大宝元年(701年)元旦、文武天皇は大極殿において文武百官の拝賀を受ける「朝賀の儀」の会場に「日像」の旗を掲げました。これが日の丸の原型で最も古いもので、国旗として日の丸が用いられた最初といわれています。

※現在の日の丸のデザインとは違う説もありますが・・・。

 

日の丸の始まりにはいくつかの説がありますが、いずれにしろはっきりしないほど古くから日の丸が日本国内での旗印としてあったという事は変わらないです。そして、それが元旦であったなら、日本らしい話ではないでしょうか?しかも紅白でおめでたい色合いです。

 

戦国時代の旗印では、色んな武将が色んな日の丸を掲げていた絵があります。敵も味方も日の丸を掲げていたのです。以前小田原城では戦国時代の古い日ノ丸扇子を見たことがあります。源平の戦では色使いは違いますが、日の丸を双方が掲げて戦いました。

 

君が代もそうですが、日の丸の歴史も古いのが我が国らしいと思います。

 

なんでもそうですが、日本の象徴であるということは、それはつまり我々日本、あるいは日本人そのものでもあるということです。日の丸が振られているということは我々日本人が、あるいは日本が平和であるという事を意味します。つまり、そうでないならば日本がおかしくなっているということになります。

 

数年前、RADWIMPSのHINOMARUで起きた騒動は異様で忘れられません。大和言葉で綴られた美しい歌詞の歌があのような騒動になったことそのものが日本の異様さを物語っていました。

 

 

毎回ここで書いていますが、比較すると何でも分かりやすくなります。ユニオンジャックのイギリス、星条旗のアメリカ、三色旗のフランスやイタリアなどの旗を喜んで飾ったり振ったりするのをみれば、日の丸が飾られたり振られるのも普通であり、むしろそうでなければおかしいことが分かるかと思います。ところが、日本国内で一番掲げられている旗はイタリア国旗だという話を以前聞きました。イタリア料理店にあるものだそうですが、悲しい限りです。

 

ここ数年のコロナ禍が始まる直前、世界中で暴動が起きて異様な年となっていましたが、その異様さを物語っていたのが、国旗を振るのが当たり前の国々のデモで国旗が見られないことが多かったことです。つまり、世界中が異常な事態の中始まったのが今回のコロナ禍です。日本では、国旗を振られることが少ないために多くの日本人はニュースを見てもその異常さに気づかなかったかもしれませんが、国旗がないということはそれだけ普通ではない、ということなのです。

 

京東都の干支日の丸ハンカチ(兔がなかった・・・)

 

 

 

山口采希ちゃんは日の丸の歌を作り歌っています

 

そして以前の天長節に日の丸商店街を訪ねていました

 

日の丸を印象的に使用したPVと大和言葉の歌詞がカッコイイ椎名林檎さんのNIPPONはロゴにも日の丸がある

 

そして、日の丸といえば君が代です。平成30年(2018年)新嘗祭の満月の晩、道長の千年越しの和歌が話題になりましたが、日本は1100年以上前の歌を国歌にしており、道長の和歌も含め、千年以上前の先人達も含めた日本人同士が言の葉、文化を共有している国でもあります。この共有は、普段はわからないかもしれませんが、何か事が起きた時にその共有のありがたさを知るものであり、そうした断片が表れたのがこの道長の満月だったのだと思うのです。あの時、日本中が道長の満月の和歌の話題を共有していた中で、海外在住の方たちがツィッター上で、こうした文化的共有は国内でしかできないのが寂しいと語っていたのが印象的でした。海外ではそうしたことを共有できる人がいなかったから、千年越しのイベントを話題に出来なかったというのです。しかし、国内であればうろ覚えだろうがなんだろうが、千年越しの満月の話題を共有できたのです。それは、今いる私達だけでなく、千年前の道長の宴や、その後この満月の歌を話題にしてきた多くの先人達との意識の共有でもありました。千年の時間を越えての共有なんてなかなかできるものではありません。しかし同様の事を、例えば君が代の歌を語る時も、1100年の時を超えて私達は意識の共有ができているのです。そんな歌を国歌にしていることの重みや誇りは、他国の国歌に真似できるものではありません。しかも台湾では、内戦時に元々台湾にいた人と後から中国本土から来た人達を見分けるために、君が代が使われたといいます。それは君が代を共有してきたからできたことでした。外から見て区別がつかない人達が沢山いる現代、なにかを共有しておくということはとても大切なことといえます。例えいかに外観を似せることができても、内面、積み重ねられた歴史や文化の重みは簡単に真似できることではないのです。私は台湾の君が代の話を聞いた時、背乗りが進んでいると言われる日本も他人ごとではない、と考えたのでした。

 

言葉の重要さと共に語られる国旗、国歌

 

 

動画で見つけてから何度も繰り返し繰り返しずっと見続けているお気に入りの君が代の影絵映像。

上記動画は、古い映画を平成になってから復活させたもののようですが、とても美しい影絵です。この短編映画では、イザナギとイザナミの国生みや天の岩戸神話、そして日本の紀元が、君が代と共に美しい影絵で語られています。君が代の君は、イザナギとイザナミの「キ」と「ミ」を表すともいいます。「キ」は男、「ミ」は女、つまり「きみ」は男女、そして夫婦を意味します。夫婦に子供が生まれれば家族となり子孫繁栄です。

 

君が代は和歌ですから、そこには色んな意味が隠れています。私はこの歌の中に予祝の意味と多くの神々も隠れていると考えています。お正月にふさわしい、素晴らしい言祝ぎの歌だといえると思います。

 

 

 

元旦は、日本人にとって二重に三重、とおめでたい日です。

日の丸と君が代で、今宵は素晴らしい初夢がみられますように。

寒い日が続きますが寒さに負けずにいきましょう\(^o^)/

 

 

 

※音量注意!!↓

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