去年こんなことを書いていたのですが、5月5日はナポレオンの命日で、去年は没後200年の年でした。

 

 

 

このブログでは何度かナポレオンをとりあげてきたのですが、なぜここでそんなにナポレオンをとりあげるのかといえば、情報というものが大切であるからです。それを日本の古来からの言葉でいえばシラスこととなります。

 

人は知らないことを考えることはできませんが、知ったことはその瞬間から思考の一部となります。そしてそこから知恵が生まれたりします。なかなかいい知恵が浮かばないものでも多くの人が発想したことをもちよれば、そこから知恵が生まれる可能性も高くなります。

 

日本は江戸時代いわゆる鎖国政策を行っていて、海外への門戸開放は(表向き)出島だけでした。だから、情報は限られていたはずですが、そんな我が国内でナポレオンの生存中にナポレオンの伝記が何冊も出回り、多くの人が読みまくっていました。時は幕末に向かっている時代です。つまり幕末の志士たちはナポレオンの伝記を皆読んでいたのです。吉田松陰はその書籍を持っていましたし、佐久間象山に影響を与え、勝海舟や西郷隆盛も読んでいたといいます。こうした人達が読んだといえば、彼らを慕う志士たちがこぞって読んだことは明白です。そして後に明治政府の作った軍隊が、フランス式となるのはナポレオンの影響以外の何物でもないと思います。

 

そして幕末から明治、日本は鎖国の間に進んでしまった西欧文明を吸収しようと密航から始まる海外留学生や招聘した欧米教師たちから学びまくって今では驚異的に語られる明治の日本を作り上げていきました。それも知ること(学ぶこと)が成し遂げたことでした。

 

そして、今でも伝説的に語られる日露戦争は、情報戦の戦いであったことも今では知られるようになっています。

 

ところが、戦後の日本では知ることが遮断され、自虐史観を教えられ、戦後こそ本当の戦争が始まるという中では、負け続けの状態です。

 

 

昨日、有名人の訃報がありましたが、それを知った瞬間、えっ!と驚いたのですが、その後のメディアの報道には嫌な気分にさせられました。そしてまたしてもなの?と思ったのです。

 

言葉を変えても意味は変わりません。なぜこんな報道の仕方をするのか。

 

そして、今朝見たのは、もしかしたらジムで起きたということで事故ではないかということ。つまりまだはっきりしていない中、あれだけWHOで禁じられている報道を、子供の日に行っていたということ。この悲しいニュースの詳細はわかりませんが、メディアの意図はわかりすぎるほどわかりました。

 

そして、こんな日本のままではいけない、とあらためて考えています。

 

知ることは重要です。そして、その知ることは正しく知ることです。

 

我が国は正しく知ることができる国であってほしい。切にそう願っています。

 

 

 

 

 

 

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