。古来、世界中の神話は国の始まりとしてありましたが、その多くの国が滅びてしまっており、神話から続く国として残っているのは我が国だけなのです。

 

 

ちょっと堅苦しいものを読むのは苦手で、という方にお薦めなのが『まんが古事記』。ビジュアルで読みやすくまとめられた1冊となっています。そしてその続編の『まんが古事記人代編』は神武天皇から始まる我が国と天皇の歴史となっています。

『まんが古事記』では神武天皇以降が駆け足でまとめられていましたが、人代編では、その神武天皇以降を古事記に沿って描き、縁の神社や古墳まで紹介し、最後は古事記を江戸時代に再発見し研究、紹介したことで有名な本居宣長の歌でまとめられている素晴らしい構成です。

 

動画で、『まんが古事記』と『まんが古事記人代編』がまとめられています。

 

 

神武天皇は建国の詔で、「天下をまとめて家を成そう」という「八紘為宇(はっこういう)」という言葉を使われました。「八紘(あめのした)を掩(おお)いて宇(いえ)と為(せ)む」「八紘一宇(はっこういちう)」ともいわれるこの言葉の意味を軍国主義と捉えるのは、言葉の意味がわかっていないといえます。家族にまとまりが必要なように、国にもまとまりが必要であることを表現したにすぎませんし、この天下が当時の日本であり、その統一であることは意味が分かりさえすれば自明なことだからです。また軍国と家という言葉に繋がりはありません。そもそも一国の表現に国家という「家」の字を使う我が国です。家に争いを持ち込もうなどという考えはないでしょう。古来「国家」という言葉は天皇の意味も併せ持っていました。我国において、「国」は「家」であり、天皇はその家をも表しているということになのです。だからこそ、家という一つ屋根の下にまとまろうという「八紘為宇」という言葉が建国の詔にあり、神武天皇は「民のために国を建てた」と宣言されたわけです。

 

八紘一宇の「八紘」は「あめのした」とも読みます。山口采希さんの言葉のセンス。素晴らしいですよね。この歌の歌詞を聞いて、軍国とか頭に浮かびますか?平穏な毎日、豊穣を願う日々しか浮かばないのではないでしょうか。それこそが八紘一宇です。

 

本来は国を挙げてお祝いする日ですが、現在日本では行われていません、神社をのぞいては。そうしたことも含め解説されたふわこういちろうさんの動画もあります↓

 

平成31年の記事ですが毎年読んで欲しい竹田恒泰氏の言葉。

 

なぜそうなったか↓

 

本日、多くの神社で紀元祭が行われます。


本日はぜひ神社にお参りしましょう。

 

有名な神社でなくても、お近く神社でも紀元祭は行われています。

 

ちなみに東京の方でしたら、穴八幡宮に神武天皇陵遥拝所があります。

 

 

 

 

 

なお、2月11日はお稲荷さんのお祭り初午の日(午の日じゃないですが)となっているところもあります。神社によりその決め方は様々。本日は初午参りも兼ねてお稲荷さんへお参りというのもありじゃないでしょうか。ちなみに新暦での2月の初午は明日の12日です。

 

能「神武」についての動画↓

 

我が国が千代に八千代に長く続くことを願い言祝ぐ「君が代」は、和歌ですから多くの意味が含まれており「君」も誰をも指して拒みません。国際的イベントで歌われるときは、世界中の人まで言祝ぐ素晴らしい歌です。本日の紀元祭には君が代を歌うところが多いかと思います。君が代は独唱もいいですが、斉唱がより美しい歌です。是非、多くの人に声に出して歌っていただきたいと思います。

 

 

 

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